7月12日(水) WS稽古場日誌 初日

今回はちょいと休みがちなので、ココにアップ!!
WS、始まりましたね。
今回のテーマは『危険な関係』。なんだかワクワクドキドキしそうだわ。

参加者には初めての方も多い。
カネさんは、とっても優しそうな俳優さん。味わいがにじみ出ていていい感じ。
読み合わせでも、とっても存在感がありました。
コモさんは、なんと栃木からの参加!栃木から駒込に通勤しているっていうから驚き!!
ほんわかムードの方。でも電車の関係で急いで帰らなくちゃならないから大変ね。
智ちゃんも二十台。でも実際の年齢より若く見える。しかもとっても細いのに過去に
アルコールで脂肪肝になりそうになったというのでビックリ!!
ナカくんは、私と同じ、円の出身。私はウン十年も前のことだけどね。すんごく元気が
あってテンション高くて面白いヤツだ。
川ちゃんは、なんと二十歳!!キンダーのワークユニットにも参加しているイケメンくんだ。
そしてリピーターは...
ぶうちゃん。去年の市民ミュージカル以来、ますます熱心になったねぇ。今回もぶうちゃん
Tシャツで頑張ってます。
そしてお久しぶりのまりちゃん。WSで会うのは何年ぶりだろ。マスコミのお仕事でも活躍
のご様子。
初日はお休みだった浦ちゃんと、そして私。

今回のテキストはテーマにあわせ、かなりスリリングなものもあって、これからが楽しみじゃ!
2日目はお休みなの。ごめんちゃい。

7月15日(土)WS稽古場日誌 3日目

私は1日お休みしてしまったので、ホンを持って動くのは初回。
相手役は元香ちゃんがやってくれました。
母娘の役どころだけど、かなり『危険な関係』なのでスリリングで面白かった。
初回ということもあり、私もセリフは入ってはいないので、相手役に注目して
いると自分のセリフが出てこないなんてこともあったけど、探りながらも、それ
は別の意味でスリリング。
やってみて実感したのは『母親なんて意味がないでしょう』という私のセリフ
があるんだけど、娘のセリフに対し、意外にも母親としての感情が出てくるのが
面白かった。
ただ読み込んではいないので、言えないセリフとか、動けないト書きとかがあり
ました。今日、台本を一式お借りしたので読んで考えてみたいと思います。

ナカくんとカネさんは同じテキストだけど違う役を選びました。
ナカくんは1人2役のような役どころなので演じ分ける方に意識がいってたけど
演出からはNG。確かに客は演じ分ける役者を見ているのではないかも。難しい
けどねぇ..
カネさんは受けの役どころを選んだのだけど、その役をどうドラマチックにする
かというアドバイスを受けました。
智ちゃんとコモさんは同じ役。私も以前やったことがあるテキストで、とても
面白い。短いシーンだけど駆け引きがいっぱい詰まってる。
智ちゃんは最初から1色になってしまうダメだしを受けました。
コモさんは手振りをつけてしまうことのNGや、セリフがもっている裏側の意味
を考えるようアドバイスをもらいました。
川ちゃんの選んだ役は、まあ言ってみればナンパ師。だけどナンバ師みたいに
演じるのはNG。ナンパ師は自分が発したセリフが相手にどう響くかということ
に対しとても意識的。そのあたりのダメ出しでした。ダメ出しを受ける姿が
『はい』『ハイ』と、とても素直だったなぁ。
まりちゃんが選んだのは、まあ所謂、上流階級の奥様役。世間一般との対峙の
仕方とか、そういう意識についてアドバイスを受けました。
ぶうちゃんは私と同じ役をやりました。体の動きについてと類型にならないように
アドバイスを受けました。
浦ちゃんは夫を毒殺することを決心するシーンを選んだのですが、そういうことが
できちゃう人間ではなく、そういうことができないけど、結果、そうしてしまう
人間にした方が演劇的になるというアドバイスを受けました。

