けさくの感激覚え書き その十五(2017)

62 ペールギュント 12/24 

世田谷パブリックシアター+兵庫県立芸術文化センター

いわいのふ健さんが出演しているので観に行く。すばらしいセットチェンジと壮大なドラマは魅せるが、いかんせん、主役の方の芝居がどうにも私には受け入れられなかった…。残念だった。

61 ペルセポリス。そして、 11/16 かもねぎショット
ザ・スズナリ

森下高志出演
60 ミロンガ 10/4 劇団匂組
SPACE きょうもん
59 砂の棺 10/1 The30's+ 
成城山耕雲寺

オモシロカッタ!
58 Love&Peace展 9/22 スペース・ゼロ・ギャラリー
斉藤真起さん出品
57 さばかれしあこがれ 9/22 をしばいかむぱにぃ
てあとるらぼう

神林哲也さん出演
56 幻の国 9/21 劇団昴
劇団昴アトリエ
55 楽屋 9/18 studio D2
労音東都センター

藤本るみさん出演
54 アンデルセン・光と影の物語
〜最終章 そして新たな旅立ちへ〜
9/17 アンデルセンプロジェクト2017
船橋市民文化ホール

演出/原田一樹
音響/三枝竜
舞台監督/村信保
演出助手/古木杏子 ・深町麻子
53 贋作 罪と罰 9/15 スターダス・21カンパニー
スターダス・21アトリエ
52 ひらり 9/15 オトノワ+コトノハプロジェクト
シアター2+1
冴理・いさらい香奈子さん出演
51 クライム・オブ・ザ・ハート 9/14 
シアタートラム

NY の芝居にびっくり!
50 朗読と歌唱 1つの詩・2つの作曲 9/12 橋本由紀子さん
けやきホール
49 蒼白の馬上〜1978326〜 9/10 オフィス再生
APOCシアター

オフィス再生の芝居を観た。
私はこの集団の芝居は多分2012年から(何回かは欠席したが)ほとんど観ていると思う。
そして、前も書いたけど、私はどうやらこの集団の作るものが好きらしい。
今日の芝居も、役者が「大道具さんだか、照明さんだか、小道具さんだか、メイクさんだか、土建屋さんだか」わからない程舞台の上でセリフを言いながら色んなことをする。
はっきり言って危ない、信頼し合っていないと出来ないような、粗忽者には無理だろうことも、する。
それが潔くて気持ちよい。面白い。魅入ってしまう。
 
特に鶴見直斗さんは、マジシャンのように繊細な指で劇中「火」や「光」を扱い、その指先の表現にはいつもホレボレさせられるのだが、今日は、もう一つガテン系の顔も魅せていた。
 
今日の芝居は見沢知廉十三回忌追悼公演。「蒼白の馬上」〜1978326〜
三里塚闘争《成田闘争》を舞台としている。
 
見沢知廉は、私と同じ年だった。
政治や学生運動と無関係に育ってきた私は、結婚してから主人にその辺りのことを沢山聞いた。浅間山荘事件が何であったかもその時に聞いたし、連合赤軍の「総括」という言葉を聞いて嫌な気持ちになった。政治運動にそんなに心血注いでいた人が居たことを具体的には知らなかった。
主人はその後、デビュー作として戯曲「1999年のブーとフーとウー」を書いている。狼がいなくなった後の三匹の子豚を、政治運動の意味を失いつつある三人の人間として描いた。
身内贔屓ながら、私はこの芝居は傑作だと思っている。
 
話を戻す。
三里塚闘争は、ウィキペディアによれば、1966年から現在も続いている。見沢知廉が活動に参加したのは1978年。翌々年には新左翼から右翼に転向している。その後、スパイ粛清事件で殺人罪、懲役12年。
獄中で執筆し、文学賞の佳作に選ばれた「天皇ごっこ」は多分うちにもある。今探したけど、見つからなかった。
今日の芝居はその闘争がいよいよ激化した1978〜79年辺りのことを舞台化していたのだと思う。
 
