WS稽古場日誌1日目

先日のモノドラマWSに続き、今度は連続WS。今回のテーマは「愛という不条理」。
テーマだけ見ても、いかにも重そうだ。
今回の参加者は8名。
リピータは5人。私と初日お休みのまーちゃん、ニッシーにななこちゃん。そして
久々のミヤジ。
初参加は、保育士さんのマリコちゃん、青年劇場のみっちゃん、そして大阪から
出張のために東京へ来ているというマサコさん。

今回は後半3回が夏休みのため参加できない。5回しかないので、なにができる
かなぁ。。。

昨日の演出家の話で、役者がどれだけ客観的になれるか、演技はりアクションで
あり、なにかが言わせている、なにかがやらせてるという感覚をどう持てるか。
見えないものに、どれだけ意識的になれるか。
いつものことではあるけれど、あと4回、もがいてみるか。

WS稽古場日誌2日目

先週土曜日がWS第2日目。ちょっと稽古場日誌が出遅れました。。。
この日は、みんなが第一希望の作品を選んで、ホンを持ちながら、立って当たる
ことをしました。
今回はいつもの稽古場日誌と変えて、演出家の言葉を集めてみようと思います。

VIVIDに動くように
 ・・台本にセリフが書かれてるからねぇ。次がわかっちゃってるからVIVID
   一瞬一瞬を生きるというのが難しいのだけれど、そこが大事なんだよね。

*セリフに向かわない
 ・・台本に書かれているセリフが、どういう感情で言ってるのかとアプローチ
   してしまいがちだが、セリフにあわせず、感情とギャップのある方が
   見ている方が想像できる。う〜ん、難し。

*どれだけ追体験できるか
  ・・役の人生は、時として壮絶で、実体験できないことも多い。それを
    いかに役者の想像力で追体験できるか。演技しないことが大切。
    想像力を豊かにしないとダメだわね。

*なにに立ち向かっているのか
  ・・・人物が長セリフを言うとき、それは何故、言うのか。
     その人の人生とか、立ち向かっているものがなにか。

ちなみに、参加者8名(この日は7名)なので、ひとりあたり15分目安なの
だけれども、この日はテキスト�の�は45分かかりました。きっと演出家の
思い入れが大きい作品なのね。読むだけでも15分かかるのでちょっと長いな。

WS稽古場日誌3日目

今日は前回の希望テキストを変えた人も多かったなぁ。私もいつも時間があれば
いろいろやってみたくなるけど、今回は5回しか参加できないので1本勝負。
今日の稽古場日誌も、演出家のダメ出し特集。
まあ基本的にはみな同じだからね。

*苦悩とかを演ずるのではなく、何に立ち向かっているのか、それを越えた
 ものを見せる
  ・・・なかなかねぇ、短い期間で、しかも切り出した台本の一部で表す
     ことは厳しいのだけれど、まあ、挑戦ということで頑張るわ。

*セリフの効果
  ・・・過去を振り返るようなセリフであっても、単に思い出す言い方では
     なく、物語の構成上、どういう位置づけのセリフであるのか。相手
     に対し、どういう効果があるのかを考える。
     やはり、ちょっとセリフを抜くというか、離れるってことだよね。
     難しい。

*結果をやらない
  ・・・これもよく演出家に言われることだが、結果を演じない。
     一瞬一瞬を生きる、VIVIDに反応するということなんだけど、これまた
     わかっちゃいるけど、難しい。2日目のNG同じで、つい感情に行って
     しまうからね。

今日の最後は、「役の核」という話でした。作家はセリフを書くのではなく、登場
人物の核を決めて創作する。観客はセリフを聞いているのではなく、その人物の
核を見ようとしている。
役者は台本に書かれたセリフから、その役の核を探そうとする。ここには役者の
想像力が必要だし、それが存在感につながる。
後2回、核探しを頑張るわ。

WS稽古場日誌4日目

今日は自主稽古。
でも、私が最終日の前日だったため、特別に見てもらいました。(感謝)
やはり、ダメ出しは同じ。
18年間の苦悩の日々を乗り越えた人物の人生、その深さ、存在感。。。
「役の核」を探るようアドバイスがありました。
キャー、短期間では超難しい。(いや、時間があっても難しいんだけどね)