かなり時間が押して22時45分くらいに終わったのだけど、まりちゃん、そして
原田さんやけさくさんと、ちょこっとだけ残業できて楽しかったです。

7月16日(日)WSお稽古日誌(代理の者) 4日目 【ぶぅちゃんより】

重鎮がお留守ではありますが、スタッフによるいつもの厳しい柔軟ストレッチ、発声のあと、体のアイソレーションの一環としての2拍子、3拍子を同時に行うメニューで汗をながしました。それから、本日の目玉「鈴木メソッド」です!メトロノームに合わせて歩く(これが簡単ではない)号令に合わせての一連のカリキュラムへとキンダーの夜は更けていきます。  休憩で劇団提供のお菓子をいただき、それぞれの台本を絞って相手の方を決めてもらって、ホン読み稽古にはいりました。少しは(鬼のいぬまでもあるし)早く終わるのかとおもいましたが、いやいや何と10時半過ぎても熱の入った稽古は続いたのであります。メンバーも重鎮が欠けて今日は若手の稽古となりましたが、いやに広く感じる稽古場で様々の汗を流しました。みんな〜早くかえってきてよ〜・・

7月19日(水)WS稽古場日誌 5日目

あっという間に折り返し地点。私は前半4回中2回も休んじゃったので、なんだかなぁ..
いつもは欲張って、テキストを2つくらい覚えてやらせてもらうのだけど、今回は
1本に絞って..といっても今日で2度目です。

まりちゃんは前回やったテキストの違う場面をやりました。ただ、このホン、難しいね。
話の展開というより、自分が言ったことで相手がどう変化するか、みたいな作品なの
で、どうとでもできる。やりがいがあるといえばあるのだけど、ただセリフを言って
終わっちゃう可能性もある。稽古しないとなかなか面白さが出ないかな。
カネさんは、前回とは違うテキストを選びました。やはりホンを持ったままだとどうして
も視線がテキストに向いちゃうからもったいない。空間をもっと使うようにアドバイス
を受けました。
コモさんはテキストを離すかどうか迷ってましたが、しっかりセリフ、入ってましたね。
でも動きがなく固まってしまったので、もっと自由に動けるようにとアドバイスがあり
ました。
ぶぅちゃんも、セリフはほぼ入ってました。いつもよく覚えてくるよね。
でも一生懸命自分のセリフに集中していて、相手に反応できてないというダメだしを
もらいました。セリフが入ったら相手に集中できるといいね。
私もかろうじてセリフが入ってる状態。私の場合はセリフが入ると、感情が高ぶると
クセで息になってしまう。昼メロでなくギリシャ悲劇にする、不可能なものとどう立ち
向かうか、というアドバイスを受けました。う〜ん...難しい。
浦ちゃんは、まだテキストを持っている。結構スリリングなシーンなので相手から
いっぱいもらえるから、視線や意識がテキストにいくともったいない。
前回同様、夫を殺すことができる人物にしないようにというダメ出し。メモを
相手役に渡すときの抵抗感とかを大事にというアドバイスを受けました。
その後、楽屋でちょっと話したんだけど「今回はこういう解釈でやろうかと」「こういう
風な人物にしようと思った」と言ってたので「あんまり決めない方がいいと思うよ」って
伝えました。
川ちゃんはは身体の向きが客席とは逆になってしまうので、身体をもっと
開くようアドバイスを受けました。
中ちゃんも川ちゃんと同じテキスト。もうひとりの自分の存在を相手役にわかってもら
いたいというリアリティ、もうひとりの自分との関係などについてアドバイスを受けました。
智ちゃんは、相手役となるべく立ち位置がくっつかないように、そしてもっと明るく
というアドバイスを受けました。

今回はテキスト長いし、参加者も多いし、ほんと1回通しただけで時間となってしまう。
小返ししたり、相手役と稽古することも時間が取れない。それぞれ面白い戯曲なので
たっぷりやりたいし...しかも私はもう1度、お休みしちゃうし...
あらま、大変、時間がない!!

