けさくの感激覚え書き その七(2009)

楽屋
12/25 シアター2+1
アトリエ2+1

いさらい香奈子さん出演。

私のクリスマス
12/20 町民劇団N
能登演劇堂


昨日1ステージ目を観劇しました。
今年も最後の追い込みが大変で、不安要素もたくさんあったようですが、全体の印象として、非常に落ち着いた大人向けの芝居に仕上がっていました。
客席も集中して観ていて、すでに知っている物語(原作は「クリスマスキャロル」)なのに展開にわくわくしました。
いつものように石原さんの美術、篠木さんの照明も美しく、良い舞台でした。
ただいま2ステージ目前のダメだし中。私は帰途に着きました。

柳橋物語

12/12 座☆吉祥天女
シアターX


そして夜は「座☆吉祥天女」という劇団の芝居をシアターXに観に行きました。

山本周五郎を主に上演しているらしく、非常にきっちりと芝居作りをしていて、いやあ、面白かったです。
私は、やっぱり、こういう世界が好きなのかもしれない。
2時間以上のお芝居でしたが、最後まで面白く拝見しました。
驚いたのは、ベテランの俳優さんや、スタッフもそうそうたるメンバーを揃えているので、古くからやってらっしゃる大きなプロジェクトなのかなあ……と思ったら、文学座出身の女優さん二人が主宰している劇団だそうで今回6回目だそうす。
二人だけの主宰で、こういう舞台を6回続けて来ていると伺い、ちょっとびっくりしました。
キンダーの衣裳の鳥居照子さんにもお会いし、「ここの芝居は私好きなんです」とおっしゃっていました。
そのことにも感激してしまい、終演後お二人のうちのお一人に名刺をお渡ししてご挨拶してしまいました。

劇・トレモスのパン屋

12/12 NPO法人まちアート・夢虫
船橋きららホール

大桑茜出演「劇・トレモスのパン屋」観ました。
最初に出てきた「うさぎのお面」をかぶったのが、大桑だと、判ったののですが、そのクラシックバレエ的な動きが意外だったのと、いつもより少し身体が大きく見えて(きっとピンクの衣裳と巨大なうさぎのお面のせい)、「え? これは桑ちゃん??」と疑いながら観てしまったので、残念。(*´▽`*)
さすが綺麗な動きでした。
精進してるね、桑ちゃん。(あんまり身内褒めをここでしたくないんだけど 笑)
それから、私が青年座養成所に入った頃に良く拝見していて大好きだった上杉二美さんが出演なさっていて、初対面なのに終演後ご挨拶してしまいました。上杉さんはこのところ舞台から離れて、映像の仕事や、演劇や狂言を広める活動を主にしていらっしゃるそうです。相変わらず素でした。初めてお話しさせていただきました。

RabiSariライブ
12/11 RabiSariライブ
音や金時


私にとって、芝居をする上で、また観る上で譲れないものはなんだろう……?
と考えた。

1.リアリズム。クソリアリズム(失礼)ではない、リアリズム。
 物語の中に存在する人間。
 やりたくない、観たくない芝居。→「そんなヤツいるかあ〜〜〜????」っていう人物像。

2.活きた時間。
 もたない時間や間、耐えられない。もうこれ以上無理だろう! と思う時間と空間を誰か(演出家か役者)が救うこと。

3.今現在、自分の最大限で芝居が出来ているか!?
 これが問題だ。
 自分の最大限の上限が思い切り低い気がする。
 瞬間的に追いつめる集中力はあるけど、長期タームで追いつめる努力が足りない。
 ここだ。問題は。これはきっと特別なことではなく、「日常」から産まれるものだと思う。
 そして、これって、かなり根本的な問題じゃないか!?!?!


本日、RabiSari
のライブを聞いてきました。
ここにも書き込みしてくれる うさぎさん こと 松本泰子さん、常味裕司さん、和田啓さんのグループです。
3人の醸し出す空気は、もうこの3人にしか奏でられないもので、それだけでも聞くべき価値が満載のライブですが、
特に今宵は松本泰子の歌声にしびれました。
この人の身体は楽器です。

是非、一度、RabiSariのライブ
聞いてください。
私の長期的問題にあたることについて、この人は、日々努力しているんだなあ……と、実力を、見せつけられました。

