WS稽古場日誌1日目

出張帰りで、そのままキンダーの稽古場へ。
WSがまた始まりました。今回は『モノドラマ ワークショップ』。キンダーにとっても初めての試みです。
『モノドラマ』とは、キンダースペースがオリジナルで展開しているステージで、日本の近代小説を題材とし、一人の俳優が語り手となり、主人公となり、またその他全ての人物となり、小説の世界を立ち上げるもの。
以前から、是非『モノドラマ』のワークショップをと、お願いしていて今回実現しました。

今回、参加者はリピーター6名、初参加3名。候補作品3本をいくつかのパートに分けてやっていきます。
身体、空間、言葉...これらをどう使って、目に見えない世界を立ち上げるか。楽しみな時間がスタートです。
※出張帰りのため、ミスラ君ち(?)での初日打ち上げに参加できずに残念!


WS稽古場日誌2日目

いやぁ、9月になったら涼しい〜!なんだかビックリだよね。あの暑さはなんだったんだ?
モノドラマWSは2日目。

まずはまーちゃん。いや、いきなりだから戸惑うよね。キョロキョロしてた。
今までのWSは相手役があったからなぁ。
ひとりで語る内容の対象を決めて...大変だけどモノドラマは勉強になるね。

続いて初参加のたっちゃん。
日ナレの養成所の生徒さん。
動きとセリフをずらすようアドバイスがありました。

続いての作品は、まずぶうちゃんから。
1ブロック目は、セリフかなり入っている。いつものWSよりも、やりやすそうだし
楽しそうだね。ひとりというのは大変だけど、やりやすいのかな。

続いて初参加の高くん。
スターダス21の養成所の生徒さん。
太くて響くいい声してるね。初日には1本全部やりたいです!って言ってたけれど、セリフ
覚えるのも大変だよね。モノドラマは相手役がいないから相手からもらったりできないから
なぁ。

そして初参加のやよいちゃん。
セリフがハッキリしていて気持ちがよい。
この作品は主人公のほか、登場人物が多いから大変だよね。

3つめの作品は、まず私から。
なんとなくだけど、自分のやってみたい動きがあって、きっとキンダーでやってきた動き
と違うので、もうちょっと整理しなくちゃなぁ。

続いてちいちゃん。
もともと明治座の養成所だから、こういう和モノは好きそうだなぁ。
言葉にもっと力を持つようアドバイスがありました。

最後はアジちゃん。
高くんと同じくスターダス21の養成所の生徒さん。以前、1度WSでご一緒しました。
セリフの言葉が詰まってしまうというアドバイスを受けました。

今回のモノドラマで、語る役者ではなく、見えない相手だったり、見えない対象(船とか桜とか。。)が
聴いている人に見えたり、注目させたりできたらいいなぁ


WS稽古場日誌3日目

モノドラマWSは3日目は、演出家が不在のため自主稽古。
稽古へ入るために、軽く体操・発声や体を使うエクササイズやゲームを行う。
『21』と言うゲームがある。みんなで輪になって座り、ランダムに、打ち合わせ
なしに、1から数字を言っていく。昨日は12人くらいでやったのだが、『20』
までしかいかなかった....みんなでつくる空気を読むという訓練。最終日
までには『21』まで行きたいなぁ。

さて自主稽古のため、自分がやる作品以外のことは不明。しかも私と同じ作品
のちぃちゃんとアジちゃんがお休みだったため、ひとり稽古。
同じ作品をキンダーで上演したときのコギちゃんとオオクワちゃんが付き合って
くれた。
まだ動きが整理できていないのだけど、立ち上がるときのアドバイスをもらった。
作品としては最後までやりたいけれど、いやぁ、セリフを入れるのが大変じゃ〜!


WS稽古場日誌4日目

台風の中、WSは行われました。夕方、台風が来るので各自判断してくださいと
メールをいただきました。9名中7名参加。肉体訓練をカットして早めのスタート。

アジちゃんは、動きやアクセントのアドバイスをもらいました。
ちいちゃんは、もっと自信をもって大きな声で。出方についてもアドバイスを
もらいました。

続いて私。うーん、キンダーオリジナルと違う動きに果敢に挑戦しているの
だけど...なかなか時間がなく、動きを自分で稽古していないため、どうも
動きが整理できていない。作品の内容的に、あんまりウロウロ動かずに、集中
した舞台にした方がよいというアドバイスを受けました。頑張ります!
しかし、いつもに比べてセリフの定着率がめちゃ悪い。やはり相手役がいない
ことの影響の大きさに自分でもびっくりじゃ。

