劇団キンダースペース レパートリーシアターVol.41
『パレードを待ちながら』
作/ジョン・マレル 訳/吉原豊司 演出/原田一樹


「パレードを待ちながら」は、一見、派手なバーレスク調の銃後の物語である。
が、その背後には日常が、独自の手触りで描かれている。
待ち続けても来ないパレード。
あるいは、待ち続ける沸き立つ気持ちが、すでに失われて迎えるパレード。
いずれにせよ、私たちの上演では、その日常に流れる女たちを描くことになる。