けさくの感激覚え書き その八(2010)

私のかわいそうなマラート
11/19 〈桝谷裕企画〉
座・高円寺2

スターダス・21の桝谷裕さんが企画・出演。
今回はあえて演出を置いていない。面白い戯曲だなあ。
やってみたい。16才くらいから演じな
きゃいけないの。無理か!?!?

終わってからしばらくして、桝谷さんとお話する。すごく面白かったと同時に、女優さんの時代による変化率が低く、敢えてモチベーションを上げない芝居が最後に期待を裏切ったことを告げた。それはそれで面白いとは思った。ただ全体を俯瞰で見る目がもう一つあれば、もっと面白くなったかもと。ただ、それが演出家がいないせいかというと、それだけでも無いと思う。とにかく面白い戯曲に会えた。うちで出来る可能性は少ないだろうけど。

マダムグラッセの家
11/13 劇団大樹
てあとるらぼう

主宰の川野誠一君、この公演でしばらくお休みするそうです。お疲れさまでした。このところ、み群杏子さんの作品にこだわって上演してきた川野君。大体全部拝見しました。今度は全く違う分野に挑戦してみたら面白いかもしれません。人徳……、彼を観ていると、本当にそう思います。今回は村信も舞台監督で御世話になりました。お疲れさまでした。しばらく充電して、またご活躍ください。
僕の東京日記
11/12 スターダス・21カンパニー
シアターバビロンの流れのほとりにて

いつも芝居を観てくれる渡邊純一君も出ていたので、ユニット本番を抜けて。
文学名作
朗読とピアノの夕
11/10 
名曲喫茶ヴィオロン

サーティーズの越智絵理花さんが朗読で出演。越智さんのお母様坂田純子さん、知り合いの鈴木あゆみさんも出演。朗読にしても鈴木さんの出演は初めて拝見。朗読上手でした。岡田和子先生の指導の賜物? 私も習いたい。
乱歩の恋文
11/9 てがみ座
王子小劇場

お友達の岡野さんは、江戸川乱歩の役だった。
2時間15分という芝居だったが、面白かった。
乱歩の世界だから、まるでアングラを観ているような雰囲気の中、役者の居方は非常にリアルであり、オーソドックスで、カラダのキレがあり好感が持てた。
狭い空間を良く活かしていて、飽きずに観られました。
主演の女優さん、とっても上手いのだけど、科白がリアル過ぎて、絶対違う世界に持っていってくれない。それはそれで、面白いのだけど……。

詩の朗読
10/30 ギィ・フォワシィシアター
シアターカイ

「湾岸……」上演前だったので、舞台裏から聞いただけだが、感動した。前述の
パスカル・マイヤール、ソフィ・マイヤールに加えて西本裕行さん。味のある朗読だった。
橋の上の男
派遣の女
10/25 ギィ・フォワシィシアター
シアターカイ

自分が出演する「湾岸から遠く離れて」に先駆けて、始まった、ギィ・フォワシィシアター35周年記念公演。
「橋の上の男」面白い。演出家は勿論、役者も役目が判っている感じ。「派遣の女」は日本語上演とフランス語上演。フランスの役者さん。
パスカル・マイヤール、ソフィ・マイヤール。言葉はわからなくても、芝居が上手いのがわかる。センスが前面に押し出される。身体が変わるから、言葉がわからなくても理解出来る

ヴァニティーズ
10/13 古川オフィス
サニーサイドシアター

青年座の野沢由香里から案内を貰って観に行く。

今まで観た中で一番面白く琴線に触れたヴァニティーズだった。
特にゆかりが演じるジョアンの孤独が痛くて、一緒に涙ポロポロして泣いてしまった。

いるいる、こういう人。
人の話を聞いてるような振りをして、自分のことだけ喋る人。
子どもがいる事や、その子のことを、みんなが聞きたいと思っているように喋る人。
自分が幸せなんだと、公言してはばからない人。
一番苦手なタイプのこの人が、
実はとっても孤独だと、今日初めて、戯曲の上ではなく心から理解した、そんなゆかりの芝居でした。

ゆかりも子ども居ないのに、リアルだったなあ。
酒に酔っていく段階の芝居もリアルだった。これは地でイケたのか??

良い芝居だったから、前半の稽古不足みたいに感じてしまった箇所が、非常に惜しい!!