二人の女優を、運動と自身を客観視する見沢知廉に見たて、新左翼の学生たちが劇中、鉄管パイプを工事現場のように組み立てていく。
最初に流れる三里塚新空港管制塔占拠事件のリアル映像にも、この鉄管パイプが写っている。舞台上にもすでに組んであるそれを、更に芝居の間に役者によって上へ上へと組み上げていくのである。
静かな芝居の時にはレンチ、大音量の芝居の時にはインパクトを使い分ける。稽古中に道具の直しをしなければならない舞台監督の気の遣い方を彷彿とさせる。
 
最後には劇場天上まで届くような、いわゆるバリケードのようなものを鉄管パイプで組みあげた。鶴見さんのガテンの腕と、繊細な指先が綺麗だった。
多分、芝居を作る上で、秒単位で段取りを考え、それを咀嚼することに力を注いでいるからだろう。「どうだ!」と見せられたら辟易し心が離れるが、それを自分のものにしているから、感心するより先に、魅入ってしまう。
そして、世代の者には、この鉄管(単管)パイプが、鉄パイプに繋がる。
 
役者のポケットやら、持ってくる布袋の中身から、細かく出てくる小道具を確認しながら、観る。
隈取りのようなメイク、怒髪天をつくようなヘアメイクを舞台上で始める。
三里塚の住民代表のおばさんは、常に何かのために働き続けた自分の「手」を強調する。
鉄骨の上で、中島みゆきの「世情」の歌詞の意味を問いながら、最後は死んで行く。(生命の死ではなく、思想的に死んでいったと私は思いました。勝手な見方です。)
演出家(照準機関とこの集団は呼ぶ)の高木さんのの発想に、今回も魅入った。
 
キンダーでもお世話になっている永友優が2012年から出演している関係で見続けている。今回永友は、声の幅を広げることをとても意識していたように思った。
でも、終演後永友に会って、そんな養成所の先生のような言葉で評価することに何も意味は無いし、「面白かったよ」なんて陳腐な言葉を発することがとても嫌だったので、高木さんに「会って行ってやってください」と言われたが、会わずに帰ってきた。
その時、思った。
私は、面白くない芝居も時もすぐ帰るが、通りいっぺんの感想で感動を逃したくない時にも帰るんだ……って。面倒な人間でごめんなさい。m(_ _)m
また観に行きます。

48 ゴドーを待ちながら 9/5 マウス・オン・ファイア
シアターカイ

ポッツォとラッキーの芝居の存在感があって、あれは一体なんなんだ?と、改めて考えました。面白かった。
47 「寒日」

8/29 国際水墨芸術大展2017
東京都美術館

上野の都美術館へ。

山本洋三先生の水墨画「寒日」《特選》と、
洋三先生の先生、の小全さんの「長を着る人」。写真撮ってきました。
水墨画と一言で言っても、色んな絵がありましたが、先生の人物は、小さいのにその生活が見えました。

46 この世界の片隅に 8/29 
田端チュプキ

瀬田ひろ美 吹替え《知多さん》

「この世界の片隅に」を観て。
試写会の時にはどんな作品になるのか検討もつかなかった。あの画風で戦争映画? 原作も読んでいません。
もちろんVは観ているし、それが完成するアカツキがなんとなくは想像出来たけど、こういう作品に関わるのも観るのも初めてだったので、なんだか「へえ〜っ」と思う内に見終わってしまった。

で、今日、二回目。
二回目で気づいたことは、すずが「うちはぼーっとしてる」と自分でも言うが、確かにそうではあるが、この人は、人一倍ものを考えている人だということ。それが、ハタから観ればぼーっとしているということにもなるだろうけど。