うさぎの日記だけ読むとね、全然、そんなこと、感じさせないサザエ組の妹ですが。
この人は努力も含めて天才だと感じた一夜でした。

森陰アパートメント
12/11 劇団大樹
小劇場 てあとるらぽう

川野誠一さん主宰・出演。
あのミカン畑でつかまえて
12/5 フォーラム・コイナさんの会
麻布区民センターホール

シニアワークショップに参加してくれている高沢みずえさんが出演した芝居。このホールには何回も通ってあまり楽しい思いをしたことが無いのですが、今日の芝居は面白かったなあ。二つの話が繋がりながら展開するのだけど、二話目の「仏印だより」がシュールで面白かった。作者の一柳俊邦さんは、昴の女優さん一柳みるさんのお父さんだそうです。麻布区民演劇祭も20年目だそうです。「芝居っていいねえ」とニコニコ顔で言いながら帰って行くおじさん。嬉しくて、私が思わずお辞儀してしまった。(*´▽`*)人のこと心配してる場合じゃないが、もっと沢山の人に観てほしかった。
そして後ろの席のエチケット知らずの嫌がらせオヤジ。殴ってやりたかった。演劇は誠意の塊だ。観る気がないならかき混ぜないで欲しい。

独白
12/5 音と言葉と身体の景色
SPECIAL CORORS

照明/坂上朋彦

私が初回にモノドラマで参加させていただいたこのシリーズも4回目になりました。
いよいよ主宰岡野暢さんの世界がくりひろげられる作りになっています。今回はキンダー女子から絶大な人気を誇るSPAC俳優の三島景太さんも出演。面白かったです。チェロ演奏の女性が綺麗で上手だった。この方は例の鈴木メソードで、SCOT出身の岡野さんと三島さんはもう一つの鈴木メソッドです。(^―^)

樺太
-昭和二十年八月-
11/30 方の会
銀座みゆき館劇場

演出/原田一樹

原田一樹演出、方の会「樺太」、観てきました。
良かった。
座長の市川さんが書く、この真岡交換手の話はこれまでに2回観ていますが、原田演出の今回、まったく違う切り口で上演されています。
役者の皆さん好演で、一人ひとりが際立ち、生きていました。
方の会第45回公演は、市川夏江さんの想いと共に結実した感さえしました。

THIS IS IT
11/13
アリオ川口

知り合い3人から「良いよ」と言われ、これは観に行かなきゃと昨日。

ご存知の通り、この先ロンドンで行なわれるはずだったマイケルのライブのリハ風景のドキュメンタリーです。

私はマイケルジャクソンに詳しくないし、前にも書いたけど、一番好きな曲は「BEN」というジャンソン5世代です。(^?^)
その私がこの映画を観て思ったことを……。


・構成・編集が上手い……

まず、これを思う。向こうの映画見ると本当にこれは感じますね。やっぱりこの編集のリズムセンスがすごい!! 編集者が踊っている。


・インプロ的なもの……

踊りと共に絶対的な音楽センスを持つマイケルの、ミュージシャンとのコラボレーションが面白かった。
特にギターの女の子、コーラスの女の子とのセッションでは、後半インプロビゼーションをマイケルが要求する場面があり、これは、きっと、彼女らにとって最高の時間でしょう。
それを周りで感じているスタッフも、「密な空間」を感じている空気が漂い、良かった。


・マイケルって、良い人だったのね……

うがった見方をすれば「そういうところばかり切り取った?」とも思えば思えますが、スタッフに対しての気遣い、注文をつける時の真摯な態度、音楽や踊りへの妥協が無いことを、偉ぶらず真摯に低姿勢から伝えようとする態度、「怒ってるんじゃないよ」と付け加え、「アイラブユー」を繰り返す。
ギターの女の子とのコラボでは、ラスト「ここは君の見せ場だから、高い音を出し続けて」と要求。応える彼女に「もっと、もっと」と繰り返し、最後に「ぼくはずっとここにいるから」と付け加える。
彼女のラストアドリブの間、ぼくはここにいるから、観客はここを観ているから大丈夫、焦らずに……という意味。
大御所の科白。
そして、誰でも言えることではない。


・テクニックのすごさ……

これはもう、そうなのですね。「すごい」ということは知っていましたが、ずっとあの踊りと歌と構成力と演出力を見せられると、この人はただ者ではなかったんだ……と今更ながら思い知らされます。
踊りについては、他のダンサーが同じ振りをした時に力一杯なのに対して、もう力なんかほとんど入っていないように踊っているけど、キレがある。


