※連続参加のかおりさんのワークショップ日誌です。どうぞお読みください。
↓すべて終了しました。
連続ワークショップ |モノドラマワークショップ
| からだとせりふのベーシックワークショップ| これまでのワークショップ
俳優が舞台に立つ時、演技というものを組み立てるとき、その根拠とすべき「何か」を、ドラマの中から探すワークショップです。 一年以上の演技、演出、舞台経験者を対象 |
Vol.35 『劇的』をめぐって……(終了) 10月2日(火)・3日(水)→4日(木)・5日(金)・6日(土) ・9日(火)・10日(水)・12日(金)・13日(土) (8日間) 10月3日(水)は 4日の(木)に変更になります。ご了承ください。 |
自分と他者、その関係、取り囲む状況と立ち向かうべき何か、舞台の上のドラマは、そのほかどれだけのものによって成立するのでしょうか? 俳優が生きる役の人生と、それが観客の想像の中に生み出すフィクションの世界。観客がそこに何を見ようとただ与えられた役回りを演ずるだけだ、というのはあまりに無策であり、俳優の演技自体も大きく勘違いしたものに成りかねません。ただ、役を演じるのではなく、演劇と言うものがもたらしている劇的なるもの、それ自体がどういうもので、どのように成立するのか、その原点に返りつつ、フィクションの構造について目を凝らし、耳を澄まし、一つの役を問い詰めていくことが重要です。しかし、これはそう困難なことではないはずです。なぜなら、今まで観客であったことの一度も無いパフォーマーは、いないはずですから。 |
時間:19:00〜22:00 費用:各回\21,000 定員:12名 |
Vol.33 『私』をめぐって……(終了) 5月29日(火)・30日(水)・6月1日(金)・2日(土)・5(火)・6日(水)・8日(金)・9日(土) (8日間) |
俳優が役というものの造形について、あるいはその人物の存在の根っこについて深めて行くと言うことは、「私」とはどのような存在であるのか、について考えていくことに他なりません。近現代文学は、多くの場合「不安」を主題としています。神の死後の存在の不安、組織や社会の中での個人の不安、思想や集団への追随の不安。死の不安、孤独への不安、無理解への不安。文学がこういった不安によって人間を描こうとする以上、俳優の仕事は、その様々な不安をいかにリアルに、ヴィヴィッドに生きるかということになるのです。俳優の存在感の根本は、個人がそこに存在するということにどれだけ懐疑的であるかに尽きるといっても過言ではありません。自分に分け入っていく行為と、役を捕らえていく行為を重ねつつ、いくつかの作品にあたっていきます。 |
Vol.34 『他者(ひと)』をめぐって……(終了) 7月24日(火)・25日(水)・27日(金)・28日(土)・31日(火)・8月1日(水)・3日(金)・4日(土) (8日間) |
また、一方で、私たちがこの世界に生まれ、世界というものを認識していくという行為は、自分以外の存在、つまり他者と出会っていくという行為に他なりません。俳優は自らの役をただその行為や意志をなぞることにおいて作るのではなく、戯曲の中に描かれた他者との関係において捕まえなくてはなりません。逆に言えば、この関係こそが「私」を規定するのです。ここで言う他者とは、もちろん他人だけではありません。実際に外部に存在してその人物の意識に上がるすべて、また、その人物のもつ欲望や目的、強迫観念や将来への意志も、他者としてその人物を作るのです。 どのような関係のなかにその人物が居て、どのような働きかけのなかにその人物のドラマが成立しているか、役をとらえていくにあたってこれらをどれだけ広く深く捕まえ得るかに、その存在の深さもかかっています。 |
2007年度の連続ワークショップすべて(Vol.33〜35)にご参加の方は、参加費総額から5,000円割引きさせていただきます。 |
申込み方法 |
キンダースペースでは、劇団員・ワークユニットメンバー全員が一本以上のモノドラマの演目を持っています。モノドラマは、近代日本の小説を俳優が一人で語り、空間にその小説世界を造形するもので、ここで求められるのは、会話の部分の演技ももちろんですが、自分の身体を空間の中にどう置いて観客にフィクションの世界を感得してもらうか、何も無い空間にどう時代や場の色を付与するか、そして全てのドラマを一人で造形するセンスと能力です。しかしこれは、モノドラマを演ずる場合にだけ求められることではなく、演劇と言うものとの密なかかわりを通して、俳優のあり方そのものを問い返すことであり、むしろいわゆる役を演ずる時に必要な感性を広く検証することに他なりません。 |
申込み方法 |
演劇未経験者大歓迎 8月13日(月)・14日(火)・15日(水)・17日(金)・18日(土)・19日(日) |
申し込み方法 郵便番号・住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢・性別・職業・所属・ 実施会場:劇団キンダースペースアトリエ ※申し込み用紙も用意してございます。御請求ください。 |
1995 1997 1998 ベーシックワークショップ1998春 3/25〜4/2 1999 ベーシックワークショップ1999春 4/25〜5/3 2000 週末ワークショップ「えんげきのかのうせい」1 4/21〜23 ドラマメーキングワークショップ 8/12〜27 高校生のための「身体と台詞のワークショップ」7/26〜8/3 2001 ドラマメーキングワークショップ 8/11セミナー 8/17〜9/2 2002 2003 からだとせりふのベーシックワークショップ 8/25〜31 2004 からだとせりふのベーシックワークショップ 8/23〜29 2005 からだとせりふのベーシックワークショップ 8/15〜21 2006 からだとせりふのベーシックワークショップ 8/14〜20 |