※2016年7月18日にいただいた感想です。

館内アンケート(18日)より
「生き地獄から戻った私」客観的に熱くならずに作ってある所がよかったです。
初めて子供と共に来館しました。また違うイベントに参加したいと思います。一人芝居、胸が痛くなりました。
一人芝居で戦争の醜さがよく分かりました。絶対に平和がいいです。戦争反対です。
一人芝居「生き地獄から戻った私!」に引き込まれました。展示を見るのとはまた違った体験が出来て良かったです。泣きそうになりました。
本日の一人芝居、大変良かったです。
大変勉強になりました。一人芝居も感動しました!
一人芝居を見ました。とても分かりやすく、勉強になりました。
今日は瀬田さんの一人芝居を拝見しました。感銘受けました。

ブログより
●昨日は平和祈念資料館で、瀬田ひろ美さんの一人芝居、「生き地獄から戻った私」を観ました。
なかにし礼さんの「赤い月」と重なり、脳裡から離れなくなりました。
そう言いながら、帰ってからは、Xファイルを自宅で友人らと観たのだが、現実逃避をしている自分にも気がつきました。
幸せな生活が、戦争で突如一変することの恐ろしさを改めて知り、私は今まであまりに利他を考えずになんと平和ぼけして自己愛だけで生きてきたのだろうか〜と、多いに今更ながら気がついたのであります。
夢を抱きながら満州国に渡って間もなく、夫は徴兵されて家にはいなく、戦争の偽の情報に色々と操られながらも、家を守ろうと普通に生活してた親子の話から始まりました。ロシア兵から逃げ出す様は、胸が詰まる思いであった。若い母親は、子供2人を背負い、周囲の人や土地の人に時に助けられながらも、6歳の長男の手をひき、果てしない悪路を逃げ惑うのである。やがてお乳が枯れ、涙も枯れ、ついに感情も消え行くほどの地獄の行程を体験する様は、戦後生まれの私には想像が出来難い様でもあるのである。
その必死に生き抜こうとする母親を通して、今を生きる意義さえ考えてしまった。次々に背中で亡くなる子供の体温の変化もわからず、手をひきながらも徐々に弱って行く長男を引っ張りながら、あちらこちら逃げ惑う姿が、瀬田さんを通してひしひしと伝わり、子供らの死に、涙、涙しか出てこなかった。
涙が出るのは、まだまだ心身にゆとりがある証拠、生と死の極限状態になったら、涙も枯れてしまうのだろう。
今でこそ平和な国、にっぽん!である。
臨床では、看とり師なる素晴らしい役割を担う方々が誕生している。同じ死ぬという意味が、戦争という愚かな行為、人が人を殺める行為は、どんな理由があろうと、決して許され、死を簡単に受け入れることはないだろうと感じるのである。
うちの孫らに是非一度、平和祈念資料館には連れて行きたいけど、部活が休めないとのこと。
私も今一度、ひろしま、ながさきの意味と意義を受け止め、祈らせて頂きに行くことを決意し、日々の愛と平和と安寧の祈りをより深めることにした次第です。昨日の機会に感謝です。(T.Y.さん)


●毎年8月前後に「はだしのゲン」全10巻を読むのだ
いつか広島へ行ってみたい
で、本日月曜日、劇団キンダースペース看板女優〜瀬田ひろ美の一人芝居(新宿住友ビル48階)
もう4年目かな?
毎年行きたいと思いつつだったので、目が覚めた時「よしっ」って(^^)/
展示されてる戦争資料などを見て、いろいろ考えちゃった。
満州の引揚体験の芝居を観て、絶対に戦争のない国(地球)でなければと心から願ったよ。
私の盲目になった祖父や父は樺太の引揚者なのだ。
23(土)も11時〜と14時〜(約40分)
お時間作って、是非とも行ってくださいませ〜無料です。(M.U.さん)


●平和祈念展示資料館 夏休み特別イベント「知ろう 考えよう 戦争のこと」
昨日、新宿の平和祈念展示資料館で行われた引き揚げ体験のひとり芝居を見に行きました。
お友達の瀬田ひろ美さんが演じています。
毎年夏に上演されているのですが、いつも夏休みの旅行と重なってしまい、今回やっと見せてもらいました。
実際に戦争を体験した方たちの語りも貴重ですが、そうした方たちが亡くなられ、こういう形で伝えていくことが、とても大事だと思いました。
演じるたびに、毎回、発見があるといいます。我々が想像する以上の体験、奥が深い作品だなあ。
引き揚げの時に亡くなってしまった方、無事生き残り日本に戻れた方、なにが違ったのかなあ。資料館の展示物も色々考えながら、見せてもらいました。
以前、私が声の出演をした「えっちゃんの戦争」というアニメも、この資料館で上演されていました。
こういうことに触れたり、考えたりすることが、大事だなあ。良い機会を与えてもらい感謝です。
7/23にも11時と14時の公演があります。お時間あれば是非是非。(K.K.さん)


