■鉄道開通、土地の持つ意味の変化の中で、劇的に変化する社会の中での人に対する愛情や、恐怖心やその暴力性が1人1人の中で表出していく姿がとても今の私達にとってアクチャル(現実)なものと改めて感じました。弱者をめぐる解放という名の人をコントロールし、侵入している快感のグロテスクさがとてもよく出ていました。破壊と希望って何なんでしょうね。(男性)
■最後まで、個と個のぶつかることすら出来ないスレ違いの気持ち悪さを感じることができました。最初は少し世界(観)に慣れず違和感がありましたが、半ばから役者さんが客席側の人間と同じ人間としてではなくキャラクターとして自分の中に捉えられている感覚がしてきました。台詞も独特でかなりの非日常であるのに、そこに一つの世界があるように思われました。
とても感覚的ですが、「演劇を見たー」という充実感がありました。(23・女性)
■複数の話をうまく構築し、役者も大変うまく演じ、近来稀にみる咬めば咬むほど味の出るステージでした。チェーホフの本を読んでみたくなりました。(60・男性)
■チェーホフの作品を一度見てみたいと思っていたので、見られてとてもよかったです。それぞれの話がとても印象的で最後きっちりした結末がついていないのがもどかしくも考えさせられ、とてもおもしろかったです。あと舞台装置が全てのストーリーを融合するのにとても効果的になっていく。それにも感動しました。すばらしい舞台をありがとうございました。(女性)
■感動しました。本当にすばらしかったです。瀬田さん、難しい役をよく表現されました。
この感動を家まで持ち帰ります。(74・女性)
■チェーホフ的チェーホフの名はどういうことと考えながら来ました。キンダー得意のオムニバスの手法でしょうか、折りなす中で人の感性の理不尽さが出たり入ったりしておりました。人間それぞれの活きがいを年月を経て考えていかないと先のことはわかりません。表現をどこまで具体化するか挑戦をみるところがキンダーとチェーホフをつなぐのでしょうか? 皆様の好演を楽しみました。ゆっくり私の中で熟成します。
楽しみです。(53・女性)
■1人1人がすごく上手だと思った。劇団四季は全部見ているが、セリフだけで、これだけ上手いのもめずらしかった。特にヴァイオリンのじいさん(牧口元美さん)と地主さん(加藤佳男さん)が上手かったです。(52・女性)
■一つの舞台で4つ?の話が繰り広がれ凄かったです。妻の泣きそうでこらえながらしゃべったり、けんかや、死ぬ?シーンとか雰囲気が伝わってきました。難しかったけどいい劇でした。(20・女性)
■とても切ない。(19・女性)
■最初はストーリーがいろいろあってどうなっていくのかと思っていましたが、それぞれつながっていて凄いなと思いました。小説を読んでいる様な感じでとても考えさせられました。すごく良かったです。(32・男性)
■人生や時代、世界各地それぞれの価値観、人類全てに共通する価値観、自然の流れなどスケールの大きな作品だと感じました。すごくよかったです。(31・女性)
■なんだか心に染み込む劇でした。自分の家庭生活や結婚生活についても振り返ってみたら…とのきになりながら見ていました。俳優の方もセリフがしっかりとしていて、味のある劇でした。実は明日会社の会議で40分間、独演をするのですが自分の伝えるべきことをしっかりと相手に伝えるにはベストを尽くさねばならない、自己の心情を吐露することの重要さを感じました。舞台装置もなかなか凄くて、劇らしい劇を見ることが出来ました。チェーホフのすばらしさ、100年前の人間ながら凄いなーとおもいました。
■キラリ☆ふじみのワークショップと合わせて、原田さん内田さんの示そうとしたチェーホフがズシッと胸に響いてきます。前半、やや重いなと感じたことも、ラストに至って溶けて、またいいものを観せて頂いたいう思いでしめくられました。(男性)
■過去、少なからず観て来ましたチェーホフ作品の中で一番素晴らしく、一言では申し上げられません。ただただ、「プラトーノフ」(評判すこぶる高い)を見過しました事が悔やまれてなりせん。(38・女性)
■最初はなかなか入り込めなかったのですが、いつの間にか引き込まれてしまい最後は少し怖くなりました。ちょっと席を立つのに力を入れる必要がありました。考えさせられてしまったのです。自分のことを振り返りながら。(57・男性)
■画家と教師の論争は現実社会とそこに在る矛盾を突いている永遠の問いなのかも知れない、ソーポリと居るはずのない患者は、私とかつての教え子の姿のように思える。ピョートルとナターリアは私たちを含め多くの夫婦の有り様だ。この作品は高く評価されて然るべきである。(50・男性)