カラムとセフィーの物語
10/12 劇団文学座
文学座アトリエ

「湾岸から遠く離れて」共演している藤堂陽子さんの推薦で、先日の「トロイアの女」に続いて、60周年記念公演の第二弾「カラムとセフィーの物語」を観てきました。面白かった。
2時間45分、飽きませんでした。
役者の居方、演出への対応、テンポのこと、色々考えました。刺激的な作品でした。

陰陽師
10/9 クレパスの会
TACCS

スターダスで御世話になっている岡田和子先生が率いる朗読集団。ユニットの小川他知り合いが沢山出てました。
大つごもり
10/8 劇団文化座
文化座アトリエ

原田一樹 演出。白かった。この公演は次世代を担う演劇人育成公演ということで、若手を中心に行なわれている。
樋口一葉の原作を久保田万太郎が戯曲にしている。

原田が言うには一葉の書こうとしていることと、万太郎がまとめたこととは、少し違っているらしい。

明治中期、あるお邸で働くみねという女中の物語。
伯父の借金のためにお金が必要となり、女将に頼むがすげなく断わられ、つい邸の金に手を出してしまう。
死ぬしかないと考えるみね。が、たまたま立ち寄った道楽者の息子石之助が、その罪を背負い出ていく……

万太郎は、一見遊び人の石之助をヒーローのように扱い、みねに拝ませる……風に終わっているらしい。

しかし、わずか一年二ヶ月の間に、貧窮と結核に苦しみながら絞り出すように書いた一葉の背景からは、単に、身代わりになってくれた石之助への感謝……ということでは収まらない、どうしようもない世界への苛立ちや恨み、絶望があるはず……

というのが、ざっとですが、昨日飲み屋で聞いた、原田のこの芝居への世界観のようです。

昨日は作品の構造からウルッとするラストシーンに満足し見終わりました。
これを聞いてからもう一度みたいと思ったけど、まだまだステージがあるのに、もう満席だそうで。
皆さんに観ていただけないのが残念です。

ヴェニスの商人

10/6 日欧舞台芸術交流会
シアターX

和田啓さん、松本泰子さんが演奏を担当。毎年海外公演後の日本公演を楽しみにしております。今回はロンドン・トルコ公演後の日本公演。

レヴュー・スケッチ集
パーティーの時間
9/29 ハーフムーン・シアターカンパニー
シアター711

羊さんのご案内で観に行く。阿部百合子さんの気品ある面白さ。
旅便り
9/27 方の会
戸野廣浩司記念劇場

原田一樹/構成
トロイアの女たち
9/15 文学座
文学座アトリエ

今度、ギィ・フォワシイシアターでご一緒する藤堂陽子さんが出演。
ホテルの極み
9/11 劇団SOLD OUT SORRY
てあとるらぼう

友達の北村雄大くんが出演。
タイタス・アンドロニカス
9/11 スターダス・21カンパニー
スターダス・21アトリエ

うん、面白かったな。少しお母さん目線で観てるか? いやいや、そうでもないと思う。よく、この役者たちを活かしてくれた……と、改めて西沢さんの演出にも着目。
漆原瑞穂ライブ
8/25 味酒房農家

農家の薄暗い片隅(農家が暗い店なのではありません(#^.^#) 、ライブ中照明が絞られるのです)で瑞穂ちゃんの歌を聞いていると、なんでだか、「これからのこと」を考えます。
実現するべき「夢」を前に懸命に生きている友の姿を見ながら、自分のことを考える時間を貰います。
「癒される」時間でした。

オセロ
8/24 シアター2+1
シアター2+1アトリエ

夏のシェークスピア。新生2+1としては二回目
面白かったです。
私は、圧倒的にシェークスピア「悲劇」のフアンです。
「喜劇」よりストーリーが面白いと思っています。
中でも「オセロ」は人間の男の愚かさと嫉妬が全面に出ていて、あれよあれよという間に、みんなが想像する途にはまっていく登場人物の面白さが好きです。
この「悲劇」オセロを、今日の2+1は見事に、半分「喜劇」にしていて、
あんなに狭い場所で行なわれている芝居なのに、「シェークスピアを観ているな」と、
もっと言ってしまえば、蜷川でも、文学座でも、その他のところでも観たことの無い「シェークスピア」を観ているな……と、見入ってしまいました。
構成・演出のいさらい香奈子は腕をあげたな……と思いました。
「男の愚かさを女目線で捉えたかった」という演出家。
なるほど。
細かく比較出来るほど戯曲を読み込んではいないけど、その感じは現れていました。
荒波に向かう経験は、やっぱり人を成長させるのですね。
素晴らしいことだと思いました。【猫さまブログより】

Dance"MOVE"!!
Student's Performance Vol.9!!

8/21 DanceMOVE
なかのZEROホール
若楠繁る、お濠の
8/13 平石耕一事務所
目白アイピット

石川靖徳君が客演。

小松原庸子2010真夏の夜のフラメンコ
8/1 小松原庸子舞踊団
日比谷野外ステージ
あったりなかったり
ねがったりかなったり
7/30 スターダス・21養成所俳優クラス
スターダス・21アトリエ
森のロルフ
7/30 演劇集団未踏
東京都児童会館ホール
アラカルト 
7/26 スターダス・21養成所声優クラス
スターダス・21アトリエ
ねがえ星 かなえ星
7/25 カッパ座
町田市民ホール
我が友ヒットラー
7/16 Project Natter
ザ・スズナリ