●新宿住友ビル48階にある
平和祈念展示資料館で行われているイベントを観に行きました。
私はこれを観に行くのが毎年の恒例?とまでは言いませんがかれこれ3回目(上演は4年目)。
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一人芝居
「生き地獄から戻った私!」
満蒙開拓移民団の花嫁募集に応募し、満州(現・中国東北部)に渡った一人の女性。
ソ連軍の侵攻によって始まる、命がけの逃避行を一人芝居で上演します。
やはり、毎年毎年、この手記と深く向き合う瀬田さんのお芝居は
何度見ても見ごたえがあって面白い。
戦争を体験していない私たちに
その肌触りや臭い、温度を想像させてくれる貴重な機会だと私は感じています。
もっと多くの人に観てもらえたらいいなぁ。
せっかくの無料公演だし。
資料館にはシベリア抑留にまつわる資料や写真も多数展示されています。
子どもさんにも分かりやすいお芝居です。(C.M.さん)


※2016年7月23日にいただいた感想です。

●キンダースペースの瀬田ひろ美さんが、ここ数年取り組んでいる一人芝居。今回ようやく見ることができた。元満蒙開拓団の苗村富子さんの手記『平和の礎』を元に、30分ほどの一人芝居として構成している。
舞台には白い椅子が3脚だけ。瀬田さんも白い服。そして抑えたなかにも効果的な音響と照明。キンダースペースの舞台のエッセンスだ。
「モノドラマ」で鍛えぬかれた瀬田さんだけあって、満州からの引き上げの悲惨な体験が目の前に鮮やかに浮かぶ。観客へ語りかける瀬田さんに、いちいち頷きながら聞き入っている女性もいた。お父さんに連れてこられた小学生もじっと見入っていた。
演劇の力を目の当たりに見た思いだ。生身の人間が演じること、言葉が生身の人間から発せられること、そのことによって、物語は、一つの「事件」となって現前するのだ。
キンダースペースが長い時間をかけて培ってきた演劇の方法が、こうしたところにも見事な花を咲かせ実を結んでいるのは本当に嬉しいことだ。
出かける前は、観客はどのくらい集まるのかちょっと心配だったが、30名ほどの定員の会場に入りきらず、隣の部屋にまでぎっしりと集まった観客にも、ちょっと感動した。
この手記を書いた苗村さんは大正9年生まれという。ぼくの父は大正8年生まれで、満州からシベリアへと抑留された一人だ。芝居の中にも、シベリアに連れていかれる兵士のことが語られていたが、ひょっとして、苗村さんと父がどこかですれ違ったかもしれないと思うと不思議な気がした。
この資料館には、シベリア抑留関連の資料が豊富で、それもびっくりだった。そこに展示された数々の絵や写真に、父の悲惨な抑留生活を思った。そして、そこから父が「生きてもどった」からこそ、ぼくがいる、という事実に、改めて粛然としたのだった。(Y.Y.さん)


●今日新宿住友ビルに来たのは、この平和祈念展示資料館で行われた瀬田ひろ美さんのひとり芝居を見に来たためでした。

瀬田さんは川口にある劇団キンダースペースの主宰の方で、吹替えなどでもご活躍されている方。
そんな瀬田さんのひとり芝居は苗村富子さんが満州でソ連軍の侵攻によって、命がけの逃避行をして、日本に戻った時のことを描いた「平和の礎」をもとに作られたものです。
三脚の椅子は苗村さんの心に寄り添う夫や家族。
ともに寄り添い、心に大事に置かれていたその絆も戦争、そしてこの壮絶な引揚げによって次々に朽ちてゆく。
その心の空しさや哀しみを表す気力さえ辛い体験の中で削がれていた事が伝わってくる。椅子をそっと倒す瀬田さんの姿になんともいえない虚無感を感じた。
苗村さんはひとり帰国出来たのだが、手記を書けるようになるまでにどのような心の葛藤や揺れが襲ったのかと想像してみたが、決してその想像には敵わない数多くの闘いが、生きて帰った彼女にはあったのだろう。

身近な人が目の前で亡くなる。そんな経験は戦争ではないが自分にもある。
僕は今も心の底から癒されたわけではない。
今も夢に見るし、うなされ、あの頃も今も自分の弱さに情けなくなる。

最近もテロなどが世界で数多く起こり、決して平和とは言い切れない世界だ。
満州で苗村さんが戦争に満州は関係ないだろうと思っていたそんな気持ちが裏切られたように、自分たちにもそのような危機が襲わないとも限らない。
そう考えると、とても怖い。

だからこそ戦争の痛み、戦後も戦争の爪痕に苦しむ人たちがいたこと。
戦争が続いているかのような経験を長らくしながら、それを乗り越えてきた人たちの声を今一度聞いておきたい。
改めてそう思うのでした。(D.O.さん)


