2003・7/26
劇団キンダースペース 友の会 西伊豆「ねこじ おかえり!」ガヤガヤ会
←これが噂のねこじちゃん だす
ライター けさく
ゴーストライター 縄文人
(けさくがこんなに明確に詳細に事を覚えているワケがない。
文章の二分の一は縄さんに書いていただきました。)
25日
旧石器人夫妻は前日から西伊豆恋人岬近くのプラージュに宿泊し、スタンバイしている。
二人だけのプラージュも良いだろうなあ。
来日してから一日も休みなく飛び歩き時差の辛いねこじちゃんは、なるべく朝寝坊したい。
前日は縄文人さんの家の近くのホテルに宿泊。
その前に縄夫妻と焼肉したらしい。これもうらやましいこってす。
26日
朝、6時に出発したけさくたちは東名の事故渋滞に巻き込まれて少し遅れる。
内緒だけど、実は6時少し過ぎに出たのだ。
その何分かが運命の別れ道だったかもしれない。
でも、暑い船で待っていた人たちには、そんなこと言えなかった。
ごめんなさい。
着いたらみんな、船で「夏!」の格好で待っていた。
なんか私達だけ冬仕度。
だって、ヨットは冬仕度って縄さんに習って、パーカーやトレーナーまで持っていったけど、結局この日は無用でした。
到着した代表とけさく(遅刻)
11時15分 全員乗船。 11時25分 出港。
メンバーは縄文人さん、息子さんのしんちゃん2号、旧石器人さん、奥様のえみこちゃん、ねこじちゃん、代表とけさく。
しんちゃん2号もいたからだろう。スムーズにARPEGEは沖に向かって進んでいく。
縄さんはしんちゃん2号がいると楽ちんでいいね!!
かっこいい! クルーしんちゃん2号
・南南西の風7−8m
・波1.5m ・天候 晴れ
・艇速約6ー6.5ノット
・進路300度
・ヒール角約10度にて、快適なセーリング スタート!!
直ちにビールで乾杯! 宴会開始!
これがなきゃ「キンダー友の会ガヤガヤ会」ではない。
身ひとつで行った私は用意されたいたれりつくせりのメニューに幸せを感じる。
しあわせ感じる代表とけさく
43度の泡盛古酒【くら】及び 25度の芋焼酎古酒【天孫降臨】のオンザロック。
先日の熊本公演で、この【天孫降臨】を作っている宮崎の神楽酒造の方にお会いした。
やっぱりお酒の強い方だった。「熊本ではなかなか芋焼酎は受け入れられない」とおっしゃっていましたが、
本当にこれは飲みやすくて美味しい。これまた大好きな【くら】と共にぐいぐいイッテしまいました。
ビール党のしんちゃん2号・旧石器人さん、ねこじちゃん は冷えた缶ビールをどんどん消化。
しあわせ感じるねこじと旧石器人(ビール党)
つまみは縄さん手作り「特製ローストビーフ」と、縄夫人手作り「青ねぎ梅肉クラッカー乗せ」。
このつまみのウマさったら絶品でした。あのローストビーフもう一度食べたい。薄切り肉にしっかりと味が染み付いていて、ビールに合う。青ねぎ梅肉は焼酎に合う。困ってしまう。
14時00分 駿河湾の中程にて、御前崎に黒い雲がかかったのを確認。
雨が来ると判断し、 進路120度に方向転換。
風向風速、波高、艇速は往路とほぼ同じ。
嬉しそう…
14時15分 空腹を感じ 遅い昼食の準備。
【ARPEGE 特製冷しソーメン】
レタス、シーチキン、玉葱のみじん切り、きゅうり、カイワレ、温泉玉子、氷、蕎麦つゆをアレンジした、縄さん特製ソーメン。
縄さんたら、やけどしながらワイルドな男の料理を始める。
海水で洗った麺と、あらかじめ用意されていた繊細な具のハーモニー。もうみんな、無言で食べる食べる。
多分全員だろうが、少なくとも、私の周りにいたヤツラはツユ一滴も器に残さなかった。
縄さん、すっごく美味しかったっす。
皆さん食後も酒を飲み続ける。
ねこねこコンビ
16時00分 安良里沖にて【鳥山】を発見。
ねこじとえみこちゃんの「行けえ〜〜〜!!!」のかけ声一発! 男共は「お〜〜〜!!」とばかりにかけ声上げて、
セールを降ろし、トローリングを開始!
