劇団キンダースペース レパートリーシアターVol.47 k#92
手紙
作/サマセット・モーム 翻案・演出/原田一樹
モームは結末の一言、一つのオチを書くために短編を書いた。とよく言われる。
チェーホフと比べ文学として劣るとされる理由である。 が、ある見方をすれば、これはチェーホフが世界を文学に移し、モームは物語の中に世界を見ようとした、とも言える。 「手紙」は、処分され、ないはずだった私信の存在が、一人の女の人生を狂わしていく話である。 「ないはずの手紙」は、あるいは、大英帝国によって植民地とされてきたアジアの、「ないはずの世界」の物語かもしれない。(原田一樹) |
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