キンダースペース 熊本deガヤガヤ会(4)

の日は、キンダーの熊本進出の初日であり、それはおそらくのことではあるけれど「友の会九州支部」創設の日である。
縄文人さんの元戦友は、学生時代映画監督をめざしていたのだという。
けさくさんが来春の熊本公演のために、九州に関する素材やアイデアをもとめたところ、元戦友氏は湯水の様にアイデアを出しては饒舌に語りはじめた。
そのお仲間も、旧石器夫人を「タワラさん、俵さん(サラダ記念日の俵万智 に似てるということらしい)」と呼ぶわで、広告関係に従事されているからかなかなかの個性派揃いである。
個性ではキンダーの俳優さんも負けているな、と笑ったのは俳優さんへの皮肉ではない。
九州支部の面々の個性は、人生の荒波を乗り越え長年の経験を積み上げた上でにじみでたものであるから、勝てなくても当たり前のことである。
そういう個性の持ち主の方々に愛されて、幸せなことだと笑ったのである。

会は十二時前にはおひらきとなり一同解散。
明日を控える俳優陣も、お疲れ気味の追っかけ隊もホテルで就寝とあいなる。
私はホテルで仕事をしていた桃男のよみびとしらず氏、今回スタッフで参加していた氏を呼び出し、昔なじみのクラブに向かう。
版画を彫る棟方志功の様に熱心にメモをとる演出家が、なにを書いているのか見てみたいものだというと、よみびとしらず氏は何て書いてあるかわかんないッスよとのことだった。
よみびとしらず氏は、二十二歳のホステスに熱心に芝居のハナシをはじめる。
前日その娘は、劇に興味があると言っていたがそれはまんざら嘘ではなかったらしい。
私といえば、九月十日に二十一になるという娘に…
それは
内緒である

だからさぁ、二日間に渡って
←こ〜んなご夫妻と天草・阿蘇をご一緒したわけですよ。
夜な夜なおネェちゃんのいる店に行ったのなんて、大目に見てほしいのである。

(了)