7月20日(木)WS稽古場日誌 6日目

今日は次回お休み(7日目)の私と、最終的にテキストを変更し初めての稽古となるまりちゃんの
2人だけが、演出家の前で一度演じさせてもらいました。恐縮です....(^^♪
まりちゃんは勢いや感情だけでもっていかないようにとのアドバイスを受けました。
私はセリフが入ってくると、自分自身のスリリング感がなくなってしまいます。どうもなぁ..
役柄の類型にならないようにとのアドバイスを受けました。さらにもう1歩先のなにかを
GETするのは難しいなぁ...

で、後半は各パートに分かれてみんなで自主練。小返しができるし、みんなでああでもない
こうでもないと芝居の話ができるし、演出家もいたのでアドバイスをもらいながら6日目が
終了しました。

私は参加できないけど、金曜日に7日目があって、土曜日がいよいよ最終日。
はぁ、今回はなんだか短い....

7月22日(土)WS稽古場日誌 7日目 【まーちゃん より】

今日はかおりさんとナカさんとがお休み。
また定刻に来られない人も多数とのことで、ストレッチなどは広々とした空間を使わせて頂きました。
発声や滑舌も含めて30分で済ませ、台本の方に沢山時間を割いて頂きました。
今日はギャラリー(劇団員の方々)が多くてドキドキしました。
ざっとはこんな感じ。詳細はどなたかお願いします。

まーちゃん「(独白)ずっと声が聞こえていたわ、台本を頂いた時から。
そうよ、私は、台本を読むと古木さんの芝居を思い出していたのよおおおおおぉぉぉぅっ!(≧∇≦」

7月23日(日)WS稽古場日誌 8日目

昨日はWS「危険な関係」の最終日。
私はダメ出しを聞くのが好き(?)。自分のダメ出しだけじゃなく、他人のダメ出しにも
うなずいてる。自分に対してでも、他人に対してでも、演出家のコメントはメンバーみんな
に当てはまるのだと思います。

演じないこと:これが難しいんだわさ。やはり台本にセリフが書いてあるからついその人物
       をやってしまうのだけど演じちゃダメ。みんなに言えるダメ出しだね。
       なにもしない、そこに存在するだけ...う〜ん。

引き出しを増やすこと:はずし方とか、抜き方とか、息遣いとか..パターンになりがち。
           例として大竹しのぶさんの話が出たけど、彼女はなにをやっても
           大竹しのぶだけど、ワンパターンじゃない。引き出しをいっぱい
           持ってる。確かに引き出しがいっぱいあればバリエーションも増え
           演技の幅も広がるもんね。
           引き出しを増やすには、そうしたいい役者さんの舞台を意識を持
           って見ることだね。ただ見るんじゃなく、意識を持って見ることが
           大切って言われました。

どれだけ新鮮でいられるか:智ちゃんチームが最終日に初めてテキストの先までやりました。
             今まで稽古してきた前半よりも初めてやった最後のシーンが一番
             面白かった。芝居はセリフが入って、繰り返して稽古してると
             芝居が流れたり、つまらなくなってしまう。それにどう立ち向
             かうか。永遠のテーマだね。毎回新鮮でいられたら素晴らしい
             のにね。

どれだけ「危険な関係」になれるか:今回のテーマである「危険な関係」。前述の引き出し
                 とも関係があるのだけれど、たくさんある引き出しの
                 中から、なにを選べば、より危険な関係が生まれるか。
                 よりドラマチックな関係が築けるか。まずは引き出し
                 かね。

そして最終日恒例、「打ち上げ」。今回は参加人数も多かったので、差し入れに作って
いった「スペアリブ」が足りませんでしたねぇ..一口、いや半口サイズになってしまい
ました。
ぶぅちゃんが隣カレー屋さんにオーダーしてくれたのも美味しかったね。
11時ころ、行徳でバンドのイベントがあったkuriさんが、行徳から特大すいかを抱えて
やってきてくれました。お疲れ!>>kuriさん

今回もいろいろお世話になりました!お休みがちだったけれど、でもそれなりに自分とし
ては得られたものも、課題も確認できて有効でした。ありがとうございました。
またよろしくお願いします。