・マイケルが見ているものを、全員が見ようとする……

しょっぱなは、ものすごい数のダンサーのオーデションシーンから始まります。オーディション会場に来た段階で打ち震え涙目になり、マイケルとの仕事を勝ち得た人たちの興奮はものすごいです。
ただ、リハを繰り返す内に、マイケルの魅力にさらに取り付かれることは当たり前なのですが、その後、スタッフ全員がマイケルの見ている方向を見出す。
それが、素晴らしいと思いました。
本来、芸術とはそういうもので、観客の向こうの、未知の目に見えないものに対しての畏怖の心から産まれるものだと私は思っています。
それが、マイケルという媒体を通して全員が、マイケルではなく、マイケルが見ているものを見ようとする目線になっていることを感じ、やっぱりこれは、出来上がったライブを観たかったなあ……と残念に思いました。


・環境問題について……

これはもう、ね。受け取り方でしょう。
私は見ながら「ネバーランド作っておいて……」と思わないではありませんでした。
ので、さっき調べて下記のような記事があったので、転載しておきます。

以上が私の感想です。
さちぽんが是非大きな画面で……と書いていたけど、そうだと思います。ビデオを観てもつまらないかも。
延長になったようですから、見る方は是非映画館で……。



マイケルはネバーランドを作った思いを2005年の
インタビューでこう語っています。

記者−私が訪れた際にも恵まれない子供たちを招待していたね。
どうしてあの場所を作ったんだい?

マイケル−ネバーランドは、僕や子供たちの家として作ったもの。それに、
無意識のうちに作られていたものだ。さっきも言ったように、
僕はどこへ行けばいい?つまり、それは難しいんだ。
僕がそのまま外出してみたら警官がやって来て「変装を
しなきゃダメじゃないか!それと、うちの女房のためにサインを
くれ!どうしてセキュリティもなしに出歩いているんだ?」なんて
言われた。どこへ行ってもファンがいるから、外出もできない。
たまにはするけど、それも難しい。

記者−でも君は子供たちが生まれる前からネバーランドを持っていたよね。
君のためだったの?あの魅惑的な動物たちも、マイケル・ジャクソンの
ためだったのかい?

マイケル−僕のためでもあり、みんなで分かち合うためのものだ。僕が幼い頃には
できなかった事を実現するチャンスなんだ。映画館にも行けなかった。
ディズニーランドにも行けなかった。楽しい事は何ひとつできなかった。
僕らは旅から旅の連続だった。一生懸命、働いていたんだ。
それはそれで楽しかったよ。ネバーランドは敷地内にひとつの世界が
あって、僕の好きな物が詰まっている。

記者−君は、バリーのように想像上の世界を作り上げ、今まで何かしらの
問題は解決したかい?ラマを飼ったり、汽車を走らせたり、アトラクションを
作ったりなんて事がくだらないと思った事は?

マイケル−いいや。そんな考えこそくだらないよ。生きとし生けるものは皆、神の
創造物なんだから、そんな考えは間違いというものだ。他の人たちは、
フェラーリやら飛行機やらヘリコプターやらを所有して、無上の喜びを
見出している。僕にとっての喜びは、純粋な楽しさを分け与える事なんだ。

記者−ネバーランドの壮大さに比べて、君の家自体は非常に慎ましやかだ。
君の人間性もね。例えば、宝石もまったく着けてないね。どうして、
マイケルを象徴するような大きいダイヤモンドのひとつも持たないんだい?

マイケル−その点で僕は謙虚だと言えるね(笑)。もし身に着けていたら、最初に
「うわぁ、そのネックレスいいね」と言った子に「ほら、持っていきな」って、
あげちゃうだろうね。僕が子供の頃、サミー・デイヴィスやフレッド・アステア、
ジーン・ケリーなどのスターに「あなたの着ているシャツが好きだ」なんて
言ったら、僕にくれただろうからね。これもショウビジネスの特徴の
ひとつだと教えられた。気前良くあげちゃうんだよ。

ハムレット
11/12 明治大学
明治大学

舞台監督/村信保

劇団員の村信保が舞台監督をやらせていただいている明治大学文化プロジェクト公演。
今年は6弾目の「ハムレット」。
毎年シェークスピア作品を上演するが、悲喜劇が一年交替らしく、私は一昨年の「オセロ」と今回の「ハムレット」を観劇。
今回の「ハムレット」も良かった。
およそ3時間30分の芝居! 全く飽きずに観ました。
本日の配役はハムレットが女優、オフィーリアが男優というもの。
どちらも違和感が無いことにちょっとびっくり。