実は、試写会の時も今日も、私も二度ほどぼーっとしたww。眠くなったと正直に言ってもいいです(笑)。ふーっとヌケる瞬間があった。
でも、そのすぐ後に、あの埋もれた地雷弾で右手と晴美を失うシーンになる。
そして、そのシーンは、更に「漫画」で描かれている。血が出たり、身体が吹き飛んだり、泣き叫んだり、ということでは描かれない。とても戯画化した「すずが子供の頃から描き続けてきた絵」で、その瞬間が、無音で訪れる。
しかし戯画化されてはいるが、その空気は、決してのほほんとはしていない。
現代の東京の都会の映画館のゆったりとしたソファの中で、ペットボトルのお茶を飲みながら、ヌケて観ている私の前に、突然、
ぼーっとしている主人公たちが、無音で、命を無くし、右手を無くす「事実」、を突きつける。

すずは懸命に闘っていた。
だから玉音放送を聞いて、まるで軍国少女のように「なんで戦争をやめるんだ!」と口走ってしまう。

さて、ここまで引っ張って書いても、当たり前の結論になります。
受け取り方はそれぞれ、要は受け手の想像力の問題……と。

片渕監督がサイトに上げているコメントを、ここに転載します。
《僕は、アニメの中で普通の日常生活の機微を描きたいと思っています。『この世界の片隅に』は、戦争が対極にあるので、毎日の生活を平然と送ることのすばらしさが浮き上がってくる。「日常生活」が色濃く見える。ふつうの日常生活を営むことが切実な愛しさで眺められる。これはたしかに自分がチャレンジしてみるべき作品だと強く思いました。僕は常々、自分たちが作れるのは映像まででしかなくて、「映画」として完成するのはお客さんの心の中でなのだと思っています。枠に切り取られた映像でしかないものの外側まで感じられれば、お客さんの心の中でどこまでも拡がっていける映画が作れると思うんです。リアリティを追求することは、世界を限定することではないんです。逆に、その世界が存在すると感じられ、見えている以外にあるものを想像力で感じられるようになると思っています。》
http://konosekai.jp/

先日のひとり芝居の公演が終った時に思った。
「父さんはとうとう帰ってきませんでした」も「生き地獄から戻った私!」も、ただ、悲惨な戦争に巻き込まれた可哀想な人たちが居ました……だけではないことを伝えたいと。
コチラ側があれば、アチラ側もある。
観る側の心の中で、敵もまたそこに生きる人間として見えてきてこそ、私のやりたい芝居。演じ手が一方的になってはいけない。自己満足もいけない。
そして、それがリアルに描かれるからこそ「戦争はいやだ」……という気持ちが生まれてくればいい……と。

シネマ・チュプキ・タバタ、初めて行きました。
「目の不自由な人、耳の不自由な人、車いすの人、子育て中のママなど様々な理由で、映画館に行くことをためらってしまっていたどんな人も、安心して映画を楽しめる、ひらかれた映画館。車いすスペースや親子鑑賞室を設置し、イヤホン音声ガイドや字幕付き上映を常時行う、ユニバーサルシアター。」
スクリーン120インチ。座席20席。意義のある、可愛らしい映画館でした。

セリフの字幕が出るので、絵の無いところで喋っているシーンなど普通だったら判らない私《知多さん》の声も、よく判りました。「あ、私ここでも喋ってる」(笑)

45 秘密の代償 8/22 ひじてつ
十色庵

後援会の真田真さんが旗揚げ。森下高志客演。
団体としての芝居の統一感は、やはりあった方が良いと思った。
44 夕顔 8/25 日隠
テアトルBONBON

村信保舞台監督。
岩瀬さんの作品。心に沁みるやり方が心憎い。観ていて良い気持ちになる作品は貴重。
43 西荻の夏のマクベス 8/24 シアター2+1
シアター2+1アトリエ

いさらい香奈子、演出。
マクベスだからか、やっぱり飽きさせない。2+1風の浅草的な持って行き方も、他では観られない。
42 はなまる感謝祭2 8/24 はなまるCreation
渋谷区文化総合センター大和田伝承ホール