●今日は新宿住友ビルにある平和祈念展示資料館に、一人芝居「生き地獄からもどったわたし!」を友だちと5人で観に行ってきました。

劇団キンダースペースの瀬田ひろ美さんが、満州(現・中国東北部)からの引揚げ体験をつづった苗村富子さんの手記
を演じられています。
ソ連軍から逃げるために、子どもを3人連れて命がけで歩く歩く歩く、さらに走らなければならない。
苗村さん、子どもたち、兵隊さん、看護婦さん、横たわる高齢者たち。
瀬田さんを観て、語りを聴いていると目の前に情景が浮かびあがってきます。
白い椅子がそっと倒される(子どもが亡くなる)たびに胸をぎゅっとつかまれるようで涙が浮かんできました。
終わってから時計を見ると30分以上経っていたのに、あっと言う間に感じました。
それだけ引き込まれていたのだと思います。
その後、資料館の展示を見ました。
戦後強制抑留や海外からの引揚げの展示は一人芝居を観た後なので、とても心に響きました。
戦争は戦争している間だけではなく、終わってからも苦しみは続いていく、たいへん辛いものなんだといくことをあらためて感じました。
瀬田ひろ美さんには、ずっとずっと演じてもらって、もっとたくさん人に観てもらいたいと思います。(Y.T.さん)


●昨日は、劇団キンダースペースの瀬田ひろ美さんの一人芝居「生き地獄から戻った私」を観て来ました。瀬田さんの一人芝居は満州から引き揚げて来た実在の女性の手記を立ち上げたもの。白い衣裳でスッと舞台に立ち、その眼差しは過去と現在をつなぐように澄んでいました。その口から語られる戦争の悲劇は本当に痛ましくて・・・何度も何度も胸を締め付けられました。今度は子供にも見せて上げたいです。(S.K.さん)


●時間的に14時の部なら大丈夫とわかり出かけてきました。

3脚の白い椅子、大きなリュク、風呂敷包み、主は、語りと僅かな動きのひとり芝居。実像が浮かびあがりその中に入り込みました。
無料では、恐縮する思いです。
素敵なお誘いをありがとうございました。
感謝です。(Y.T.さんのお友達


おととい新宿住友ビル内にある「平和祈念展示資料館」に出かけました。一番の目的は夏休みイベントで、引き揚げ体験を演じる一人芝居「生き地獄から戻った私」の観劇です。この資料館を訪れるのは2度目、住友ビル内に資料館が出来たというので来館して以来です。
総務省委託の施設で、悲惨な「満蒙開拓団」「シベリア抑留」の実態は見られるが、なぜ日本人が中国東北部や太平洋の島々へ行ったのか、いかざるを得なかったのかの説明は一切ありませんでした。
一人芝居は、満蒙開拓移民団の花嫁募集に応募し、「満州」に渡った苗村富子さんが敗戦で、命がけの逃避行の状況を描いています。演じているのは劇団キンダースペースの、瀬田ひろ美さん。さすがに舞台づくりはうまく、とても芝居の舞台に見えない場所に「戦場」を再現していました。3つの椅子が効果的に使われ、3人の子どもの死をひとつずつ椅子を倒すことにより表現されていて、涙を誘いました。


新宿の住友ビルの平和祈念展示資料館で、瀬田さんの一人芝居を観ました。戦争体験者を身内に持つ、最後の世代の僕たちが、何を子供に残していけるか? 大きな課題です。(G.N.さん)

良いお芝居のご案内を、ありがとうございました。
心の深い所に何かが沈んでいます。3日経ちますが、この間色々なことが浮かんで来ました。
父や母の戦中戦後、父母の知り合いや親戚の話、様々な体験談……などなど。
瀬田さんのお芝居は、情景が浮かび、五感で受け止めるので、深く入って来るのですね。シンプルな舞台、衣装なのに、リアルに感じました。芸の力!! また、機会がありましたら拝見したいです。(K.F.さん)



館内アンケート(23日)より
一人芝居がすごく良かったです。
今日の「生き地獄から戻った私」は良かった。
一人芝居は初めてでした。大変良かった。感動しました。
瀬田さんの一人芝居、素晴らしかったです。今後も続けて下さい。
一人芝居良かったです。涙が出ました。ぜひ続けていただきたいと思います。
一人芝居は、当時の引揚者の悲惨さが良く分かり、心がつまりました。
引揚げの話を何となくは知っていましたが、長く辛い中を耐え抜いたのだと改めて一人芝居で感じることができました。想像もつかない事ですが歴史の中に重く残ることなんだと痛感しました。
一人芝居とても良かったです。子供と一緒に見ました。内容が分かり易くとても良かったです。お友達にも紹介したい資料館です。
一人芝居では実像が浮かび上がり、訴えが伝わりました。ありがとうございました。
瀬田さんの一人芝居は一人の女性の苦悩がよく伝わりました。