私はレアティーズが狂ったオフィーリアを見る場面に涙しました。私だけじゃなかったけど。
レアティーズ役の青年がとても繊細でリアルな芝居をしていて、オフィーリア役の男優が、見ようによってはもう「おかまちゃん」なのだけど、狂う芝居が良かったな。
例の「柳の歌」は、歌詞も曲もオリジナルで、風船もって現れたオフィーリアを観た時「へ?」と思ったけど、歌う姿が可愛く、愛しく……。
現在、ワークショップでも「狂気の演技」を巡って色々会話が交わされていて、
「狂気」は演じるものではない……ということも重々承知の上で、彼女(彼)の狂い方が切なく、それを見るレアティーズの身体表情にヤラレました。
オフィーリアがまた、歌が上手かったなあ。

それから、「コラプターズ」と言って、学生たちがシェークスピアの原作を翻訳し直し上演しています。これもまた面白い部分かもしれません。古典言葉と現代語が入り交じります。が、悪ふざけの感は無く、今の学生たちにマッチしていて面白く見られました。

天国までの百マイル
10/13 文化座
シアター1010

演出/原田一樹

中国大陸を含み全国公演を一通り終えて、これで一応の終了だそうです。この芝居、やっぱり私は好きです。文化座の原田作品の中でもやっぱり一番好き。

宮城野
10/11 TEAM NACS
グローブ座

草刈民代の宮城野。この宮城野はかなり色んなことを考えさせてくれました。、私が考える宮城野の内面は、その科白からは出て来ないでしょう!?!? え、そういう風に繋がるの!?!? と……、メモ取りたかったなあ。草刈さんの所作の美しさ、流石です。魅せます。

「赤毛のアン」

10/10 生命のコンサート 音楽劇
東京国際フォーラム

生命のコンサート 音楽劇「赤毛のアン」を東京国際フォーラムで観てきました。
出演者はプロに混じって、何か月も稽古してきた一般募集の方たちが多く、総勢何名?!
100は下らない人数での3時間に及ぶお芝居です。
まーちゃんは「街の人」で真っ赤なドレスを着てセリフもあり、大勢の中でも目立ってました!
コーラスと踊りも楽しそうで上手でした。
生オケだし、大好きなユカ・カメブチの生声も聞けて満足! 雨宮良さんがすっかりおじさん役を出来るようになってて、相変わらず声も良くて良かった。

戦渦の桜
10/3 劇団演者
大塚萬劇場

清水拓也/客演

ロスメルスホルム 10/2 イプセンを上演する会
イプセンスタジオ
修善寺
9/27 今申楽 朧座
シアターX

舞台監督/村信保

ぺりくりーず
9/26 EURO-JAPAN THEATER ORGANIZATION
俳優座劇場

演奏/和田啓・松本泰子

夏の夜の夢 9/10 スターダス・21完バニー
スターダス・21アトリエ

西沢栄治さん演出

スーパージュニア
コーラス
8/30 プラザウエスト
プラザウエスト

指揮・演出/松本泰子
ピアノ/白沢靖子

芸団協
コア講座・選択講座
8/24・25・9/1 表現教育指導者研修コース
芸能花伝舎

コア講座1 ドラマ活動をデザインする。
選択講座1 学校って、どういうところ? 教育制度について知る。
選択講座2 文化政策と子どもの芸術体験について知る。
(ワークショップ)

アレクサンダー
テクニーク
8/19 

BODY CHANCE

体験)

あらしのよるに それから
8/15 まりこ☆みゅーじあむ おはなしころころ
相鉄本多劇場
マイタウン この街を守れ
8/12 ミュージカルもみの木
ギャラクシティ 西新井文化ホール