太田花子さん主宰。神羽恵子さん出演。やっぱりここの踊りは魅せる。大人の踊りなのがいい。けど、感謝祭はいつも詰め込み過ぎかも。
41 幸福の動物 8/23 温泉ドラゴン
SPACE雑遊

いわいのふ健さん出演。シライケイタさんが書いたものが観たい。
40 ぶらんこ 明日は天気 8/22 岸田国士を読む。夏。
南青山MANDALA

小林もと果出演。
戯曲の捉え方の違いか? 
「夫婦」が観たかった。
他の集団も観たかった!来年は絶対に!
39 他人の目 7/15 T-PROJEKT
赤坂レッドシアター

田中さんはやっぱり上手い、そつない。
ベリンダの存在の苦悩が見えないので、ああいうことにすっと入っていけてしまう人みたいに見えたのが残念だった。
38 しあわせのタネ 7/12 たねびとの会
座・高円寺2

展開が遅かった。上演時間の兼ね合いがあるのだろうが、コンパクトにしゅっとまとめてくれたら、後味が良かったのになあ。
37 その人を知らず 7/7 新劇交流プロジェクト
東池袋あうるすぽっと

大作。東演の木野君の集中力と持続力が活きていた。話し方に特徴のある民藝の藤巻るもさんと、青年座の山本龍二さん。違和感から存在感へ。圧倒された。
36 故郷 7/4 劇団文化座
東京芸術劇場シアターイースト

主役に話が振られる度に動揺する。
35 うごきだす言葉の音楽 7/1 
東中野Big River

みんなの手朗読教室の柚木あんさんが主宰。同じく細田竜弘さんが共演。ギター下梶谷雅人さん。
主宰としてはほぼ初めてのチャレンジで意気込みが感じられた。柚木さんは、なんだかんだで最後には聞かせる方に持っていける集中力がある。細田くんはもう一つ幅が広がると面白いんだけどなあ。
34 ラインの監視 6/29 劇団昴ゲネ
某所
原田一樹/演出

ゲネを観せていただく、初演より数倍良い感じがする。
家族もいい。母ファニー、弟

デーヴィッド、そしてクルトが良かった。子役も秀逸。長男は昴の方だそうだが、子供に見えた。

33 美しい日本のうた、こころ、ことば 6/23 国際芸術連名
深川江戸資料館

全員で作り上げる感覚ではないんだな。発表会的なものなんだな。
野田紘未さんのご紹介で行ったのに仕事で遅刻して野田さんを観られなかったのが残念。野田さんの朗読、いいだろうなあ。
32 アルジャーノンに花束を 6/20 劇団昴
俳優座劇場

ストーリーの説明。
31 他人の目
  洗い屋家業
6/11 NY企画
小劇場楽園

原田一樹 演出

NY企画旗揚げ公演「洗い屋家業」
こういう戯曲に出会いたいなあ。
私が男だったら、演りたいなあ。

30 焼け跡のエレクトラ 5/29 身体の景色
ザムザ阿佐ヶ谷

古木杏子・森下高志 出演
「不安」の表現の違いかもしれない。
29 山路和弘
江戸怪奇譚
ムカサリ

5/27 青年座
青年座アトリエ

山路和弘 江戸怪奇譚【ムカサリ】
山路さんの一人芝居
この方の芝居センスは、やはり半端ない
私が芝居を始めた青年座のアトリエで、私が初めて憧れた役者、山路さんの技と汗を観る
原点回帰
雑念は捨てて、純粋に、切磋琢磨しよう
改めて自分に言う

28 漆原瑞穂ライブ 5/11 るたんあじるライブ
るたんあじる

大好きなお友達二人の歌を聴いてます
香奈ちゃんのシャンソンと、瑞穂ちゃんの曲を聴きながら、なんで泣いてるんだろ、わたし
ああ、幸せだ

新宿「るたん あじる」ライブ♪女将サミット
☆店主 いさらい香奈子Vo☆農家女将 漆原瑞穂Vo&g☆須古典明g 

声にしないリクエストに応えてくれました
大好きな「心の光」漆原瑞穂

27 安藤紀子ピアノライブ 5/7

素敵な方のシークレットライブに行きました
こだわりと迫力と繊細なライブ、堪能しました!
CDにサインしてもらっちゃった!

