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■とても充実した内容で2時間半近くがあっという間でした。多彩な人物が次々と交錯して登場しながら展開するドラマに圧倒されました。「プラトーノフはなぜ死ななければならないのか」現代の日本人にするどく重い問いかけと思います。桜井よし子の「迷わない」という著書が大ヒットしているそうですが、「求めること、惑うこと、迷うこと」が人間の証しではないでしょうか。舞台に壁もドアもなくて自由に現れ、消える人物たちは、生身の人間というよりも、「迷える魂」に見え、舞台奥の暗がりは「死の世界」に思えました。人間が生きる「人生」について、深い洞察のある、すばらしい舞台でした。【女性】
■観劇後、やっぱり「スカッとしない」。でもセリフの中からひとりひとりの生き様を感じました。もう一度観たいと思うのは何故でしょうか。【51歳 女性】
■「チェーホフ的な、あまりにチェーホフ的な」と良い意味で言える舞台。人間味のエグさが喜劇で描かれる、これこそチェーホフの味だと思います。【32歳 男性】
■あっという間の時間でした。普段起こっていることばかりが舞台で行われています。苦笑いでずっと観ていました。私はあの中の誰を演じているんだろう。【55歳 男性】
■初演から7年が経ったのですね。あの時は笑えなかったけど、今日は笑えました。幅が出来たのかな? いろんな意味で。【47歳 男性】
■プラトーノフの人間たらしがとても魅力的でした。ひとりひとりの登場人物の描かれ方が奥深くて、どの人物にも感情移入してしまいました。やっぱりチェーホフはすごいと、改めてガツンとやられました。また上演してください。チェーホフ、ハッピーバースディ! 【29歳 女性】
■「プラトーノフ」1/30に観ました。
圧倒的な構成力ですね。
ぐいぐいと観客を引き込んでいく展開はさすがです。
パンフに結末が書いてあるところで演出家の自信の程が伺えましたw
普通登場人物があれだけ多いと関係がわからずうんざりするものですが、誰一人として端役ではなくれぞれの世界が出来上がっていました。とくに今回は女優さんたちが凄かったですね。
この劇団を観るようになって20年ちかくなりますが今まで見たなかでも傑作の一つでしょう。
最後に男性の観客のだれもが思ったであろうことを...
「ああっ!白州このヤロー!!」www 【男性】
■当日パンフレットの冒頭に、主人公が死ぬことが書いてある。何故、彼は死ななければならなかったか?演出が勝負している。
フライヤー写真は廃墟である。文明が人間が朽ちる時ということか。貴族の没落を背景に、主人公を中心に愚かなる人の仕業が繰り広げられる。愚かが故に醜くも美しい。成長の果てに身の程を知らず愚行を繰り返す現代にもどこか通ずる。
前半、ややこしい多くの人間関係に少々の混乱を覚える。それが休憩明けの後半から具体的な関係性をもって鮮やかに描かれ、強い印象となる。疾走感のある立体的な演出に冴えを感じる。物語に引き込まれる。あとは終盤まで、あっという間。
何故、彼は。自死の狂言を経て、愛したのか否か、ただもっとも自身の原点に近かったであろう女性に殺される。ノスタルジーによる死か。過去は帰らない。安住の女性がいながら贅沢なこと。人は愚かであるが故に愛らしいものでもある。
私達は故なき自信のために傲慢になってはいないか? 後付けの感想である。
芝居は、紛れもなく群像劇だった。ベテラン俳優のアンサンブルが構成する空気が得難い空気を描くなかで、劇団員の頑張りが印象に残った。準若手、準々若手、老新人、新人、さらに常連客演、まだ若い客演、新客演など、みなイキイキと映った。瀬田さん、もと果さん、古木さんが役割にプラスアルファを持たせ、平野くん、大桑さんはチャレンジを繰り広げる。座組、作品への演出の愛だと思った。
そうした調和のなかでオシップ三島のアクセントのきいた演技と身体性が素敵だった。P平野の暴れる身体との対比も面白かった。プラトーノフ白州の無回転シュートのようなブレぶりに味があった。
劇団として作る演劇の縁取りが見え、ポテンシャルが高く、紛れもなくいい作品であった。著名作の普遍性も感じた。次節、洋物、和物いずれに取り組むのか興味深い。【男性】
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