【第11回六本木ワイワイ会】

 俳優座観劇ワイワイ会を開いていただくのは、2003年俳優座劇場での「九番目のラオ・ジウ」に続き、今回の「銘々のテーブル」が2回目となります。
 「銘々のテーブル」は、イギリスの作家、テレンス・ラティガンの作品、リタ・ヘイワーズ、バート・ランカスター、デボラ・カーの主演で「旅路」という映画にもなっているその原作となります。

 ダブルビルと呼ばれる二部構成の戯曲。舞台はホテルの食堂。滞在型のホテルであり、宿泊者は長年このホテルに暮らしている人がほとんど。二部を通して、そこにあるのは「銘々のテーブル」と「銘々の人生」である。

 終演後は、俳優座の下にある「土風炉」でワイワイ会です。
 大人数だったのでけさくは直接お話し出来なかった方達もいたのですが、劇団員もそれぞれ楽しませていただきました。
 
 賛助会の阿Bさんが「パンフレットに書いていた原田さんの言葉が面白く、開演前に何度も読んでしまった」とおっしゃってくださいました。

 そのパンフの中に【ダブルビルという構成も、結局はこの二つを対置してその間に何かを浮かび上がらせる仕掛けなのだと考えています】とあります。

 原田の演出の基盤にある考えの一つとして「演劇は、何かと何かの間のものを浮かび上がらせることだ」というのがあります。

 これが芝居の構成として有機的に浮かび上がる作品は、とても面白く、見終わった後に何かを残します。今回の作品も、その面白さを喜んでくださった会員の方の感想を聞き、嬉しく思いました。

 長年に渡り熱心に応援を続けてくださっている賛助会のjunさんや、友の会のT山さん。そして「原田追っ掛け」を自認・実行してくださっている、賛助会副会長・哲ちゃんと、湘南高校BOYS・縄さん、A本さん、阿Bさん。そしてキンダー関係のどの芝居も必ず観てくれるtoshiちゃん。最近後援会に入会していただいたのに、もう長年のおつきあいでもあるような、ぶぅちゃん、市Hさん。本当に有難うございました。

 参加劇団員の、原田・村信・白沢・平野・小林・古木・けさく、みんな楽しく過ごさせていただきましたm(_ _)m 。