劇団キンダースペース ワークショップ 2007
キンダースペース主宰 演出家 原田一樹が直接指導します! 好評のワークショップ
2007年度のワークショップはすべて終了しました
ご参加いただきました皆様、本当に有り難うございました。
2008年度は4月以降の開催を予定しております。
よろしくお願いいたします。


ワークショップポータルサイトDENに、キンダースペースワークショップの様子が紹介されました。

※連続参加のかおりさんのワークショップ日誌です。どうぞお読みください。


↓すべて終了しました。
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■連続ワークショップ2007■

 俳優が舞台に立つ時、演技というものを組み立てるとき、その根拠とすべき「何か」を、ドラマの中から探すワークショップです。
 戯曲を、そこに描かれているドラマの要素からいくつかに分類し、それぞれにおける成立の仕方、それぞれの場合の演技の方向、俳優としての立ち方を探ります。
 今年は、以下の三本のテーマを設定しました。
 テーマにそって分類した様々なジャンルの戯曲から、いくつかの場面を取出し、まず、そこに描かれているドラマの成り立ち方を読み解いて、台詞の裏側、行間、人物の関係性、作品に描かれている世界、作家の文体なども探りつつ、最終日には小さな発表までを行ないます。平行してキンダースペースの身体や発声のエクササイズを行ない、また様々な俳優訓練の方法も解説します。
 募集は各回ごと。基本的には一年以上の演技経験者を対象とします。これまでのキンダースペースの連続ワークショップ未参加の方も受講可能です。

一年以上の演技、演出、舞台経験者を対象

Vol.35 『劇的』をめぐって……(終了)
10月2日(火)・3日(水)→4日(木)・5日(金)・6日(土) ・9日(火)・10日(水)・12日(金)・13日(土) (8日間)

10月3日(水)は 4日の(木)に変更になります。ご了承ください。
 自分と他者、その関係、取り囲む状況と立ち向かうべき何か、舞台の上のドラマは、そのほかどれだけのものによって成立するのでしょうか? 俳優が生きる役の人生と、それが観客の想像の中に生み出すフィクションの世界。観客がそこに何を見ようとただ与えられた役回りを演ずるだけだ、というのはあまりに無策であり、俳優の演技自体も大きく勘違いしたものに成りかねません。ただ、役を演じるのではなく、演劇と言うものがもたらしている劇的なるもの、それ自体がどういうもので、どのように成立するのか、その原点に返りつつ、フィクションの構造について目を凝らし、耳を澄まし、一つの役を問い詰めていくことが重要です。しかし、これはそう困難なことではないはずです。なぜなら、今まで観客であったことの一度も無いパフォーマーは、いないはずですから。
時間:19:00〜22:00
費用:各回\21,000
定員:12名
Vol.33 『私』をめぐって……(終了)
5月29日(火)・30日(水)・6月1日(金)・2日(土)・5(火)・6日(水)・8日(金)・9日(土) (8日間)
 俳優が役というものの造形について、あるいはその人物の存在の根っこについて深めて行くと言うことは、「私」とはどのような存在であるのか、について考えていくことに他なりません。近現代文学は、多くの場合「不安」を主題としています。神の死後の存在の不安、組織や社会の中での個人の不安、思想や集団への追随の不安。死の不安、孤独への不安、無理解への不安。文学がこういった不安によって人間を描こうとする以上、俳優の仕事は、その様々な不安をいかにリアルに、ヴィヴィッドに生きるかということになるのです。俳優の存在感の根本は、個人がそこに存在するということにどれだけ懐疑的であるかに尽きるといっても過言ではありません。自分に分け入っていく行為と、役を捕らえていく行為を重ねつつ、いくつかの作品にあたっていきます。
Vol.34 『他者(ひと)』をめぐって……(終了)
7月24日(火)・25日(水)・27日(金)・28日(土)・31日(火)・8月1日(水)・3日(金)・4日(土) (8日間)
 また、一方で、私たちがこの世界に生まれ、世界というものを認識していくという行為は、自分以外の存在、つまり他者と出会っていくという行為に他なりません。俳優は自らの役をただその行為や意志をなぞることにおいて作るのではなく、戯曲の中に描かれた他者との関係において捕まえなくてはなりません。逆に言えば、この関係こそが「私」を規定するのです。ここで言う他者とは、もちろん他人だけではありません。実際に外部に存在してその人物の意識に上がるすべて、また、その人物のもつ欲望や目的、強迫観念や将来への意志も、他者としてその人物を作るのです。
 どのような関係のなかにその人物が居て、どのような働きかけのなかにその人物のドラマが成立しているか、役をとらえていくにあたってこれらをどれだけ広く深く捕まえ得るかに、その存在の深さもかかっています。
2007年度の連続ワークショップすべて(Vol.33〜35)にご参加の方は、参加費総額から5,000円割引きさせていただきます。