自主稽古では、今回、初めて組むマイマイと、こうやってみようか、ああして
みようなど、いろいろトライしてみました。
相手に響かせるためにどうしたらいいか、短時間ではありましたが、なかなか
面白かった。
でも、重厚なシーンだし、あんまり繰り返していると、どっと疲れが。。。
泣いても笑っても、金曜日、次回が私は最後です。

※自主稽古は、稽古場を4、5チームが分割して使います。
 今回、ニッシーの役が割りに爆発するところが多いので、声がデカ!
 隣だったので、ちょいとうるさい。まあ、自分が爆発の役のときは、メチャ
 デカなんですけどね。

WS稽古場日誌5日目

今日のダメ出し。

*絶望感を演じない
  ・・絶望を演じることではなく、ギリギリまで望みを探すこと。
    砂漠で必死に1滴の水を求める姿、それが絶望感に見える。

  こうしたダメ出しのたびに、子供を演じるとき、子供っぽくやろうとする
  のではなく、大人びようとすることで子供らしさがでるというダメ出しを
  思い出します。
  逆のこと、悲しければ明るくしようとする、絶望すれば望みをみつけよう
  とする。。。

*具体性を持つ
  ・・内面に降りる、どれだけ深いところで反応できるか。
    感情でやりがちだけど、もっと自分に近いところで具体性を持てるか。
    リアリティが大事。

*アクションでなくリアクションが大事
  ・・つい感情に乗せてやってしまいがちだけど、大事なのは反応。

*できないことが大事
  ・・無理だと思っていても、敢えて言う。
    セリフを信じないことが大事。

*動きに逃げない
  ・・動かないことで観客に想像させることができれば、その方がよい。

今日は私が最終日。語尾のブレスはなんとか意識できたかな。
18年という歳月を意識して、重いセリフはなるべく軽く、明るく。でも伝える
べきことは伝える。まあ、方向性はあってるけど、もっともっと深くという
ダメ出しでした。動きに逃げたところがあったんだけど、動かないでできれば
もっと観客が想像できると。動くことで失うものがあるよね。

最後に無理やり打ち上げしました。ありがとうございました!
残り3回、みなさま頑張ってくださいませ。
稽古場日誌も中途半端でごめんなさい。後は任せた!>けさくさん、まーちゃん

WS稽古場日誌6日目
(けさく)

三枝担当の体操。じっくりゆっくりじわじわほぐします。今回はこの手の体操が多いですね。
私担当の発声。いつものようなウォーミングアップ・声出しの後、121を一度ずつ行ない、その後ウォーキングをしていただきました。
空間の中で誰か一人だけが歩く……という括りで歩いてもらいました。
参加している人たちの中に感覚の一体感が生まれたり、観ている方にはそれぞれの居る位置によって全体の印象が変わったり……
5人の内の誰かしらが必ず歩いているのですが、それがまるで1人の人間が歩いているようにスイッチしていかれれば……というのが目的です。目ではなく、身体で外の世界を感じるワークショップです。

さて、今日は自主バラバラ稽古の日。しかし、かおりさんとまりちゃんはもう来られないし、ニッシーとななこちゃんはお休み。マサコさんは出張でかなり遅くなる……ということで、この段階でいらしている参加者は3名。
で、本日はゆったりと稽古場を二つに分けて、通常の広さで自主稽古をすることが出来ました。

先攻は マーちゃん・満チームと、ミヤジ・私チーム。
後攻は マサコさん・満チームと、みっちゃん・修二チーム。

私とミヤジは先に立ち稽古をやらせてもらい、その後楽屋でセリフ確認。逆のパターンがいいなあ……と思っていたけど、この順番が良かったです。先に立ったことで、楽屋での座り稽古でもイメージが湧きました。
随分掘り下げた気がするけど、ただ、どうしても、表面をなぞってしまっているような気がするなあ。ミヤジの役は最初冷静を装うけど、後半感情が爆発する。私の役は逆で、かなりなショックからどんどん冷静になり相手を説得しようとする。その中にどうしてもわき上がって来てしまう愛情……。これを「演じ」ちゃだめなのよね。

セリフはなんとかかんとか危ないながらも出てくるようになりました。

まーちゃん、追記よろしく!!


