劇団キンダースペース ワークショップ 2018

キンダースペース主宰・演出家/原田一樹と共に演技を探り、
キンダースペース俳優と共演しながら進める好評のワークショップです。

連続ワークョップは1995年から、ベーシックワークショップは2002年から、モノドラマワークショップは2007年から続いています。
あなたも一度、劇団キンダースペースのワークショップを体験してみませんか?

参加メンバー募集中! お気軽にお問い合わせください。



連続ワークショップ参加者さんの感想

その台詞が生まれた背景を考える。演じる時には当たり前のことだけど、短いテキストの中でも考えれば考える程深くなっていくような、そんな題材ばかり。そのことに集中出来ます。

自分の課題がはっきりします。しかも自分で分かっていたはずなのに……ということを目の前にはっきりと(優しく(笑))提示される機会はそうありませんから。


このWSは純粋に演劇と向き合う濃密な時間が流れる。演出家が「大学のゼミの授業のようだ」と言ったのも頷ける。
参加者同士が刺激を受け合い、演劇という時間と空間を共有する。素敵な場所だと思う。

一緒にテキストをやる役者さんとの、稽古もだけど、ディスカッションが出来る時間が嬉しい。


初日、演出の原田さんの話にまず想像力をかき立てられる。観客に想像させる部分の大切さの話。まさしく……。

今日はスペースを分けてバラバラ稽古。
動きに意味を持たせつつ繰り返し稽古してみる。やだ、めちゃくちゃ楽しい。やってることはつらいんだけど、疲れるんだけど、ああ、もっと時間が欲しい! でも存在感で示すこと、ちょっと実感出来た模様……。

まさにワンシーン入魂。
劇団キンダースペースの連続ワークショップは
毎回、あるテーマに沿って戯曲の名作の中から抜き出された一場面を各自選んで
掘り下げて、掘り下げて、掘り下げていくという実に濃密な作業。


戯曲と向き合う中で、
イメージはあるのに実感としてしっくりこなかったり、煮詰めすぎて素材の持ち味がわからなくなってしまったり。そして考えるほどに視界が悪くなって、核心の部分に靄がかかってなかなか抜け出せなくなったり。
そんな時に
演出家の原田さんが、パッと開けた扉からズルーッと引き出してくる「思いもよらなかった何か」に戸惑いつつもそこをしっかり見つめるうちに「難解」と固結びされていた紐がフワッと解けていく。あくまで最後は自分で引き寄せなければならないのでうまくいかないと解けそうで解けない時もある。
何せ全8回、期間は2週間。ぼんやりしている暇はない。
結構スリリング。
その全てがこのワークショップの醍醐味かもしれないと個人的には思っております。

すっかり常連となりつつあり、その嬉しさもある反面、初めての参加者としてこの劇団、このワークショップに出会ってみたいという欲望も。
例えて言うなら好きな小説をもう一度それと出会う前の自分で1ページ目をめくりたいという感覚に近いのかも。