開始後2分で代表が 約4Kgのシーラ(mahimahi マヒマヒ)を釣り上げる。
…と縄さんは書いてくれたが、実際に糸を思いきりひっぱりあげたのは縄さんとしんちゃんだ。
やはり慣れている。それにすごい力。
釣ってすぐに頭を潰した。
少し残酷な気がしたが、美味しく食べるための方法だそうです。
しんちゃん2号、必死で全身をくねらせて抵抗するシーラと格闘。ついにシーラはぐったりと船底に横たわった。
直ちに捌いて 血抜きをして 夕食の刺身(あらい)用に準備。
この後向かうペンション「プラージュ」で、半身は見事なあらいの酢みそ、半身は美味しいフライになって出てまいりました。
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すごい力のマヒマヒと格闘する親子 |
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息子の奮闘を讃える親 (釣り道具を片付ける代表) |
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親の大きさを感じる息子 (魚が旨そうだと感じる代表) |
本当はもう一匹かかっていたけど、バラシてしまった。あれが鰹だったらなあ。
ねこじちゃんの「あ! あそこにも鳥山が!!」の一言で、帆を上げはじめたのをもう一度下ろして追ったが、二匹は釣れませんでした。
しかし、船で釣りなんて……興奮の為、けさく、この辺から記憶を無くす。
16時45分 帰港。
港の水が綺麗なので、男たちはひと泳ぎして小魚と戯れ 火照った肌を冷やす。
私と言えば…なんか、男共が、ARPEGEの周りでカッパみたいに泳いでいる図は思い出すが、あとの記憶が無い。
艇の清掃、後片付けはきっとみんながやってくれたのね。
けさくはしっかりARPEGEに忘れ物をして宿に帰ってくる。
スキッパー縄さん
17時45分 下船。
18時00分 ペンションプラージュに到着 直ちに入浴。
私は部屋についているお風呂に入った。湯舟に入り景色をながめながら、ぼーっと酒を抜く。
「そういえば、さっき、酔っぱらってヒメジオンを引っこ抜いてきたなあ」なんてボーッとしながら考える。
酔っぱらうと、そういうことをする。
酔っぱらって居酒屋の灰皿を持って帰ったり、カーネルサンダースの人形を持って帰ったりするやつと一緒だ。。。。なんてことを考えながら、風呂に入っていたらすっかり酔いも醒めた。
18時30分 宴会開始!
正気に戻ったけさくとみんなは、食べ切れない程のボリュームの豪華な地魚づくしの食事に舌鼓を打つ。
本当にプラージュのお料理には心がこもっている。愛情がこもっている。
次から次へと料理は果てしなく出てくる。
プラージュの倉庫まで食べ尽くそうという勢いである。
やはり「たんたん芽」を初めて食べた人は美味しいって言うなあ。
美味しい生ビール! そして美味しい日本酒、焼酎、ワイン!
19時30分 カラオケ開始!←歌い踊りまくる親子 …ピ、ピントがあわん!
東前頭五枚目 けさく山 東京都出身 玉の井部屋
西前頭四枚目 はらだ モンゴル出身 大島部屋
小結 しんの若 神奈川県出身 高砂部屋
関脇 縄ノ海 神奈川県出身 高砂部屋
大関 ねこじ丸 カリフォルニア出身 佐渡ヶ嶽 部屋
行司は 木村旧石器人之助 と 式守えみ之助
←中睦まじい行司夫妻
はっきょいはっきょい。
飛び入りでプラージュのこうちゃんも背負い投げ!!!
こりゃあ、いつ終わるんじゃい!?!?
24時00分 5時間30分にわたる すさまじい宴会を一旦終了。
縄ノ海(関脇)、そそくさと高砂部屋へ帰って行く。
場は変わり、ねこじ関・しん関・飛び入りこう関、行司も入り組んでのバトル討論会が開始された。
前頭の身としては、「先輩のちゃんこは食わにゃならん」とは思っていても、昼間の酒が効いて来た。
「ごっつあんです!!」と玉の井部屋に帰ると、意識も無く眠りこけた。
27日
朝風呂に入りしゃきっとして、嘘のようにきれいになっている食堂へ降りていくと、そっくりな縄親子が二人で座っていた。心地よい疲労のためか同じ顔をして、若干ボーッとしている。(笑)
←これはまだ酔っている時のクリソツ親子
さすがに【キンダースペース友の会ガヤガヤ会】
一日の中にこんなに強行なスケジュールが組まれていて、それをきっちりこなす集団も珍しい。
セーリングするは、釣りはするは、カラオケするは、討論会するは、その間、ひとときも休まず飲み続けるは食べ続けるは。
またまた豪華な朝御飯をいただいて、美味しいコーヒーを飲んで、解散となった。
けさくと代表は、ドライブをしながら、黄金崎の絶景を観て、小さな町営温泉に入り、名物石松ラーメンを食べて帰途についた。すいていたので、夕方は早めに家に着き、久々にゆっくりとお茶など飲みながら、この二日間のことを考えた。
本当にこの二年で私は変わった。
休日の過ごし方も変わったし、友だちも変わった。年上の人とも話す機会が出来たし、知らない人と話ができるようになった。
これも【友の会】のおかげだと思う。
もっともっと、たくさんの出会いが生まれることを願って、明日も「キンダー熱海ガヤガヤ会」に出かけてきます!!!!
(後列) けさく 代表 プラージュこうちゃん しんちゃん2号
(前列) 旧石器人さん えみちゃん プラージュママさん ねこじちゃん 縄文人さん
(撮影 プラージュマスター)
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