劇団キンダースペース 連続ワークショップ 2018
キンダースペース主宰・演出家/原田一樹
キンダースペース俳優・スタッフ が直接指導
1995年より好評をいただいているワークショップです!
■Vol.55 「いくつものわたし」 まず「人生を生きる」とはどういう事でしょう? 私たちは普段、どれだけ「人生を生きる」という実感を持って過ごしているでしょうか? むしろ現代人は、それを突き詰めて考えることを避けるために、毎日を過ごしているようなものです。しかしこれもしかたありません。「人生を生きる」その、正しい意味を探し出す前に、ともかく、生きていかねばならないからです。 「演劇」も似ているところがあります。ともかくやってみなければ、わかりません。やってみて、「私は本当に、この人生を生きているのだろうか」と考えるわけです。「演劇」をちゃんと続ける人は、本当に、ずっと考え続けます。稽古の最後の日まで、いえ、本番が始まっても。いえ、本番が終わっても。 実は、唯一これが、俳優としての正しい在り方です。これが持続できたときに、観客は、その俳優の中に、演じている姿ではなく、役の人物を見出すのです。 だって、ハムレットだって、ニーナだって、ノラだって、つうだって、「人生を生きる」とはこういうことだ、という正解を知った上で生きていた人間はいないのですから。 全員「私は本当に、この人生を生きているのだろうか」と問い返し、じたばたし、間違え、悶えています。 つまり、「俳優」の「演技」に、こうすればいいという「答え」はなくて、あるのはひたすら「問いかける」ことの持続である、ということです。キンダースペースは、この「問いかけ」を、ともにする場としてワークショップを提案しています。連続ワークショップは、55.56回目。これまで通り、短い場面の繰り返しの稽古によって、「戯曲」のなかの「問いかけ」を、毎回のテーマに沿って探っていきます。 連続ワークショップのテキストは、古今の様々な戯曲の中からテーマに沿って選ばれた一場面です。まず行間に目を凝らし、参加する劇団員と共に実際に声に出し、会話し、そこに生まれるものを確かめ、全8日間、毎回3時間、「問いかけ」を深めていきます。キンダースペースが現在行っているエクササイズなども、紹介いたします。 ※募集は各回ごと。一年以上の舞台経験者が対象です。 |
Vol.55 「いくつものわたし」 例えばシェイクスピアは、こうすればいいということの前で悩む人間、矛盾を生きてしまう人間を描きました。ハムレットが父の亡霊に出会ってしたことは、その言葉を疑い、抵抗したことです。マクベスは魔女の占いを信じたくせに、自らの手で殺人を犯しました。これが、彼の作品が現代にも通用する所以です。つまり私たちは「私」のことが一番わからないということに気づいていないのです。ほとんどの現代演劇は、シェイクスピアの影響下にあります。テキストは広く取り、「様々な私」を描いた作品に当たります。 |
Vol.56「みえないあなた」 |
申し込み方法 希望するワークショップを明記の上、メールでお送りください。お問い合わせも受付けます。 郵便番号・住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢・性別・職業・所属・ 演劇経験年数 (なし 1年未満 1年以上) 実施会場:劇団キンダースペースアトリエ 電話 048-255-4342 〒332-0021 川口市西川口1-23-3 マンションヒルマ1F 申し込み・問い合わせ:劇団キンダースペースオフィス 電話 048-252-0551 ※申し込み用紙も用意してございます。御請求ください。 ※定員になり次第締め切ります。お早めに御応募ください。 ※ワークショップに関して劇団の事情によりやむをえず日程が変更になる場合がありますのでご了承ください。その場合応募者には早めに御連絡いたします。 |
2018年度の 連続ワークショップVol.55、連続ワークショップVol.56、モノドラマワークショップ2018、全てにご参加の方は、参加費総額から5,000円割引きさせていただきます。 |