キンダースペースは'98年より地域の町民劇団旗揚げの為のワークショップを行ってまいりました。'98年10月に旗揚げした「能登中島町町民劇団」に続き、三重県嬉野町町民劇団「嬉・たまご」でも公演に向けてのワークショップから2ステージの公演までスタッフ・キャストとして参加してまいりました。 想作劇URESHINO第2部「宇宙の星、道の石、森の木の葉」も9月4日F・5日@無事終了。 |
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CAST |
赤塚ほなみ 飯柴敏夫 大西梨絵 岡本奈生子 茅谷亮平 河野佳世 河村亜友美 岸里実 小林奈央 坂本理恵 鈴木慎也 谷中布紀子 中越巧 長谷川直美 日野理恵子 藤井あゆみ 前川綾香 前中望 松田彩 丸山沙緒里 宮田将吾 山田雅大 小林元香 奥田俊彦(劇団キンダースペース) |
STAFF | 監修/ 朝倉摂 衛紀生 脚本/ 佐伯俊道 演出/原田一樹(劇団キンダースペース) 美術/ 松野潤 衣装/ 朝倉摂 秦由美 音楽/ 熊野大輔 照明/ 森田三郎 田村達之 音響/ 岩田勝裕 演出助手/ 瀬田ひろ美(劇団キンダースペース) 宮田真里枝 舞台監督/ 北条孝 舞台進行/ 岸武男 劇団ゴルジ隊 企画制作/ 浦口久 中原しのぶ 松岡みつ子 実行委員長/ 中山浩男 実行委員/ 尾山武巳 川合多喜子 岡本儀夫 辻禮子 岸武男 秦由美 中原しのぶ 加藤隆元 協力/ アトリエアサクラ 劇団キンダースペース 事務局/ 中山晃 前中茂 小瀬古照代 |
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今から約2300年前、そのころの国では、一万年という長い期間にわたって続いていた一つの文明が終わろうとしていた。 独特の炎が燃えるような形と、なわめの紋様の特徴から縄文と呼ばれる土器をその文化の中心とする、縄文時代の終焉である。 時代は、そして加速的にムラからクニへと統合されていく。 物語は、この時代の移り変わりの時に母を失い、たったひとりで生きていくことを余儀なくされたひとりの少年。 そして、この少年が母から譲り受けた翡翠の勾玉のかけらを偶然拾った現代の少年少女たち、その間で、2300年の時代を飛び越えて揺れ動く。 これは、想像と創作によって蘇る、古代の大地からのメッセージである。 |
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嬉野町では数多くの遺跡が出土しています。 これは、現代に生きる私達嬉野町町民に対する、古代人からの大地を通したメッセージではないでしょうか。その中でも、縄文人と弥生人の残してくれたすばらしいメッセージを、現代に生きる嬉野町の町民として受け、それをこれから嬉野町の新しい文化に反映させ、人作りや町づくりにつなげられたら素晴らしいと考えました。 そのような時、嬉野町のふるさと会館は創立5周年を記念して、単純な観賞型文化事業から、発信文化事業に一歩踏み出すことになり、そしてその手段として、芝居による発信を試みることになりました。事業の主体を町民が企画推進し、行政は事業の推進のバックアップのみをすると言うことで、町民劇団「嬉・たまご」が誕生し、さらにその芝居作りのために、嬉野町文化振興発信事業実行委員会を発足させました。 この芝居の活動を通して痛感していることは、芝居に参加してくれている小中学生のお子さん達の目が、一つの目標に向かって輝きだしてきたことです。 このようなお子さん達がさらに友達の輪を広げ、光輝く目を持った子供が多く住む嬉野町に、更に多くの光輝く目を持った子供達が増えたら幸いだと考えており、その子供達が将来、嬉野町の文化発信の担い手になるでしょう。 最後にこの芝居を通して、多くの人びとが嬉野からの大地のメッセージを受け取り、そこから未来を考えてもらうことが出来ましたら、実行委員会のメンバーは幸せだと思います。 |