(まーちゃん)

び級で卒業されたかおりさんの後を受け継ごうと、10日の午前中、書き掛けていたのですが、暫くPCから離れていたら、いつの間にか、けさくさんが素晴らしい日誌をUPしていて下さいました(汗)

1〜21では、私のグループは1回で成功してしまいました(⌒∇⌒)
歩く方は、それよりもアンテナの方向や距離を広げる必要があるので、難しかったです。
KYの私にはとても必要なことですね)

台本の稽古は、アトリエを2分割。「分割」と言っても実際の発表と同じ広さなので、動ける範囲も広がり、空間を感じやすかったです。

劇団員の方に時間を割いて頂き、台詞覚えも手伝って貰いました。
私はまだ自分の台詞もうろ覚えなので、時々 役が幽体離脱(?)してしまいます(;;)
日月の2日間で頑張らなくては
今回の8日間は、火水 金土 火水 金土ではなく、金土 火水 金土 火水 なので、何だか感覚が変な感じです。

WS稽古場日誌7日目
(まーちゃん)

今日の参加者は5名。今日も広々で人口密度が低く、アトリエが少し肌寒く感じるほどでした。
深ちゃんのストレッチとモカちゃんの発声。
早口言葉の「すつわーです すづつつう」が言い難かったです。(正しくは「スチュワーデス 手術中」)

台本は、前半は、ニッシーとお光ちゃんのテキスト�。
何に対しての台詞なのか、自分の中の[正義]を持つこと。
立ち位置、居方で何を背負うかを見せること。
言い返す時は、相手よりも強いエネルギーで、等。

後半はテキスト�の時間。ミヤジ、まーちゃん、ななこちゃんの順。
相手の台詞にvividに反応すること。それによって、相手を見る、視線を外す、動く、止まる、にメリハリが付きます。
実際に原田さんがカーディンの動きを少し大袈裟にやってくれました。
もう台詞の覚えきったシーンでも、相手に反応した動きの連続を見ると、目が離せません。
台詞を言う時も[台本に書いてあったからただ言う]のではなく、その人物の生き方、人間性を考え、台詞を言えない状態、葛藤を作るようにとアドバイスがありました。

さあいよいよあと1日です。
「とっとと演って、終わりにしようぜ!」

WS稽古場日誌8日目
(まーちゃん)

『愛という不条理』をテーマにした連続WS Vol.37も最終日。
まーちゃんは17時半過ぎにアトリエ到着(ミヤジ遅れてゴメン;)
既に、ミヤジとお光ちゃんが、個人練習中。
私はミヤジと同じテキストIIIなので、相手をして貰いました。
そして、18時には公式パートナー瀬田さんに返品(笑)。
ミヤジは動くことが課題なので、椅子等を実際に配置しての稽古。
後からニッシーとななこさんも靴を片手に登場。
流石現役役者さんたちです。演出家に言われたことは即実行。
靴を履くと(特に女性はハイヒールを履くと)意識が変わる、立ち姿も変わる。
ホントだ、今日のななこさん、すらっとして立ち居振る舞いがいつも以上に素敵。
(まーちゃんはいつも通りのぺたんこ布靴で敗北感。ううぅ。最近足の痛みは治まってきたので、そろそろリハビリしなくては……汗)
昨日お休みだったマサコも間に合いました。
19時頃から、昨日と同じく、深ちゃんのストレッチとモカちゃんの発声。
ダラデレドロ〜ダゾザドドザゾダ、手2拍子足3拍子で仕上げ。
20分ほど各チーム、適当に場所を取って練習した後、20時より発表!
先にテキストIII。マサコ、まーちゃん、ミヤジ、ななこさん。
次にテキストII。ニッシー&深ちゃん、お光ちゃん&修二。
みんな、今迄で1番良かったと思います。

今回は途中までしか参加出来ない方もいらしたので、最終的に6名。台本2種類というじっくり型のWSでした。
配役の都合上、女性陣3人を相手してくれた満ちゃん、お疲れさまでした。
練習の為付き合わされたミヤジの話によると、3回続けて演るとかなり疲れるそうですよ(他人事 笑)
ところで、今年のWSは今回で最後です。
皆さん、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。
暫くWSとしてはお伺い出来なくなりますが、
私の心はいつでもキンダーと一緒よv