劇団キンダースペース ワークショップ 2005
1年以上の演劇経験者対象 
キンダースペース主宰 演出家 原田一樹が直接指導します! 好評のワークショップ

連続ワークショップ | からだとせりふのベーシックワークショップ | 特別セミナー『演劇という考え方』

ワークショップポータルサイトDENに、キンダースペースワークショップの様子が紹介されました。
是非御覧ください。

■連続ワークショップ2005■

 俳優が舞台で表現すべき「何か」をドラマの中から探すワークショップです。
 戯曲をそこに描かれている物語の側面からいくつかに分類し、それぞれにおけるドラマの成立の仕方、実際の舞台における演技の組立の方向、俳優としての立ち方を探ります。
 九年目の今年は、以下の三本のテーマを設定しました。
 テーマにそって分類した様々なジャンルの戯曲から、いくつかの場面を取出し、まず、そこに描かれているドラマの成り立ち方を読み解いて、台詞の裏側、行間、人物の関係性、作者の世界観なども探りつつ、最終日には舞台に立っての小さな発表までを行ないます。
 平行してキンダースペースの独自な身体や発声のエクササイズを行ない、また様々な俳優訓練の基礎的なメソッド等も紹介します。
 募集は各回ごと。基本的には一年以上の演技、舞台経験者を対象とします。これまでのキンダースペースの連続ワークショップに未参加の方も受講可能です。

一年以上の演技、演出、舞台経験者を対象

Vol.27 『メロドラマの向こう側』
5/6(金) 7(土) 10(火) 11(水) 13(金) 14(土) 17(火) 18(水)  
(8日間)
 およそ物語というものが人々の間に生まれて以来、メロドラマというもの、あるいはメロドラマ的な要素はフィクションの世界の中で大きな割合を占めてきました。そもそもメロドラマというものはどう言ったもので、その何が大衆迎合とのそしりを受けるのでしょうか? あるいは逆に、非常に受け入れられ易いのだとすればそれはなぜでしょうか? すれ違いがメロドラマの本流であるならば、例えば男と女の間ばかりでなく、人間と歴史、あるいは個と世界の間のすれ違いのメロドラマというものは可能なのでしょうか? いずれにせよ、フィクションはこのずれとすれ違いをドラマチックに仕立て上げるものです。では俳優には、このずれとすれ違いをどう読み解き、一つの人格の内面において、あるいは他者との関係において身体化して、観客の心を動かすことを求められているのでしょうか? その方法を探ります。
Vol.28 『ギャンブルの向こう側』
9/6(火) 7(水) 9(金) 10(土) 13(火) 14(水) 16(金) 17(土)  
(8日間)
 一説によれば、ギャンブルの面白さは負けることの面白さだそうです。確かに必ず勝つことが保障されているギャンブルはギャンブルとは呼べず、誰もそれをしないでしょうが、負け続け、一度も勝ったことがないのにギャンブルを止められない人間は後を絶たないような気がします。つまり「明日は勝つ」ではなく「明日は勝つかもしれない」が、ギャンブルの魅力なのです。従って舞台の上でのギャンブルは、その勝ち負けはすでに書かれてしまっているのにもかかわらず、ギャンブルとしての面白さを生かすことが可能となるわけです。これは要するに舞台の一回性、ライブということの分析なのですが、これこそが、リアリズム演劇において俳優がその身体を持って立ち向かうべき、大きな課題であることは間違いがありません。俳優はどれほど新鮮でいられるか、その方法を探ります。
Vol.29 『夢の向こう側』
11/29(火) 30(水) 12/2(金) 3(土) 6(火) 7(水) 9(金) 10(土)  
(8日間)
 ここではないどこかに本当の何かが存在する、という考えや、ここではないどこかに向かうのだという意志は、戯曲に限らず多くの物語のモチーフとなっています。人は多くの夢というものを抱え、また新たな夢を次々と必要とする生きものであるが故に、こういった考え方とそれによる行動が、観客に、創られた人物への同化を引き起こすのです。
 舞台の上で「ここではないどこか」は、どのように立ち現われるのでしょうか。一つの物語が劇的であるかどうかは、この立ち現われ方の切実さにかかっています。そしていうまでもなく、この切実さを作り上げる半分以上は俳優の仕事であり、観客は舞台で演じられた役を通し、また、夢の側から見て、人間というものの存在の危うさを知るのです。夢、あるいは、幻想を必要とする人間の不安と危うさをどう繊細に生きるか、逆説的ながら、俳優の魅力というものは、ここにかかっているのです。
時間:19:00〜22:00
費用:各回\21,000
定員:12名

連続ワークショップ | からだとせりふのベーシックワークショップ | 特別セミナー『演劇という考え方』

■からだとせりふのベーシックワークショップ2005■

 「からだ」というのは、演劇的な言い方をした場合、単純に「肉体」という意味ではありません。心の動き、空間や誰か他人との関係がどのように「動くこと」や「静止すること」に結びついているかという感覚も含んだ「身体」のことです。
 こういう関係を意識して人にみられる場所(舞台)に立つためには、まず自分のからだのメカニズムを知ったうえで、動いたり、演じたり、表現をしたりすることが必要です。 その感覚を知ることは、同時にその楽しさを知ることでもあります。鍛える必要はありません、まず感じることから始め、様々なルールによるゲーム等を通して戯曲と戯曲以外の「演劇」を楽しむことから始めましょう。
 中学生、高校生、会社員、主婦の方等、年令経験を問わずお気軽にご参加ください。もちろん未経験者に限定したワークショップではありません。演劇というものをもう一度感じ直したい方も歓迎します。

8/15(月) 16(火) 17(水) 19(金) 20(土) 21(日)
時間/14:00〜16:30 
費用/一般\9,000 中学生・高校生\5,000 
定員12名

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■2005特別セミナー 『演劇という考え方』■

 演劇とはどういう芸術なのか? 演劇はなぜ面白いのか? 面白くない演劇は何が問題か? 演劇はいつ生まれ、どう育ったのか? リアルとは何か? 
 富山県や石川県をはじめとする中部六県高校演劇部所属生徒対象のセミナー・ワークショップ、静岡文化芸術大学の集中講座などを行なっている演出家原田一樹を講師とし、歌謡曲やファインアート、絵画映画文学などとの比較も含め、演劇について多角的に語り、また話し合うセミナーです。
 これまでに、連続ワークショップ、ベーシックワークショップ、ワークユニット等に一度でも参加された方、また2005年度ワークショップに参加希望される方のみ対象。
1回3時間・全2回 

日時/
Vol.1 5/14(土)  Vol.2 9/10(土) 
時間/15:00〜18:00 
費用/\800円
定員20名

申し込み方法
希望するワークショップを明記の上、メールでお送りください。

郵便番号・住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢・性別・職業・所属・
演劇経験年数 (なし  1年未満  1年以上)
post@kinder-space.com
メールでのお問い合わせも受付けます。

実施会場:劇団キンダースペースアトリエ
    &栫@048-255-4342
    〒332-0021 川口市西川口1-23-3 マンションヒルマ1F
申し込み・問い合わせ:劇団キンダースペースオフィス
    掾@048-252-0551
    申し込み用紙も用意してございます。御請求ください。
※ワークショップに関して劇団の事情によりやむをえず日程が変更になる場合がありますのでご了承ください。その場合応募者には早めに御連絡いたします。