高ちゃんは、頭のブロックはセリフが入っている。動きが多いシーンだけど
一発で動きを決めるようアドバイスがありました。

まあちゃんは、かなりセリフが、しかも完璧に入っている。スゴイ!
動きや、ところどころセリフをしっかり立てるというアドバイスがありました。
アッチャンは、動きやセリフが暗くならないようアドバイスがありました。
でも以前参加したときに比べると向上してるなぁ。
たっちゃんは、冒頭のシーンではなく、後半に挑戦。でも、面白いシーンなの
で、台本離してできるようになったら楽しいかも。


WS稽古場日誌5日目

キャー、ついに折り返しだ。

テキストに入る前、発声練習の後、オオクワちゃんから鈴木メソッドの伝授。
2人組で離れて立ち、歩いて近づき、目の前で一旦止まって、そこからクロスしていく。
相手の距離が近いときと遠いときとで、感じるものが違う。
そうしたことをモノドラマに生かすという目的だ。実際にやってみると面白いよね。

今日は演出家がお休みだったので、ひととおり演じて、その後、自主稽古。
まず1作品目。
タカちゃんも、セリフが安定してきたね。面白い役なので、いろんな色が出てくると楽しいね。
壁に参ったなんてところは、壁に向かって言ったら面白いなぁ。
ぶうちゃんも、やはりセリフがよく入ってる。ぶうちゃんの「えへへ」は、笑える。なんとも楽しく
てよいなぁ。

2作品目。
私は一応動きを整理してやってみた。自主稽古のときにアドバイスを受けたので、動きや
セリフの語尾を注意して次回はやってみよう。
ちいちゃんは、台本を離すのに抵抗している。ほんとはセリフはだいたい入ってるんだけど
心配なんだよね。でも絶対、離した方がよい。
アジちゃんも、かなり頑張ってセリフを入れてる。だけど、ちょっと力が入ってるかなぁ。
セリフ思い出すので精一杯だよね。よくわかる。

そして3作品目。
あっちゃんは、さすが、長いセリフを覚えるのは得意だね。演じていくのはこれからだけど、
やはり一旦セリフが入ると、その後、自由になるからいいなぁ。
まあちゃんも、セリフが入ったねぇ。楽屋で、相手役がいないときの方がセリフが入ることに
ついてちょっと話したけれど、セリフを覚えるにもいろいろタイプがあるんだね。
たっちゃんは、台本は離せなかったけれど、面白いシーンを選んでる。頑張って台本離せ
るといいね。

やよいちゃんはどうしたんだろう...今日もお休みだった。


WS稽古場日誌6日目

なかなか自主稽古(自分での稽古)の時間がないまま、WS当日になってしまい
ます...

今日はまず、ぶうちゃんから。
ぶうちゃんは、始める前に演出家に台本の脚色部分を渡していました。
なんと、自分で脚色して、最後のシーンに繋げていました。スゴイ!!
さすが追い込みじゃ!(↓)ぶうちゃんも忙しいのは同じなのに、素晴らしい!
恵子ちゃん、いや稽古の成果が出てましたね。
ただ動きをやりすぎないようにとアドバイスを受けました。モノドラマは
観客に想像させることが大事。説明的な動きはマイナスと。
タカちゃんも、かなりセリフがこなれてきた感じ。作品の持つ、文体を生かした
読み方のアドバイスを受けました。

続いて2作品目。
まずは私から。
最初、ちょっと力が入りすぎ。硬い感じでひと色になってしまった。
リトライしたが、今度はまた別の色でベタっとなってしまいました。
う〜ん...
実際の演目にしようとすると、物語の期待感とか、組み立てとか、リズムや
色を変える..いや、変えると言うより目線を変化させることで、結果、変化
させるというようなことが大事になってくる。台本が書き込みでグチャグチャ
なのでコピー取って整理しなくちゃ。
続いてちいちゃん。
彼女はガンコに台本を離さない。でもほとんど入ってるのにね。
言葉にもっと力を持たせるようアドバイスがありました。
次はアジちゃん。
彼女も頑張ってセリフを覚えているのだけど、後半、かなりオリジナル台本(?)
ウケてました。。。視線の処理をどうするかというアドバイスを受けました。

