2014舞台写真はこちらから御覧下さい【撮影: Jun Hori】
※2014年8月10日にいただいた感想です。
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●いかに自分たちが恵まれた時代に生まれてきたのか、その幸せを痛感しました。
先日の広島原爆が投下された日の番組特集で、この体験を語り継いでいく人がもういない、という話を現地の語りの会の方がお話されていた事を思い出しました。
こういったイベントってとても大切だと思うし、もっと沢山の人に観て、聞いてもらいたいなと強く思いました!
今の私が実際引揚を体験していても途中で諦めてしまうなとか、絶対逃げてしまうな…と思ってなんだかすごく悔しくなっちゃいました…
もっと色々観て聞いて感じて…
いつか私も瀬田さんのようにこういった作品と向かい合えるようになりたいです!
●お疲れ様でした。これからも引き続きやってってくださいね。うちの父親はシベリア帰りでした。
夏にこういう公演を見る機会は多いですが、やはりやっていくべきものだよな、と思います。
●私の祖父は、終戦時、陸軍書記官として満州にいました。父は満州生まれ。その後、引き揚げで博多にたどり着いたそうです。
若い頃、そんな時代を残せたらなんて芝居をかじりましたが、身体を壊す方が先でした。だから、凄く、観たかったのです。
●実際にあった話の一人芝居。聞き入りそして見入りました。満員でしたね。一人芝居初めてのいとことその友人、満足したみたいでした。衣装の白は良かったですね。清潔感そして景色が見えました。芝居は良いですね。
●お話を聞いていて、あの当時は本当に辛い出来事の連続だなぁ、せっかく、幸せになれると思って渡った先でひと時の幸せを手にしたと思ったら何故か命を狙われる。ようやく命からがら日本に帰れると思ったらお腹を痛めて産んだ3人の子どもは死んでしまうなど、本当になんの為に嫁ぎにいったのだろう?と呆然となってしまいました。
公演後に展示コーナーも見たかったので見に行きました。
……でも公演あとなのでなんか落ち着いて見られませんでした。どうやら自分で思ってるよりも、話の内容に衝撃を受けていたようです。
そんな中展示を見ていたらシベリアに連れて行かれた人の絵画があり、今度は祖父の事を思い出してまた落ち着かなくなりました。
実は祖父がやはりシベリアに連れて行かれて、そこから生きて帰ってきてくれたのですが、私はその話を祖父が亡くなってから知ったんです。祖父から直接戦争の話は聞いたことがなかったので、間接的とはいえ、祖父の軌跡を知れたことに喜びと、味わった苦痛などを思うと涙が出そうでした。
生前、そんな話を全く出さなかったので、戦時中の話はしたくなかったのかな?と思います。
もしも今も健在だったら色々な話を聞きたかったなぁ、と思いました。
●表現者としてこの時期にやらねばならないこと、やるべきことを、やっていられることに敬服しました。もっともっと持続されんことを願っています。
※2014年7月26日にいただいた感想です。
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■夢を描いて 満州へ行き 最初のシーンは 本当にのどかで 瀬田さんの語りで 本当に幸せな気分でした
それが ある時 ソ連兵が やって来て 逃げなくてはならなくなった
まだまだ 小さい子どもを抱えて 逃げる お母さんはどんな 気持ちだったでしょう
この 満州で暮らし 戦争に巻き込まれた 一人の女性を瀬田さんは見事に演じていました
小学生の低学年位の女の子も集中して聞いていました
今回は照明が入り 効果音そして 瀬田さんの語りと昨年より さらに 良くなったと 思います
椅子やリュックをうまく使っていたのもいいですね
現代に生きる私たちは どうしても こういうことが あったと 言うことを 忘れてしまいます。
こういう 語り継ぐと言うことは とても大切なことだと 思います
■今回もやはり良かったです
昨年も拝見しているので結末はわかっているはずなのに、
「どうかもう彼女が辛い目に遇いませんように」と願ってしまうし
いつの間にか語り手の経験が自分の経験の一部になった気がして身につまされたり。
真夏のとても暑い日に
肌に染み込んでくるような余韻の残る、いい時間でした。
世の中に戦争の存在していた事実を改めて認識する上でも、非常に貴重な体験だったと思います。
是非に、とお薦めしたい
■劇団キンダースペースの女優 瀬田ひろ美さん出演の一人芝居 平和の礎「生き地獄からもどったわたし」に伺いました。
30分程の芝居でしたが、満州吉林でホテルを経営していた私の祖母や叔母達が、どんなに辛い思いをして本土を目指したか、私の心に突き刺さって来ました。
今の日本の平和を祖母達が作ってくれたことを思うと、私は孫の世代に平和を守る意味を伝えなければと、心から思いました。
■私たち演劇人がやらねばならない仕事の一つに戦争の残酷さや平和への願いを語り継ぐ使命があると思う。
瀬田さんの芝居は大袈裟な演技ではなく客観的な眼で主人公の体験を語りかけて行く。
悲惨な場面を絶叫するのではなく言葉として切々と語りかけることにベテランの味がありリアルがある。
地上48階のという高いところでの舞台は初めてだ。
8月10日も午後2時から上演される。入場無料。夏休みにお子様を連れて行かれては如何でしょうか。
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