26 ひつじ 5/6劇団コープス
東京芸術劇場

劇団コープス「ひつじ」鑑賞してまいりました。
お友達の落合咲野香さんが出演! 他にも「多分、この人知り合い……」と思うひつじさんが何人かいました!
落合さん、常にいいポジション取って、羊になりきってました。
自然豊かな場所でもパフォーマンスするらしいのですが、エスカレーターに乗って登場するひつじたち……というギャップが可笑しかった。
池袋に悠久の時が流れました。ww

25 講談まつり 5/1

浜松市やらまいか大使田辺一邑さん企画の講談まつりを聞いてきました
「岩村城主おつや」を語った神田織音さんが、圧巻❗聞かせてくれました
一邑さん、大役お疲れ様でした!
中入りで演芸家連合会長の三遊亭金馬さんのお話聞けたのがラッキー(生金馬)!
家康くんと直虎ちゃんとも、写真撮ってもらいましたともさ!(^○^)

24 仮面夫婦の鏡 4/30 ハイリンド番外公演
下北沢ギャラリー

ハイリンド番外公演「仮面夫婦の鏡」
相龍さんのお薦めで観てきました
酒脱な二人の芝居楽しんで、枝元ちゃんからお土産の無添加リップまでいただいて、お得感満載(*^^*)
しかし世の中には良い俳優が沢山いるもんだ!

23 蝉の唄
今のところ2017No.1
4/29 桟敷童子
すみだパークスタジオ

遅ればせながら、初 桟敷童子
言葉にならない衝撃
なんか、悔しくて、涙流しながらガン見した!
「くそ、くそ」と言いながら帰った。

22 正義の人びと 4/29 オフィス再生
六本木ストライプスペース

私の好きなオフィス再生の芝居
満喫しました
キンダーでお世話になってる永友優が、今回重要な役を演じています
高木さんはホントに面白い空間をみつけてくるし、使い方がうまい

21 フェードル 4/22 
シアターコクーン

大竹しのぶさんの「フェードル」観てきました
これを期に、封印するようにしまいこんだ台本を引っ張り出して、考えよう
私のフェードルを、もう一度
スターダス所属の斉藤まりえさんが、パノープ役で出演してました、存在感ありました

20 さくらと、私と、黒い雫 4/16 Lumeto
Theater Option

スターダス・21カンパニー福田桂子ちゃんが出演。主催者の書き下ろし作品。リアルな空間に、えげつない言葉が錯綜し、一瞬引く(多分男性は引きまくる)が、主演の板倉さんの、知能指数が低いだろう女と、福田演じるクールな女の対比が、徐々に面白くなってくる。
板倉さんのダラダラに泣いて感情を出しまくる演技は、嘘はついていないから嫌な気持ちにはならないが、観ている方は、次の演技を期待してしまうから、少し拍子抜けではあった。出て来ない男は本当はどんな奴なのか想像させるのは面白かった。私が演出だったら、ラストに鳴る携帯電話(多分、件の男から)には触らせない。一面的だろうか?