2004年、2005年と、足立区で立ち上げた市民ミュージカル「しあわせなもみの木」。
残念ながら2年間で終了してしまったのですが、その後活動の継続を希望する劇団員や保護者が集まって、「ミュージカルもみの木」を立ち上げました。
その代表が、キンダーのシニアワークショップにも参加してくれている 中川知子さん です。
そして引き続き歌唱指導をキンダーの白沢靖子が、振付けを古木杏子がしています。
昨日はその第二回公演。
ちっちゃかった子供がぐんぐん背が伸びて、大人びた芝居をしているのを見ると月日の移り変わりを感じます。
大人も子供もみんな上手になっていたし、一生懸命練習した様子が伝わってきました。
メンバーも増えて、一回目に参加していたメンバーの家族が増えていたり、新しい顔、懐かしい仲間の顔が増えていたり、「ミュージカルもみの木」が注目されて来た証だと思いました。
終演後のロビーはさながら同窓会のような盛り上がり。久々にお会い出来た「もみの木」の仲間に会えて嬉しかった!!
練習は大変だけど、成果を見せられるこのような機会があることは素晴らしい。
これからももっともっと鍛錬して、楽しい芝居を見せてください。
中川ちゃん! 本当にお疲れさまでした。

農家ライブ
8/10 農家ライブ 漆原瑞穂バースデイ企画
味酒房 農家

お友達で、後援会の瑞穂ちゃんのお店「味酒房 農家」へ、かおりさんと。
瑞穂ちゃんたちはこの日、瑞穂お誕生日企画で冨士登山をするツアーを組んで帰還してのライブ。
残念ながら親分瑞穂ちゃんは高山病で頂上までは行けなかったらしいけど、14名中11名が登頂。
先日私の友達も「一昨日登ってきた」とヘロッと言っていてびっくりしたけど、この方たちもすごい!!
瑞穂ちゃんは3月には10キロマラソンにも挑戦。
その元気一杯パワーがライブ中も途切れることがありません。
3ステ笑いっぱなしでした。
相方のヤマシンさんは元アイドルの方なのですが、お笑いの方にしか見えません。
m(_ _)m
しかし、やっぱり二人のハーモニーは素敵でした。
しかも大好きな「おじいさんの歌(いつもタイトルが出ない)」を歌ってくれた!! 嬉しかった!!
何回聞いてもウルウルするし……。

そして、お客様の天さんに瑞穂ちゃんがプレゼントした曲をご披露いただきました。
途中の科白をかおりさんが!! 上手い!!
流石でございます!!

楽しいひとときでした!

さらばロバよ
7/31 なほプレゼンツ 西村晃追悼公演
人形劇団プークアトリエ

山崎なほさんは、昔から知っている女優さん。故西村晃さんのお孫さんで、なんというか、ひと言で申せば「まっすぐ」な女優さんです。彼女が「なほプレゼンツ」を長年やっているのは知っていたのですが、なかなか観る機会が無く、これが「なほプレゼンツ」最後の公演だそうです。とっても面白かった。なほちゃんの良い部分が一杯出てました。
この「さらばロバよ」というのは西村晃さんの持ち芝居で、かなり長い長いお芝居だったそうです。器用な西村さんはパントマイムや歌や勿論芝居で見せ場を沢山作り演じたそうです。「全てにおいて西村晃には到底太刀打ち出来ない」とパンフに書くなほちゃんは、自分たちなりの「さらばロバよ」を作りました。
可愛い(……のかな? はっきり言ってあまり性格は可愛いとは言えない、少しミョウチクリンな)ロバが主人公。着ぐるみが本当に良く出来ていて、なほちゃんがこれを着てロバを演じるのが、本当に可愛らしく(……らしいのかな?)、ユーモラスで面白かった。もっと刈り込んで、スマートな作品にして子供たちに見せたら良いと思った。反戦芝居というのは、こういう風に作るのがいいな。

タダの物語
7/30 スターダス・21声優科中間公演
スターダス・21アトリエ
現代能楽集 イプセン 7/29 燐光群
東京芸術劇場小ホール1
レクチャー「イプセン劇の可能性について」
7/29 

国際演劇交流セミナー共同企画

バー・クレメトセン Ms. Ba Clemetsen
ナショナルシアター フェスティバル・ディレクター、スポンサー・ディレクターによる講演
東京芸術劇場5F中会議室

非常に面白かった。
バー・クレメトセンさんは隔年オスロで開かれるイプセンフェスティバルのディレクターであり、世界の最新のイプセン劇の中から参加作品を選考する人でもあります。その20年の経験をもとに、イプセン劇の持つ可能性について話してくれました。
予め配られた「イプセン・ハンドブック」貰って良かった。イプセンの主な戯曲の登場人物や背景などが書かれています。
面白かったのは毛利三弥さんの質問で、「どうしてノルウェーの人はイプセンの物語をあんなにまでも縮めたり加工したりするのか?」というのがありました。回答としては「ノルウェー人は既にイプセン作品を判り過ぎるほどに判っているし、観ている。そこに置いて物語をそのまま演じることよりも、[どんな演出で今度は見せてくれるのか]を期待している部分が多くあり、演出家もそれに応えている」というようなものでした。