3作品目。
まずはアッちゃん。暗くならないようにとのアドバイスがありました。
ミスラ君の家を訪れるワクワク感を大事にするといいね。でも、セリフの部分
が以前に比べ、ビックリするほど上達してる。モノドラマでなく、相手役がいて
も同じようにできるといいね。
最後はまあちゃん。アッちゃんと2人、出だしのツカミを大事にとアドバイスが
ありました。そして、もっと攻める(お客さんに期待させる)物言いについても
アドバイスを受けました。

キャー!あと2回。最後は発表会だから、実質、あと1回。あちゃーーーー
次回は途中から行けるところまでやろう。頭からやると、なかなか進まん。


WS稽古場日誌7日目

いよいよモノドラマWSも7日目。次回は最終発表。ひょえっ〜!

1作品目。
トップバッターはまあちゃん。
動きとセリフを一緒にしないこと、また空間の中でキュっと集中させる場所
を作ってメリハリをつけるようアドバイスがありました。
続いてたっちゃん。
バタバタと動かないようアドバイスがありました。動きを客に想像させる..
モノドラマのポイントなんだなぁ。私も、つい動きをやっちゃうけどね。

2作品目。
ちいちゃん。
お守りのように台本を手にしてるけど、見てはいなかったよね。
動きを段取りにしないようアドバイスがありました。
でもセリフも入って、もうちょっといろいろ楽しめるといいね。
次はアジちゃん。
セリフを言い切らないよう、語尾を大切にするようアドバイスがありました。
続いて私。
今日は後半やらせてもらいました。地の文をひと色にしないようにとアドバイス
がありました。セリフをもっと自分にぶつけるように。
喜助の弟への思いとかを感じて出せたらいいなぁ。

3作品目。
まずタカちゃん。
かなりこなれて来て、逆に慣れすぎちゃダメというアドバイス。難しいよねぇ。
セリフが入ってくると慣れちゃうんだよね。そして「武士は食わねど」という
精神がベースであるというアドバイスがありました。
そしてぶうちゃん。
いよっ!って声をかけたくなる。しっかり男物の着物を着ての登場です。
冒頭はセリフが離れていて面白かったね。内面を演じないようアドバイスが
ありました。

いよいよ土曜日がラストです。時間はないが頑張りましょう!


WS稽古場日誌8日目

いよいよ最終日。たまたまWSの前にアトリエで照明のワークショップが行われ
た関係で、我々の発表は照明付きとなった。(WSの発表で初めてでしたね)

1作品目。
トップバッターはまあちゃん。
始める前はかなりテンぱってたけれど、始まったら、落ち着いてできましたね。
次はあっちゃん。
かなり明るくなったし、かなりセリフも入って、前半の最後まで行きましたね。
スゴイなぁ。
打ち上げでは、WSを受ける上での目標といったことで演出家と話しましたが
やることはどんどん増えていくし、乗り越えたら終わりというものでもないし..だから楽しいんだけどね。
続いてたっちゃん。
初めてのステージだそうで、かなり緊張したと言ってました。
表情とかで説明しないようアドバイスがありました。

2作品目。
ちいちゃん。
お守りの台本を初めて離しましたね。やったー!!
精神面を強くするようアドバイスがありました。もっとできるよって。
次はアジちゃん。
かなり今までのアドバイスを参考に頑張ってた。
まあマキを割ったような性格がでるんだね。
続いて私。
どうも明かりが点くと、板付きでしかも背中向けで始めるのは大変だなぁ。
前回アドバイスをもらった、庄兵衛から喜助に移動して変わるところは無難な
線だったと。やはり弟への想いについては難しいなぁ..
打ち上げで保ちゃんからは、なんで後ろ向きで始めたのかと質問があった。
あっと言う間に横向いてしまうので、なんの意味があったのかと。
まあ、舟を眺めているところから始めて、それが効果的に繋がればいいなと
思ったのだけど、なかなか..

3作品目。
まずタカちゃん。
かなり昨日のアドバイスを頑張って工夫していたかな。
演出家が教えている養成所の生徒さんだったことから、もっと頑張ってと
言われてました。
そしてぶうちゃん。
演出家からは冒頭5行はヨカッタと..いや、セリフが離れていて、面白い入り
でしたね。それが最後まで続くといいんだけどね。

初めてのモノドラマ・ワークショップ。
いやぁ、いつもと違う部分で手こずったけれど、面白かった。
また参加者のみんなの頑張りや上達がわかって、楽しかったです。
ありがとうございました。