★WS稽古場日誌初日

昨日からキンダーのWSです。 今回のテーマは「メロドラマのむこう側」。 う〜ん....手ごわい。 ところで、メロドラマのメロはメロディから来てるんだって。知ってた? (演出家原田さんの受け売りだけど)

★WS稽古場日誌2日目

初日は読み合わせ。 2日目は台本をもちながら場あたりをする。今回のテーマは「メロドラマのむこう側」。 5本のテキストのうち、とりあえず第一希望を各自選ぶ。 今回初めてリアリズム演劇の台本でない、新派の脚本が1つテキストに入った。「お蔦・主税」のあの名シーンだ。 試しにやってみたんだけど、アリャま、超むずかしぃ〜 相手とのリアルな関係性だけじゃダメなんだわね。「新橋演舞場」でやってる感覚が必要だと言われました。だけど、口マネだけしても、ダメなのもわかってるし。あのセリフ廻しは呼吸法が違うようだ。う〜ん.... 新派の舞台ってビデオとかDVDとかレンタルしてるかしらね?探してみたこともないけど。 次回は違うテキストに挑戦してみよっと。(撤退か?!)

★WS稽古場日誌3日目

今日はみんなは第二希望のテキストにトライ! 私はとりあえず第三希望だったテキストにトライ!離婚した男女が5年後に再会するシーンなんだけど、 女はその間に再婚してまた離婚して...相手の男は女と離婚したことで社会的地位を失い、現在は落ちぶれて...そんな男の元へ女が訪ねてくるシーン。 まあ女がかなり意図的なわけで、でも結果芝居になっちゃうとダメだわね。 さらに個別稽古では第二希望だった、別のテキストにもトライしました。 やってみたけど、なんだかよくわからない...でも、こういう題材の方がヤリガイがあるのかもなぁ。
今回、ベーシックWS(初心者のためのWS)から連続WSへ参加した方がお2人。 ぶうちゃんは、ココにもカキコしてくれてるので名前を出しちゃいますが、女性としてとってもカワイイ方。2日目は娘役に挑戦してましたが、今日は「婦系図」にトライ(前回、私がトライしました) 「今日から私はお蔦だから」と名言を残し、やる気マンマンです。
もうひとり、ベーシックWSからきたK君。彼はバリ舞踏の名手です。何度か踊りのステージを見せてもらってますが、表現力が豊かでとってもお上手。バリ舞踏はメイクなども含め、とっても大きく表現するので、本人としてはナチュラルな演技を勉強しに参加されたようです。 初日はセリフ回しがバリ舞踏の時と同じだなぁと感じましたが、今日はナチュラルなセリフも随所にみられ、本人の頑張りが伝わってきます。 他の参加者の方についても順次ご報告しますね。

★WS稽古場日誌4日目

今日は参加人数が少なかったのでタップリできました。 まずは3日目にやったテキストの続き。男と女の駆け引き...別れた男はまだ女に惚れてるんだよねぇ。そして女もやはり孤独なんだなぁ。 もうひとつは先日キンダーの本公演でやった作品。こちらは単に男と女の話ではなく、演出家いわく「女性でも神になれるか」「亡くなってしまった恋人とのメロドラマ」。う〜ん...見た芝居も難しい芝居だったが、ワンシーンだけ切り取ってやってみるとより難解だわ。
前回紹介した以外のWS参加者をご紹介。 ここの掲示板にも登場してくれるうさぎさんの紹介で参加したI君。なんとうさぎさんとI君のお母様がPTA仲間だってっていうからビックリ!! I君の弟さんがうさぎさんの息子さんと同級生なんだって。 I君は劇団四季を目指しているという。でもきっとちょっとシャイなのかなぁ。話をしたりセリフを言うとき、相手を見ない。相手と会話するときは目を見ないとねぇ。
Kさんは有名な劇団K事務所の女優さん。飾らないシンプルな演技が特徴。 K事務所には知り合いの女優さんがいて、思わぬところで繋がりました。まあ役者の世界も狭いわよね。
次回は5日目!!ありゃま、半分折り返してしまうのね。どうしましょう?