「野鴨」を演じた時に観にいらしてくれたノルウェー学生さんとその家族の皆さん。おばあちゃんもおじいちゃんも、お母さんもお父さんもとても喜んでくれた。おばあちゃんは原田に興奮して沢山沢山喋っていた。きっと何かしらの刺激を持って帰ってくれたんだと信じています。

モルヴィクが登場した途端に家族で「おお」と言って手を繋いだ……という目撃談もあり、あれはどういうことだったのか。あんな変な髪型のモルヴィクは、これまでノルウェーではあり得なかったのか……、まあこれは笑い話。

とにかく、ノルウェーという国に浸透している「イプセン」の物語の面白さ、家族というものの持つ意味の普遍性を感じた時間でした。そしてそういう国民の在り方は羨ましいと思ったし、作家としても冥利につきますね。

日常ってのはこんなもんです
7/27 スターダス・21 俳優科中間公演
スターダス・21アトリエ
キリストは死の縄目につながれたが 他
7/20 JYD記念オーケストラ&合唱団

Iさんは長くキンダーを応援してくれている、代表の同級生です。
代表曰く、「学生の頃からコーラスをやっていた」ということです。
でも、私達は何十年も知り合いなのに、今日初めてIさんの合唱会を聞きに参りました。

曲目はバッハのカンタータ第4番「キリストは死の縄目につながれたが」

モーツアルトの「ミサ ハ短調 KV.427 (モーンダー版)」。

カトリックの教会で行なわれたオーケストラと合唱団の、壮大な演奏でした。
教会の結婚式やお葬式でオルガンとコーラスというのは聞いたことがありますが、このような大掛かりなものは初めてで、厳かな雰囲気と、合唱団の方たちはお仕事しながら練習をしているらしいのですが、そのハーモニーの美しさ、レベルの高さに驚きました。
堪能いたしました。
Iさんが「ここの合唱団は毎回オーケストラで練習が出来るのが良いんです」とおっしゃってました。それは贅沢ですよね。
Iさん、良い機会を教えてくれて有難うございました。
いつもはこちらが観ていただいているばかり。
Iさんが舞台に立っている……。
新鮮で、まじまじと観察してしまいましたよ!!
お疲れさまでした。

寺山修司という劇的なるものを超えて 迷宮 毛皮のマリーの居る風景からの 7/19 芝居屋 劇団羊のしっぽ
梅屋敷テアトロドソーニョ
こんにちは、おばあちゃん
7/17 文化座佐々木愛舞台生活50周年記念
俳優座
石井里佳ライブ
7/5 LaQuaスペシャルライブ2009 Vol.4
LaQua

昨日の昼間は石井里佳さんのライブを聞きに東京ドームシティのLaQuaに行ってきました。

石井さんは私の所属している事務所のトップモデルをしながら、オリジナルで曲を作り歌っている歌手でもあります。
何ヶ月か前にオーディションに向かう途中、地図の紙を握りしめ渋谷の町をうろうろしているおばさんに「同じ会場に向かうみたいですね」と気軽に声をかけて来てくれたのが石井さんでした。
爽やかな綺麗な女性だなあ……と印象深かったのです。
ちょうどその日の朝に事務所のサイトで石井さんの写真を見ていたので、奇遇でびっくり。

それからブログに押し掛け、勿論自分の芝居の宣伝もし(笑)、そして昨日のライブを教えてもらって行ったというわけです。

存在感がある爽やかな歌声がLaQuaの野外ステージから会場中に響いて気持ちよい30分でした。
石井さんの歌はどの曲も、心地よく聞いている内に、音のボルテージと詩の緊密館が相乗作用し、ある到達点まで運んでくれる力(ちから)がありました。

野外ステージでのライブですので、石井さんのライブ目当てで来たお客様だけではありません。そこで休憩をしたり、物を食べたりしている方が多いのです。
でも、そういう人たちに聞かれてこその実力ですね。最後には皆さん一体となって手拍子し拍手していました。