19 風の会発表会 いのちをつなぐ 4/14 風の会
清瀬けやきホールセミナーハウス

清瀬の朗読にも参加してくれている松本三代子さんと、福井ひろこさんが出演。講師を置かないコンセプトの詩の朗読。
思い(感情)を乗せすぎて伝わらない……と思うが、聞く人には、そうでもないのか? と思ったりもする。
朗読も奥深くて、色んなジャンルがある。
18 北へんろ 4/13 劇団俳優座
シアターカイ

渡辺聡さん、早野ゆかりさん、加藤佳男さん、瑞木和加子さんが出演。堀江安夫さん書き下ろし。
リアルではない展開に途中から「?」となり、なるほど……となる。
つじつまが合わないところが無くはないような気もするが、それはあまり気にならない。圧倒的な子供の民謡、期待はしていたが、思わず涙腺が緩んだ。ゆかりさんは、きどった役より、今回の役柄が合ってる気がした。
17 どれい狩り 3/30 さんらん
SPACE雑遊

高校生の時「友達」に出たことが、キンダーでも「棒になった男」を劇団員がやったことがあるが、以来なかなか安部公房作品を観る機会も無かったし、失礼ながら、勝手に「古さ」を感じていた。
が、これは今こそ、政治がキナ臭い今こそ、観る価値、演る価値があると思う作品でした
お友だちの逢川君の芝居が、メチャイヤらしくて良かった
(^○^)
娘役の方が美しくてみとれた

16 お気軽に。リーディング公演 3/25 お気軽に。
エリア543

このところ立て続けに関わりつづけてくれている中尾速人君が出演するというので行ってきました。
代表の方の進行の仕方、客入れの出演者のはしゃぎ様を見ていて、どうなることかと思いましたが、内容は、声優志望なんだろうなあ……と思う若者たちのセンスの良さと、声優芝居を疑ってかかるスタンス、テンポ。楽しみました。
15 イノック・アーデン 3/24 劇団昴サードステージ
自由学園明日館

びっくりするほど、何でもない朗読でした。
場所が素敵。明日館。何かやってみたいが、照明が使えないんだろうなあ。
14 朗読・この世界の片隅に 3/20 飯干大嵩 中田真弓の朗読ライブ
音倉

柚木あんさんが紹介してくれた朗読家 飯干大嵩さんの朗読を聞いてきました

今日は新作で、「この世界の片隅に」を、ご自分で朗読の形に直し、読まれました
(出版社にも許可をとってあるそうです)

飯干さんの朗読は、インターネット配信では何度か聞いたことあるのですが、
やはり生の迫力と息遣い、間の生かし方、音響は一切使わず無音で魅せる物語の表情が良くて、
そして、秀逸なのは、声
すず、周作、径子、晴美、すえ、そして地の文、
秒単位で変化していきます

朗読講師をしていながら、朗読の真の面白さをを理解してないかも、と不安な私

下に山本洋三先生が書いてくれましたが、先日の森下の朗読の演出でも、「たまたま本を持って、たまたま座ったままでいる芝居だと思って」と言ってました

私が講師をやっている時も、結局そこに拠ってるなあと思います

今日の飯干さんの朗読もまた、演劇的ではあるのですが、声の使い分けに於いて、まさにプロの「朗読家」でした

いや、多分演劇もそうでなければいけないのだろうけど、声で役作りをすると間違うことが多々あり、
教室の時も、
声は作らないで
男の声も、お婆さんの声も、イケメンの声も出さなくていいから、内面を探って
……と伝えます

飯干さんは、かなり声を変えますが、違和感が無いのは、ちゃんと内面で変化させているからだと思いました
そして、変化が早い

出来たら、映画観ない内に聞きたかったなあ
やはりどうしても、シーンが、アニメで浮かんじゃう

飯干大嵩さんの朗読
是非一度聞いてみてください

ネット配信もしてますが、やはり生がお奨めです!

