9月22日
■石川県中島高校 モノドラマ公演
演出/原田一樹
出演/平野雄一郎【貧の意地】(太宰治作)
   小林元香【アグニの神】(芥川龍之介作)
七尾市中島農村改善センターホール

11/17 北國新聞 中島支局 うなばらより

 先日、太宰治の「貧の意地」という作品を読んだ。
中島図書館で借りたのだが、人情味ある話に引き込まれ、太宰文学の奥深さを再認識した。
 きっかけは、劇団キンダースペース(埼玉県)が9月下旬に
七尾市役所中島支所で演じた一人芝居を鑑賞したことだった。

 ひとり芝居の公演は毎年、中島高校の生徒を招いて行われている。
とっつきにくいと思っていた文学作品も演劇を通して見れば新鮮に感じられた。
作品を音読してみると、日本語の味わい深さにも気付くことに。
 秋の夜長に、次は何を読もうかと考えている。

田口雅士氏