実は私の目の前に、多分少しだけ痴呆症が入っているおばあちゃんと、お父さん(息子)、そして孫娘が座っていました。おばあちゃんの面倒を交代に見ては、交代に用をすませている感じでした。やっと用事も済んで3人が揃った時、お父さんが石井さんの歌に合わせておどけるように手拍子を打ち踊り出したのです。おばあちゃんがそれを見て笑いながら手拍子を打ち始めました。
その時の孫娘とお父さんの顔を忘れることは出来ません。驚きと嬉しさと色々なものが入り交じってました。そしてその後おばあちゃんがそっと目頭を拭ったのも見てしまいました。

一人一人が生活を背負い、ここにたまたま集まって、石井さんが作る世界の中で、一人一人がその詩を噛み締めて、行き過ぎる……。
劇場という場に集まってもらって観ていただく芝居とはまた違う「ライブならでは」の在り方を、感じた気がしました。

アンドゥ家の一夜
6/25 さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場小ホール

junさんから「プロンプをしながら舞台横を走り回る蜷川さんを観るだけでもおもしろいかも」とメールいただき行って参りました。
お一人お知り合いになった方もいて一度みたいと思っていたので、やっと! です。

なんと3時間15分のお芝居!!
蜷川さんのプロンプは最初はパフォーマンスにしか感じられなくて違和感あったけど、しかし内容はなかなか素晴らしかったです。

平均年齢70才とは思えない舞台。
いや、年齢を書くのはもうここでは意味ないですね。
すごいと思いました。

だけどやっぱりもう少し短く凝縮したら、もっと皆さんの良い部分だけが出て終わったかなあ……とは思った。だけどねえ、作っていると長くなるのは仕方ない……と思っちゃうのだよねえ。うちもそうだから……。
3年目の団員が多くいらして、やっぱり続けることの意義を感じます。
そして皆さん、あのさいたま芸術劇場小ホールの階段を昇る降りる昇る降りる……!!
皇潤必要ない素晴らしいフットワーク!!

おおよそのお客様たちは大満足。蜷川マジックに夢心地の目つきです。
蜷川さんのプロンプも一度聞けて(笑)記念になりました。
プロンプするなら、あのくらいはっきりやらなきゃ!
演出部の男の子! あの期に及んでウイスパーにしたって、お客様返って耳をすますだけだから!(笑)

今日はうちのシニアワークショップの取材もあったので、改めて「シニアで芝居をする意味」を偵察に行きましたが、シニアだろうがジュニアだろうが、良い芝居を作らなきゃ意味ないなあ……と思いました。
8月に集まるメンバーで、またゴールドシアターに負けない面白い芝居を作りたいと思っています。

ふだらく その2
5/18 小谷野哲郎 ソロ公演
planB
クミコ いのちを歌う
5/16 埼玉いのちの電話チャリティコンサート
大宮ソニックシティ 大ホール

良いコンサートでした。「いのちの電話」の主宰、「いのちを歌う」というテーマ。
そういう場面で歌う歌を沢山持っている経験と、MCの面白さ、軽さ……。
終了後の奥様たちの満足気な顔が印象的なコンサートでした。

絢爛とか爛漫とか
5/7 スターダス・21カンパニー
スターダス・21アトリエ
14歳の国
4/29 キレなかった14才 りたーんず
こまばアゴラ劇場

昨年からキンダーの後援会に入ってくれているSさんが、こまばアゴラでやっている芝居に出演しました。

2009年4月16日(木)〜5月6日(水・祝)
6人の演出家による連続上演
「キレなかった14才 りたーんず」

?『14歳の国』
作:宮沢章夫 
演出:杉原邦生(KUNIO/こまばアゴラ劇場<サミット>ディレクター)

Sさんは大手コンピューターメーカーでSEを19年。現在はITコンサルタントが本業です。
しかしここ数年芝居に目覚め、キンダーにも志賀直哉からご来場くださり、後援会にも入ってくださり、ユニットの小発表を含め昨年の芝居は全てご覧いただき、その度に飲み、語り、暖かく厳しいコメントをくださる方です。
そのSさんが、上記作品で舞台デビューです。オーディションに見事合格し、出演。
周りの役者さんは、プロアマ含め、少なくともSさんよりは舞台経験のある若者達です。
その中、Sさん、良い味出していました。

宮沢章夫さんの脚本はちょっと気持ち悪く、コワい。
杉原邦生さんの演出は、おばさんから言わせると「ハナジラム」感覚と、勢いあって良いなあ、という感覚とが交互に押し寄せ興味深い。
そして、Sさんの居方は面白かった。