13 少年志願兵のシベリア体験 3/18 知ることからはじめよう戦争って?
新宿平和祈念展示資料館

演出を担当。
最後の森下の頑張りのおかげで、なんとか形になった。
評判も良くて、ひと安心。
12 女の平和 3/17 スターダス・21養成所研究科Bクラス修了公演
スターダス・21アトリエ

こんなギリシャ悲劇が当時現存していたこと自体が驚き。えぐい話なので、以前アマチュア劇団のを観た時に感じたいやーな感じがあったらヤダなあと思っていましたが、ここまでやっていただけたら、いや、あっぱれです。さすが、西沢さん。
11 紙屋悦子の青春 3/10・11 スターダス・21養成所研究科Aクラス修了公演
スターダス・21アトリエ

なんというか、みんな良かった。
私はそれほど関わったわけでもないのに、翌日、軽く「紙屋悦子」ロスにかかった。
それくらい良かった。
原田一樹演出。
10 ♪うたう♪ 3/12 松本泰子Voice House
驢馬駱駝

松本泰子門下生発表会、♪うたう♪聞いてきました

白沢靖子、貫禄でした
素人でも、「これは難しいでしょ!」とわかる歌を余裕を持って自分のものにしてました
固さが取れ、伸びのある歌でした
継続は力だ!
沢山練習したんだろうな

女優の井上阿弥ちゃんは、いつも通り華やかに魅せてくれます
惹き付けようとする力がすごく感じられる

初参加の俳優座の瑞木和加子さんは、原田演出の「ラストインラプソディー」で、ロンドンデリーの歌を唄いました この歌に私はやられちゃったんだけど、それ以来泰ちゃんに歌を習っているそうです
今日も瑞木さんらしい集中のある歌でした

船橋アンデルセンミュージカルの人たちも沢山参加
伸びのある天使の歌声が沢山!

そして、今さらではございますが。
やはり、泰ちゃんは、すごいな
まだ泰ちゃんの歌を聞いたことない人は是非一度聞いてください
歌の意味ではなく、「歌う意味」が、届いてきます

9 朗読会 3/5 柚木あん 出演
東中野BigRiver

みんなの手の柚木さんが出演。小さな空間で緊張するだろうけど、色んな場を得ているのは大事なこと。共演の志月かなでさん乗センスがいい。
8 狗でん改め 2/25 team roughstyle
ウエストエンドスタジオ

金澤辰典君のご案内で行ってきました。沢山のフアンがいて、満足している人がいることには申し上げることも無い。が、新撰組の登場人物が、全員アニメ王子様喋りなのに、どうしようもなく脱力感が募りました。私は行っちゃ行けなかったんだろう。
7 喰いしん坊万歳! 2/24 文学座
紀伊国屋サザンシアター

やっぱり文学座の人たちは上手い。やっぱり時々、上手い演技を観ないといけない!
バッファローでご一緒した斉藤志郎さんが出演。志郎さんは、押しも押されぬ志郎さんだった。
6 桜の園 2/24 スターダス・21 俳優科
スターダス・21アトリエ

藤井ごう演出

やはり大作に挑むべきだ。若い時こそ。
男役をやらなければならなかったり、色々あるが、やらなければならない……という眼鏡を取り払った時に見えてくるものがある。

5 HUIS CLOS 出口なし 2/23 学習院+戯れの会
学習院大学

多和田真太良演出

所謂不条理劇を堪能。学生さんだと思っていて、上手いなあと感じていたら、プロの役者さんだと。製作が大学院生で、出演はプロだということで、理解しにくい団体ですが、こういうことが試演出来る環境は羨ましい。稽古場があるのも羨ましい。
プロだと判った瞬間に厳しい眼になってしまうところもあるが、とりあえず「出口なし」という作品を一本通してみられたことに感謝。
4 全段通し 仮名手本忠臣蔵

2/19 遊戯空間
シアターカイ

渡辺聡さん出演
リーディングで稽古を重ねた成果が舞台に現れ、よくまとまっていて、面白かった。

3 インダウト 2/17 スターダス・21 声優科
スターダス・21アトリエ

野坂実演出

頑張っていた。家庭劇を等身大で演じるのって、ある意味大変゛だなあ。リアルな時間でなければ、観る意味さえ失ってしまいそうになる。
2 銀河鉄道の夜

1/29 百景社
こまばアゴラ

1 藤豊会

1/9 藤豊会
藤間かおる出演