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嬉野町ふるさと会館では、従来の文化観賞型から一歩踏み出し、町民のみなさんとともに町民劇団「嬉・たまごUre tamago」を誕生させました。嬉野らしさを出したオリジナルな内容だと聞いておりますので、上演を楽しみにしています。今後、さらに多くの町民の皆さんの手によって、劇団がますます発展し、嬉野の新しい文化創造、文化発信できることに大きな期待を寄せています。 |
●思いがけず本格的で驚きました。声がもっとしっかり出ると、もっともっと良くなると思います。住民参加で行われるこのような事業は素晴らしいと思います。(おとな) ●高度な内容で驚きました。ちょっとききとりにくいところはありましたが、堂々とその役になりきって、楽しんで演じていてよかったと思いました。感動をいただきました。(おとな・女性) ●ふしぎで、みんなうまくて、すっっっっっっっごくよかった。(小学生) ●時を超えた人々との話、興味深かったです。期待してます。がんばってください。 ●土器などを観る目がかわった。古代の人の思いがこめられていると思いました。これからも町民参加で行われたら良いと思います。(女性) ●とても町民劇団の演技とは思えないくらい素晴らしかったと思います。3つの場面が展開するので、少しせわしい感じがしましたが、舞台装飾もとても立体的で工夫されていて良かったです。 ●楽しかった。とってもよかった。こういう事業はとってもいいと思う。全然知らない人より知ってる人が出ていると観にいこうという気がでるし。(学生) ●小さな古代のかけらからみえてくる古代人の生活から、学びとることが必要な現代を感じました。今の世界は争いがどこかで起っています。争いのない世界がいつになったら現実のものとなるか。心からそう思いました。(おとな・女性) ●思った以上に楽しく役者も大変上手で感動しました。テーマも嬉野らしさが出て素敵でした。 ●タイムスリップして縄文時代と現在がどう繋がるのかとても興味がありました。皆さんの熱意が伝わってきて、最後はとても感動的でした。ごくろうさまでした。キャストの中に男性2名、知人がいたのですが、いつもの感じと全然違う面を発見したようで、嬉しく思いました。親しみを覚えてとてもいいことだと思います。(おとな) ●わたしは歴史などに興味があり、今回は友達もキャストとして出ていて始まる前からわくわくしていたんだけど、実際観てすっごく良かった。公演が終わった後の出演者たちの笑顔もすっごく感動的だった。住民同志だったら、仲間意識も強まりそうで、すごく楽しそうだと思う。こういった事業がわたしの地域にあったら、絶対参加したいと思うし、すっごくいいことだと思うので、これからも続けていってほしいです。(学生) ●「素人」という先入観は最初の15分くらいで消えていました。劇そのもののつくりとしても、また出演された方々の演技についても、とても充実したものだと思います。 ●スタッフ・受付係の人たちがきびきびと動いていらして、とても気持ちが良かったです。これが嬉野の町民性なのかな?と嬉しくなりました。 ●舞台が縄文時代だと聞いてもっと歴史に関わりの深いものと思っていましたが、人間のふれあいの部分が強く表されていて、よい意味で裏切られました。とても面白かったです。住民参加ということに甘えずよく練習したように思います。参加のみで終わらないということなら、こういう事業も良いと思います。取り組みの真剣さがわかります。実際に観るまではたいしたことないと思っていました。こういったものにはあまり興味がありませんでした。よい体験ができました。(おとな・男性) ●みんなわたしと同じぐらいか、それ以下の年令の子がいっぱいすごく頑張っていて、スゴイです。 ●よかった。想像以上。嬉野町から生まれたタマゴ、大きいぞ。よくやった。(おとな) |
町民劇団第二弾 これからの嬉・たまごの活躍を楽しみにしてください。 |