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『喪服の似合うエレクトラ』は、アメリカのノーベル賞作家、E・オニールが1931年に書き下ろした戯曲作品です。1865年〜66年アメリカ・ニューイングランドを舞台にしたこの作品は、ギリシャ悲劇の作家アイスキュロスのオレスティア三部作の構成と人物配置をほぼそのままたどってはいますが、優れて現代的な人間の自我の確立への欲望とその崩壊を描いています。
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2002年12月11日(水)〜15日(日) シアターX(カイ) &03-5624-1181 |
構成・演出 原田一樹 美術/松野潤 照明/森田三郎 久富豊樹 音楽・音響/熊野大輔 田島誠治(KOOL Stage) 衣裳/小池れい 小道具/高津映画装飾(株) 舞台監督/北条孝(ニケステージワークス) 印刷/時の美術社 制作/白沢靖子 村信保 協力/キンダースペースワークユニット キンダースペース友の会 |
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(コスモプロジェクト) |
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(フリー) |
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(劇団大樹) |
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アニー |
(スターダス・21) |
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(フリー) |
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ボーデン夫人 コロス |
(the 30's) |
ヒルズ夫人 コロス |
(フリー) |
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スモール コロス |
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ジョウ コロス |
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マッケル コロス |
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コロス |
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もうすぐ初日ワークショップ ※キンダースペースでは毎回の公演稽古中、演出家・原田一樹を中心に、上演作品を通しての芝居作りの行程や作品の紹介、また演劇そのものの持つ魅力についてなど、演劇をより身近に感じていただく為の無料のセミナー形式ワークショップを行っております。 |
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初体験!! やっと今年中に実現できた!! |
急いで登場! 原田さんのお話はいろいろ今も考えたりしちゃうくらい面白かったです。 |
楽しみです。 昨夜はありがとうございました。 |
いってきました。 私も原田さんのお話と白○屋で色々な話を聞く事がで気ました。原田さんのお話は小学校のとき先生から聞いたときのような気分でした。 |
アリガトウございました! 原田さんの独特なお話を堪能しました。 |
追い込めぇ〜 「もうすぐ初日ワークショップ」、ありがとうございました。ほんと盛況でしたね。初めて写真撮られたよ。(笑) |
えれくとら ギリシャ悲劇についてはほとんど無知に近い私です。 |
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とても骨格のしっかりした見ごたえのある芝居でした。長時間であったが時間を感じさせなかった。装置・音楽・衣装・照明もなかなかすばらしかった。おつかれさま。ありがとうございました。(男性) | 正直、こんなにシリアスな舞台を観たのは初めてなので何と言っていいかわからないのですが、とにかく次の展開が気になって仕方がありませんでした。自分もその場に一緒にいるような感覚ですごく緊張しました。オリンが自殺する場面とヴィニーが家に閉じこもる場面が凄く印象的でした。 (俳優 男性) |
神を失っていながら、神を信じない、という形で、神を信じている以上に神に縛られている人達、という辺りの圧迫感が非常に鮮明に表された作品だなと思いました。 また、キャラクターを滑稽なまでに単純化し、ディフォルメしていたところが、舞台を客席からわざと離し、孤立したものにしたこともあいまって、まるで人形劇のような閉鎖的なおかしさと不気味さをかもし出していて、非常に興味深かったです。どうもありがとうございました。(俳優 男性) |
近代の終わりと、一族の歴史の終わりを大量のせりふで丁寧に重ね塗り的にうまく描いた。【南の島】は前近代の象徴でしょうか? 知的に構成されていながら、十分に潤いもあり、楽しめました。(会社員 男性) |
お父さんの人柄が最初はイヤな人なのかと思っていたのに、その人の登場から人柄が誠実な人なんだと思い、その人とやり直せないクリスティンがかわいそうだった。最後までヴィニーが屋敷とマノン家にとらわれていて、開放してあげたいと思った。(学生 女性) | 今回の作品は自分にとってよいお話だった気がします。それと舞台セットが素敵で良かったです。音も好きでした。これからもこのような深い作品作りに期待しています。 (女性) |
とても人間の心の奥深い部分をついていて、すごくドロドロした内容ではあるのに、すごく好きです。何とも言えない(言葉には表せない)ほど、すごくよかったです。お疲れ様でした。(学生 女性) | さすがに人間というものを考えてしまいました。人の心の中に必ず入っているものだと思います。愛が深いほど、また人は憎しみも深いものだと思いました。今日は来てよかったです。とても面白かった。(男性) |
パンフレットより 演出 原田一樹 |
作家と作品について。 ユージン・オニールは、1888年にニューヨークに生まれ、大学を停学になって後、24才で結核を発病するまで、水夫などの職を転々とし、波止場での浮浪者生活なども経験、その後大学に戻り、本格的に劇作をはじめたのは1916年以降、『喪服の似合うエレクトラ』は、29年から30年にかけて書かれた戯曲です。 |