石原敬さんが美術を担当。
ここに書いた。
月光の夏
7/15 劇団東演

原田一樹/演出
原田の師である鈴木完一郎さんが演出していた作品。昨年亡くなった彼のあとをついで演出を担当。
Twelve Angry Women
6/25 スターダス・21カンパニー

今年卒業した「ブンナ」組も出演。「12人の怒れる男」が原作。この芝居はどうも好きななれない。きっと面白いんだと思う。
ちはやぶる 神の国

6/3 演劇集団 アトリエッジ
俳優座劇場

「湾岸から遠く離れて」でご一緒する ARCHEさん、東武志さん出演。すごいお金のかかったゴージャスな公演という印象。フアンがすごい。羨ましい。
麦の穂の揺れる穂先に
6/2 文学座

「湾岸から遠く離れて」でご一緒する 藤堂陽子さん出演。
江守徹さん主演の平田オリザ。意外な面白さ。オリザさんの芝居は文学座の方々のような力のある人がやった方が面白いかもしれない。ラスト幕が良かった。

ぎんぎんぎらぎら
5/29 方の会

狭間鉄さん演出。オチてしまった。m(_ _)m

2010億光年
5/29 サスペンデッズ
東京芸術劇場小ホール2

白州本樹さん出演。好きな劇団。だけど、こんなに大きな舞台でやると、その良さが半減してしまう……と感じるのは私だけだろうか?

沈黙亭のあかり
5/26 俳優座
紀伊国屋ホール

加藤佳男さん出演。沈黙亭の主人はやはり沈黙している間の方が面白かった。

売春捜査官
5/16 北区つかこうへい劇団
北とぴあ ペガサスホール

ペガサスホールを偵察がてら。主演の木下智恵さんがパワフルで美人で圧倒された。

鳥影
5/15 萬國四季協会
thater iwato

鷹觜喜洋子さん出演。久しぶりにこういうアングラみたいなのを観た。

ユーアーマイン
5/14 野坂
下北沢駅前劇場

スターダス・21太田鷹史君出演。かなり稽古したんだなあ……と感心。

方舟は飛沫をあげて
5/8 かんじゅく座
中野ザ・ポケット

シニアの公演として、とてもエネルギッシュで面白かった。ラストシーンが好き。

アフタートークに、キンダーシニアワークショップ演出家三枝竜と、シニアワークショップ参加者こばじぃ、知ちゃん出演。

チェーホフ短編集
4/25 華のん企画
あうるすぽっと

上手い役者さんで、綺麗にまとめているとは思うけど、チェーホフ短編集のご紹介…という感じ。一番観たい主役たちの心の動きが省かれている。

動け! 人間!
真田真講演会
4/25 鰰(はたはた)
アトリエ春風舎

真田真さんが、

51才にしていかに演劇に目覚めたか? 自ら語る講演会。なかなかこういうのは無いから、面白かった。真田さんのもう一つの姿を観ました。もう! スキなんだから〜。って感じ。(*´▽`*)

テキナノイズ
4/15 パパ・タラフマラ舞台芸術研究所卒業公演
吉祥寺シアター

井上沙耶が二年間所属。ラスト公演やっと観れました。

The Terrible Humans
4/10 演劇実践集団デスペラーズ
下北沢「劇」小劇場

うえだ峻さん出演。もしかしたらこれ面白いのかも……と思ったんだけど、いかんせん長かった。科白の間も長かった。それが辛かった。うえださんは悪役でした。楽しそうでした、悪役。(*´ー`)

根本雅也ひとり芝居
4/7 Playsic! 4周年記念ライブ
下北沢LOFT

三枝竜が音響と照明をやらせていただいています。

HEROES
3/28 FTRE WORKS
荻窪アールコリン

山下君が出てたから行ってきた。

仙人になりたかった男
3/21 南洋神楽プロジェクト2009
テアトルBONBON

和田啓さんと小谷野さんのプロジェクト。うさぎさんこと松本泰子さん出演。

青い鳥
3/15 スターダス・21 Bクラス
スターダスアトリエ

西沢さんの演出が面白かった。

農家音楽祭
3/13 漆原瑞穂・農家
立川アイムホール

農家瑞穂の集大成。
銭湯一家の巣''裸隠し
3/10 劇団SOLD OUT SORRY
中野MOMO

kokeさんの紹介で出会った妄想侍君所属劇団公演。
柏ほんわかグループ
2/27 柏ほんわかグループ
京北ホール

少しだけ演技指導のお手伝いをさせていただきました。

秩父の夜は更けて
2/26 きなせ企画
三鷹武蔵野芸能劇場

青年座同期の原田美代子が出演。
I'm Home
2/26 スターダス・21 声優クラス修了公演
スターダスアトリエ
冬のライオン
1/21 幹の会&リリックプロデュース
東京グローブ座

いやあ、良かった。この時期にこの芝居を観れたことは本当に糧になりました。

麻実れいさんが、抜群です。