中島高校「心の教育」
講演会&ワークショップ

講演会

北国新聞より
演劇は心の栄養剤
中島高校 劇作家原田さんが講演

 中島町の中島高の「心の教育」講演会は二十七日、同校で行われ、劇団「キンダースペース」代表で、劇作家兼演出家の原田一樹さんが、講演やワークショップによる演劇指導で、演劇の面白さと、心の成長に果たす大切さを生徒に語りかけた。
 原田さんは九月の中島町民劇団の第三回公演、中島版「わが町」の脚本を担当しており、シナリオの肉付けのために二十五日から俳優の狭間鉄さんと一緒に同町に滞在している。今回、演劇を中心に人間性の教育を進める中島高の要望で、昨年の狭間さんの講演に続いて、講演と演劇指導を行うことになった。
 講演は「演劇の面白さ・物語の面白さ」と題して行われた。原田さんは、実際に音楽や照明を使って、生きる糧としての想像の楽しさと大切さ、演劇の果たす役割を説明した。
 演劇コース生徒を対象に行われたワークショップでは、原田さんのほか、「キンダースペース」の瀬田ひろ美さん、かなざわ演劇人協会事務局長で講師の東修さんらが、全員でひとつの物語を作り上げる演劇の基礎となる、言葉と体で作るコミュニケーションを指導した。
 生徒は歌や言葉の掛け合い、歩行などの動作を通じ、普段何気なく交わしているコミュニケーションを意識的に行う難しさと、大切さを実感しながら、授業に熱中した。

演劇コースワークショップ

演劇コースのみんなと記念撮影