熊本県立劇場公演
モノドラマ
3月26日(金)〜28日(日)
無事終了の御報告

キンダースペースレパートリーシアターVol.16
西川口アトリエ公演
monodrama
<モノドラマ>
2004年 4月22日(木)〜25日(日)
4月29日(木・祭)〜5月2日(日)


キンダースペースワークユニット2003
第7回試演会
monodrama
<モノドラマ>
4月16日(金)〜18日(日)の御案内はこちらから

構成・演出 原田一樹

 これは演劇に限ったことではありませんが、およそ表現芸術というものは、その創造においても鑑賞においても、本来そこにはない、またはそこに見えないものを見ようとする行為であると言ってさしつかえないと思います。例えば、ゴッホの絵を見て我々が感じるのは、そこに見えたであろう糸杉や星月夜の変形した姿ではなく、それをそう描く彼の内面と彼自身の葛藤の姿です。ゴッホの絵を見るまでは、私たちは誰もこういう葛藤を見たことはありませんでした。これは例えば、ミロのヴィーナスや、モナリザの微笑でも同じ事で、我々はそこに今まで見たことのない「美」というものの表わされる態度とその瞬間を見ているわけです。

 また、今、例えば映像というものはその技術において飛躍的な進歩をとげました。私たちはそれこそ今まで見たことも無いものを眼前にすることが出来ます。芸術であるかどうか、という議論は別にして、少なくともここでは私達のめざす「演劇」の表現とは別の方法が行なわれていることはまちがいありません。

 では、演劇の方法とはどう言ったものでしょうか。それは例えば、何もない空間にどこにでもある真っ赤な林檎を一つおいて、林檎それ自体の美しさよりも、いま林檎がそこにある、ということによって感得される美しさを想像させるものだと考えています。そして今回のモノドラマは、いわばこの林檎の姿すら舞台に出さず、一つの物語を現出しようという試みです。元の小説はすべてわが国の近代というものを背景にしています。従って、そこに想像によって見えるであろう見えないものとは、例えば「不安」というものであろうと考えています。

構成・演出 原田一樹



(開場は開演の30分前です。)

4/22
(木)

4/23
(金)

4/24
(土
)

4/25
(日)

4/29
(木・祭)

4/30
(金)

5/1
(土)

5/2
(日)

14:00

B

A

15:30

A

A

B

B

18:00

A

B

19:30

A

B

B

B

A

A

Aプログラム

森鴎外
「高瀬舟」


古木杏子

宮澤賢治
「貝の火」


小林元香

芥川龍之介
「鼻」


斉藤貴司

菊池寛
「藤十郎の恋」


瀬田ひろ美


Bプログラム

横光利一
「蝿」

 
加藤奈緒美

小泉八雲
「悪因縁」



坂上朋彦

志賀直哉
「正義派」

 
平野雄一郎

太宰治
「竹青」

 
目黒幸子

■チケット/日時指定・自由席・要予約 
前売券 3000円
当日券 3300円
ペア券 5500円
AB通し券 4500円
ワークユニット共通券 3500円
養成所割引 2500円
学生割引 1500
円   
賛助会 友の会 無料(賛助会員には優先席を御用意します)
※ 未就学児童のご入場はお断わり致します

御予約は、[劇団E-mail] TEL FAX にて承ります。
1 お名前 2 お電話番号 (お持ちであればFAX番号・メールアドレスなど) 3 枚数 
4 御希望日時 5御希望のチケットの種類
E-mail post@kinder-space.com
TEL 048(252)0551(留守番電話も同様です)
FAX 048(255)4342