再来週、シニアワークショップの発表があります。
年数を生きてきた人って、やっぱりその年数分だけ人生のワークショップを重ねて来た……ってことになるのかなあ、って最近思います。
そういう意識を持てば、そんじょそこらの若造には出せない科白の魅力、存在の仕方が出来るようです。
今日のsさんにはそういう魅力がありました。

新橋フロリダ
4/25 新宿芸能舎
スペース107
ピアフという女
4/21 いさらい香奈子コンサート
内幸町ホール
田辺一邑
真打披露興行
4/16 講談夜席
お江戸日本橋亭

以前うちのワークショップに参加してくれた講談師の田辺一邑さんの真打披露公演に行ってきました。
一邑さんは、あの田辺一鶴さんの愛弟子さんです。
田辺一鶴といえば、「東京オリンピック講談」で名を馳せ、当時はテレビをつければこの方のテンション高い講談が聞けたものでした。
もともとは吃音だったのを講談の道を歩むことによって克服した一鶴さんと、お笑い三人組の一柳斎貞鳳さんが、オリジナリティ溢れる芸風で講談というものを世に知らしめた先駆者であります。
……というようなお話を今日も宝井 馬琴さんがお話していらっしゃいました。
……が、私はリアルタイムで知っています。(笑)

その田辺一鶴氏のお弟子になってあまり年数も経っていない内に、キンダーのワークショップにいらっしゃり、それからメールや手紙でですが、連絡を取り合うようになりました。
と言っても、私が彼女の講談を聞いたのは、そのすぐ後の、多分若手の勉強会のようなものだけでした。
それから何年経ったか、はっきりしたことは忘れましたが、この度めでたく真打となり、お江戸日本橋亭満席のお客様に見守られ、先輩たちの口上の中頭を下げている彼女を見て、「ああ、このような制度があることって、すごいなあ。」と、会っていなかった何年かの彼女のことを思い、またちょっと羨ましく、ウルウルしてしまいました。

その後、一鶴師匠のオリジナル講談「妖怪お化け軍談修羅場」、懐かしいお声と変わらぬ身体パフォーマンス、アノ独特のお髭が更に年期入ってバージョンアップ健在!! を拝聴、拝見(80才ににして?記憶検定に挑戦! 未だ開発盛んなり!! 素晴らしいです)した後、いよいよ一邑さんがトリでした。

出し物は、彼女の十八番、?「中江藤樹」
の幼少の頃の物語。

?YOU TUBUで見られますが、出来たら生で観てあげてください。
いわゆる「母子もの」ですが、私ゃそれに、すっかりヤラレました。
涙がつつーーーっと。
大事件ではない。でも、子を持つ母なら(持ってなくても)この人情噺は心に辛く、暖かく、背筋が伸び、この演目を一邑さんが演じる意義と意識を感じました。
講談界は今や前座や二つ目は女性のお弟子さんの方が多く、男性が求められているそうです。
女性パワー強し!! です。
でも、やはり私のように講談をたまにしか聞かない一般人には、また特に一鶴氏や貞鳳さんを知っている世代には、「男のもの」という見方があります。

どうぞ、一邑さんが明日の講談界を背負って立ってくださることを祈っております。

一鶴さんが、地道に努力する一邑さんにおっしゃった「自分の時代が来るまで待った、徳川家康の心持ちでやりなさい」という言葉が、「怒った顔を見たことがない」とお弟子に言われる一鶴さんの人となりを現していて、素敵でした。

帰り、送ってくださる時も、一邑さんの隣でにこにこと「有り難うございました」と頭を下げてらっしゃる師匠を見て、「ああ、良いところに入門したんだね」と私が嬉しくなった一夜でした。

艶麗の猛き影花
4/11 花伝シアターカンパニー
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音と言葉と身体の景色
4/4 身体の景色
新井薬師SPECIAL COLORS
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3/22 キラリ☆かげき団
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3/16 スターダス・21 研究科Bクラス修了公演
スターダス・21アトリエ

セロ弾きのゴーシュ

1/18 劇団21世紀FOX 付属演劇研修所  第11期研修生アトリエ勉強会
劇団21世紀FOXアトリエ

いつもキンダーを手伝ってくれている小林愛(めぐむ)君が出演。いつも観てもらうばかりで、初めて彼の芝居を観ました。