★WS稽古場日誌5日目

WSではテキストを使った稽古の前に体を動かしたり、発声練習をしたり... 昨日はKさんと組んで金魚体操しました。Kさん、とっても体が柔らかい。私はガチガチなのよねぇ。 その後、輪になって発声練習。最初、リーダーがひと声発声したら、みんなはそれに続き、最後に次のリーダーを指さすというもの。誰が指されるかわからないからみんな真剣。 I君は指された時、釣られてしまい、発声しながら次を指さしてしまい、みんなで大笑い。なかなか楽しい発声練習でした。
昨日は演出家抜きで自主稽古。セリフ覚えのためににも自分たちで繰り返しやる練習は効果的。 私の相手役の満ちゃんは「主悦」も掛け持ちなので、最初、助っ人劇団員のぴらの君が相手役をやってくれました。当たり前だけど相手が変わると芝居も変わるから、これまた面白い。
ぶうちゃんお蔦は、しっかり衣装替え。さすが!確かにジャージじゃ、お蔦気分にはなれませんものね。私も今日は衣装を持っていこうっと。

★WS稽古場日誌6日目

昨日は、セミナーワークショップを受けた後、WS。 セミナーワークショップでは、演出の原田さんの3時間弱の講義を聞きました。絵画や音楽を取り入れて、興味深い芸術論が聞けました。楽しかった。
で、WSもいよいよ6日目。 昨日の発声練習は、ペアになって、まず同じリズムで足踏みをする。そして、ひとりが早口言葉(滑舌の練習)を3回言う間に、相手はグー・チョキ・パーを6回出して、発声する側は、それをマネる。これが意外に難しい。 次に発声しながら相手が出した手に勝つじゃんけんを出す。これはメチャ難しい。Kさんと組んだんだけど、2人してキャッキャしながらやってました。 つまり、足踏みリズム+発声練習+じゃんけんに勝つ。複合的なことを同時に行う訓練。まあ、芝居には必要な要素だわね。
昨日はセミナーワークショップに劇団員の方も多く参加していて、そのままWSを見学していたので、観客がいっぱいいました。しかも、私が選んだテキストは先日のキンダーの本公演だし、ニーナの本役の方も2人いるし...なんかとっても見られている気がしました... ぶうちゃんを見習って、ちょっと衣装がえ。(形から入るか?)演出から、演技ポイントのアドバイスをいただきました。
ぶうちゃんは流石、お蔦の長セリフを覚えましたねぇ...でも半分の長さでってダメ出しが。(^^♪ Kくんは頑張ってます。でも、リアクションを決めてしまわないようにとアドバイスが出てました。
次回も頑張るぞぉ!

★WS稽古場日誌7日目

今日はWSの取材があった。なんでもインターネットでWSの紹介をするサイトらしい。 体操したり発声したり、芝居してるところをバシバシ写真を撮られました。
最終的な、私の第一希望と第二希望...両方とも面白いテキストなんだよなぁ...今回は両方じっくりやる時間はないわね。 第一希望はやはりユージン・オニールだから、難しいんだわさ。 第二希望の方が会話として成立しやすい。でも逆に深く掘り下げる難しさもある。 第一希望では「後は覚悟だね」とアドバイスを受けました。緊張感だけで持っていこうとすると ブレスがひと色になってしまう。明日はドーンと覚悟して...できるといいな。
Kさんは、役を深めることで悩んでました。テキストの会話が日常会話だから、思いが深い分、より明るく振舞うってとこが難しいね。 K君は、演技パターンがひと色になってしまうのでベクトルを意識するようアドバイスを受けてました。でも頑張ってるよなぁ。 I君は、最初に比べると、かなりよくなったと褒められました。会話になってきた感じかな。 ぶうちゃんは、前回、倍速スピードを求められたので頑張ってた。でもお蔦としてちゃんと感じながらっつうのが難しいわね。 いよいよ明日は最終日。頑張りましょう!

★WS稽古場日誌8日目・・最終日

最終日は発表会。 結局、両方のテキストをやらせてもらっちゃった。(*^_^*) 第二希望のテキストは、セリフの意図が理解しやすいし、話も第一に比べるとわかりやすい。 セリフが完璧ではなかったけど、相手とのやり取りは緊張感をもって感じられる部分があったかなぁ。やってて楽しかった。 第一希望は、ちょっと集中できなかったなぁ。いろいろああしよう、こうしようなんて考えるとダメなんだよねぇ..もっと力強く演じたかったのだけど、なかなかねぇ。まあよくわからないホンだから挑戦したってことに価値があったかな。
Kさんも、いろいろ悩んでしまったみたいだった。ちょっと苦しそう。真面目に考えちゃうんだよねぇ、ああしようとか、こうしようとか。よくわかるぅ〜。地元の女優さんだしこれからまたお付き合いができるといいな。 Kくんは、最初に比べると、ずいぶん自由になったねって言われてました。こうした芝居のWSの経験はバリ舞踊家として、絶対にプラスになると思うなぁ。 Iくんは、今回8日間で一番変わったと言われてました。目を見て会話ができるようになったことが大きいね。 ぶうちゃんは、お見事、かなり長いセリフを完璧に入れて、お蔦、頑張ってました。
発表会の後は、好例の打ち上げ!!飲んで食べてしゃべって...楽しいひとときでした。 最後はジモピーメンバーが残って、芝居談義で、帰ってきたのは2時。もっと芝居の話したかったなぁ。(でも今朝ちゃんと会社行ったよ。エライ!って当たり前か)