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申込み方法

■モノドラマワークショップ■

※募集終了しました。

 キンダースペースでは、劇団員・ワークユニットメンバー全員が一本以上のモノドラマの演目を持っています。モノドラマは、近代日本の小説を俳優が一人で語り、空間にその小説世界を造形するもので、ここで求められるのは、会話の部分の演技ももちろんですが、自分の身体を空間の中にどう置いて観客にフィクションの世界を感得してもらうか、何も無い空間にどう時代や場の色を付与するか、そして全てのドラマを一人で造形するセンスと能力です。しかしこれは、モノドラマを演ずる場合にだけ求められることではなく、演劇と言うものとの密なかかわりを通して、俳優のあり方そのものを問い返すことであり、むしろいわゆる役を演ずる時に必要な感性を広く検証することに他なりません。
 モノドラマワークショップは、初めての試みですが、テキストはあまり長くないものを用意し、とにかくモノドラマの空間とそこにフィクションを造形する感覚を経験してもらおうと考えています。ある程度の舞台経験者を想定しています。一人芝居や朗読の経験は問いませんが、もちろん経験者の参加も歓迎します。

8月30日(木)・9月1日(土)・3日(月)・6日(木)・8日(土)・10日(月)・13日(木)・15日(土)
時間/19:00〜22:00 
費用/\21,000 
定員/8名

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申込み方法

■からだとせりふのベーシックワークショップ2007■

(終了)

「からだ」というのは、演劇的な言い方をした場合、単純に身体という意味ではありません。一つの空間、つまり舞台のどこにどういう風にいるのか、その時に空間とどのような関係が生まれ、そこにいるということがどんな意味を持つのか。この関係は、空間ばかりでなく、相手役とも生まれます。そしてまた、心の動きや、それによる状態の変化こそが「からだ」と呼ばれるものなのです。従って、俳優に先ず大事なことは、せりふを覚える暗記力や朗々と語る美しい声よりも(勿論それはそれで大事ですが)この「からだ」を使って演技をすることです。まず、様々な感覚を呼び起こし、確かめ、楽しむことからはじめましょう。未経験者を歓迎しますが、もう一度、演技をするということのベーシックな感覚を呼び起こしたい経験者も歓迎します。中学生、高校生、主婦、会社員、シニアの方、年齢性別を問いません。お気軽にお問い合わせの上、ご参加ください。

演劇未経験者大歓迎

8月13日(月)・14日(火)・15日(水)・17日(金)・18日(土)・19日(日)
時間/14:00〜16:30 
費用/一般\9,000 中学生・高校生\5,000 
定員12名


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これまでのワークショップ

申込み方法

申し込み方法
希望するワークショップを明記の上、メールでお送りください。お問い合わせも受付けます。

郵便番号・住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢・性別・職業・所属・
演劇経験年数 (なし  1年未満  1年以上)

実施会場:劇団キンダースペースアトリエ
    &栫@048-255-4342
    〒332-0021 川口市西川口1-23-3 マンションヒルマ1F
申し込み・問い合わせ:劇団キンダースペースオフィス
    掾@048-252-0551

※申し込み用紙も用意してございます。御請求ください。
※定員になり次第締め切ります。お早めに御応募ください。
※ワークショップに関して劇団の事情によりやむをえず日程が変更になる場合がありますのでご了承ください。その場合応募者には早めに御連絡いたします。



これまでのワークショップ

1995
演技における「関係」のワークショップ Vol.1〜3

1997
連続ワークショップ
Vol.1「舞台での会話。戯曲におけるセリフの役割と俳優の方法。」
4/16〜5/4
Vol.2「演技のおける動き。動くということ、止まるということ、内側からのアプローチ。」
6/21〜7/16
Vol.3「関係とセリフ。役において関係をとり結ぶ、深化させる。」
10/1〜25
Vol.4「モノローグ。モノローグという会話。個と世界との関係。」
11/5〜29

1998
連続ワークショップ
Vol.5「恋する」4/4〜22
Vol.6「家族」7/14〜28
Vol.7「殺意」11/11〜22
Vol.8「狂う」1999年1/13〜30

ベーシックワークショップ1998春 3/25〜4/2
ベーシックワークショップ1998秋 7/30〜8/6
スタンダードワークショップ1998春 3/25〜4/2
スタンダードワークショップ1998秋 7/30〜8/6

1999
連続ワークショップ
Vol.9「信ずる」4/11〜24
Vol.10「騙る(かたる=だます)6/12〜30
Vol.11「世界」11/11〜23
Vol.12「恋する」2000年1/9〜22

ベーシックワークショップ1999春 4/25〜5/3
ベーシックワークショップ1999秋 7/25〜8/8
スタンダードワークショップ1999春 4/25〜5/3
スタンダードワークショップ1999秋 7/25〜8/8

2000
連続ワークショップ
Vol.13「現代」6/17〜30
Vol.14「記憶」11/11〜23

週末ワークショップ「えんげきのかのうせい」1 4/21〜23
週末ワークショップ「えんげきのかのうせい」2 5/26〜28

ドラマメーキングワークショップ 8/12〜27

高校生のための「身体と台詞のワークショップ」7/26〜8/3
40才以上の女性のための「身体と台詞のワークショップ」5/16〜25
演劇を楽しみたい人のための「身体と台詞のワークショップ」氈@12/1〜10
演劇を楽しみたい人のための「身体と台詞のワークショップ」2 2/17〜25

2001
連続ワークショップ
Vol.15「不在」4/18〜29               
Vol.16「変身」11/14〜25                           
Vol.17「賭ける」2002年2/13〜24 

ドラマメーキングワークショップ 8/11セミナー 8/17〜9/2
「からだ」と「せりふ」のベーシックワークショップ 夏 8/18〜9/2 
「からだ」と「せりふ」のベーシックワークショップ 春 2002年3/1〜10  

2002
連続ワークショップ
Vol.18「向こうへ」6/15〜27
Vol.19「自分へ」7/19〜31
Vol.20「関わりへ」2003年1/11〜23

からだとせりふのベーシックワークショップ 夏 8/10〜25
8/10(土) 11(日) 17(土) 18(日) 24(土) 25(日)
からだとせりふのベーシックワークショップ 秋 10/25〜11/3

2003
Vol.21「ひと」6/4〜14
Vol.22「モノ」9/15〜25
Vol.23「力」2004年2/20〜3/3

からだとせりふのベーシックワークショップ 8/25〜31

2004
連続ワークショップ
Vol.24「私へ」5/28〜6/7
Vol.25「彼方へ」9/29〜10/10
Vol.26「他者へ」11/15〜28

からだとせりふのベーシックワークショップ 8/23〜29

2005
連続ワークショップ
Vol.27「メロドラマの向こう側」5/6〜18
Vol.28「ギャンブルの向こう側」9/6〜17
Vol.29「夢の向こう側」11/29〜12/10

からだとせりふのベーシックワークショップ 8/15〜21
特別セミナー『演劇という考え方』 Vol.1 5/14 Vol.2 9/10

2006
連続ワークショップ
Vol.30 「危険な関係」7/1〜22
Vol.31 「秘密と嘘」9/5〜16
Vol.32 「世界の中心で……」11/28〜12/9

からだとせりふのベーシックワークショップ 8/14〜20